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農林水産省

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G8シーアイランド・サミットの結果概要

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平成16年6月
農林水産省

平成16年6月8日(火曜日)から10日(木曜日)までの3日間、米国ジョージア州シーアイランドでG8サミット首脳会合が開催され、G8議長サマリー及び付属文書が公表されたところ、その概要は次のとおり。

1.出席者

日、米、仏、英、露、独、伊、加、EU

2.主要議題

(1)世界経済、貿易
(2)開発(途上国支援、アフリカ問題、科学技術等)
(3)安全保障(大量破壊兵器不拡散、テロ対策)
(4)地域情勢(中東情勢)

(注)6月9日(水曜日)に拡大中東・北アフリカ諸国、10日(木曜日)にアフリカ諸国との間で、G8首脳が対話。

3.G8議長サマリーの概要(農林水産省関連部分)

(1)貿易
7月までにWTO交渉を再び軌道に乗せるための枠組みを作り、ドーハ開発アジェンダを迅速に完結できるよう、閣僚に対して指示し、全てのWTO加盟国に対して要請。
ロシアのWTO加盟に向けた最近の進展を歓迎。

(2)アフリカ問題
アフリカの角地域における飢餓循環打破、農業生産性向上、食料状況不安定国における農村開発促進に関する新たなイニシアティブを発出。

(3)持続可能な開発のための科学技術
持続可能な開発のためには、国際協力と環境の改善に関する行動が必要であることを指摘し、3R(廃棄物削減、再使用、再生利用)イニシアティブを支持。

4.G8シーアイランド・サミット付属文書の概要(農林水産省関連部分)

(1)G8貿易ステートメント

[1]WTOドーハ開発アジェンダについて、主要なイシューについての枠組みを作り、広範囲の交渉を再び軌道に乗せるため、7月末までに迅速に行動することを決意。

[2]貿易歪曲的な農業補助金と市場アクセスの障害の実質的削減、物品貿易の市場開放、サービス貿易の拡大、貿易円滑化のための関税ルールその他関連手続の改善、全ての国特に最貧国の開発という5つのイシューの打開についてコンセンサスが現れつつあることや、全加盟国のセンシティビティに留意しながら、全ての分野において野心のレベルを維持すべきことに言及。

[3]農業交渉では、農業分野の改革に向け、ドーハで確立された目標をかなえるための歴史的機会の寸前にあることを認識しつつ、全ての形態の輸出競争、国内支持、市場アクセスに関する包括的な交渉のために、7月までに枠組みを作ることが次のステップであることを指摘。

[4]途上国に対し、その開発政策等に貿易を段階的に統合する努力を一層傾注することを要請し、貿易に関する能力開発のための技術支援を提供することを誓約。

(2)アフリカの角地域における飢餓循環打破、農業生産性向上、食料状況不安定国における農村開発促進に関するG8行動計画

[1]エチオピアで慢性的な食料不足に直面している500万人の食料安全保障を達成するための、農村インフラの整備等に対する支援

[2]食料状況不安定国において農業科学技術を発展させ、農業生産性を向上させるための、ネリカ米イニシアティブへの支援
等について記載。

(3)持続可能な開発のための科学技術

[1]G8エビアン・サミットで策定された「持続可能な開発のための科学技術G8行動計画」へのフォローアップとして、

  1. 閣僚会議における、世界的な農業問題に対する技術的解決の提供(2003年6月に米国カリフォルニア州サクラメントで開催)
  2. アジア森林パートナーシップ、コンゴ・ベイスン森林パートナーシップ等を通じた持続可能な森林経営、違法伐採対策の促進
    等が報告。

[2]3R(廃棄物削減、再使用、再生利用)イニシアチブを、2005年春の日本(環境大臣)主催の閣僚会議で開始することに言及。
経済的に合理的な範囲での3Rの実践、廃棄物の越境先での再使用・再生利用に向けた処理を推進するための国際障壁の削減や、3Rのための官民協力、科学技術の促進、途上国との協力等に取り組むべきことに言及。

(4)大量破壊兵器不拡散に関するG8行動計画
人間、動物、農作物に対するバイオテロ攻撃を探知するバイオ監視能力の拡大、これに対する予防、対応能力の向上、世界的食料供給に対する保護増進等について記載。

お問い合わせ先

大臣官房国際部国際経済課WTO等交渉チーム
ダイヤルイン:03-3502-8057
FAX:03-3591-6765