このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

G8グレンイーグルズ・サミットの結果概要

  • 印刷

平成17年7月
農林水産省

平成17年7月6日(水曜日)から8日(金曜日)までの3日間、英国スコットランドグレンイーグルズでG8サミット首脳会合が開催され、G8議長サマリー及び付属文書が公表されたところ、その概要は次のとおり。

1.出席者

日:小泉首相(5回目)
英:ブレア首相(9回目、議長)
米:ブッシュ大統領(5回目)
仏:シラク大統領(11回目)
露:プーチン大統領(6回目)
独:シュレーダー首相(7回目)
伊:ベルルスコーニ首相(6回目)
加:マーチン首相(2回目)
EU:バローゾ欧州委員長(1回目)

(なお、EU議長国首脳も毎年出席しているが、本年後半は英国がEU議長国。) 

2.主要議題

(1)アフリカ(紛争解決支援、感染症対策支援、援助、投資及び貿易の促進等)

(2)気候変動(科学技術開発・普及促進、途上国のエネルギー需要増大への対応、違法伐採対策、3Rイニシアチブ等)

(3)世界経済と石油、貿易、知的所有権保護

(4)安全保障(不拡散、テロ対策)

(5)地域情勢(中東、アフリカ情勢等)

(6)津波(早期警戒システム等)

(注)7月7日(木曜日)に新興経済諸国及び国際機関、7月8日(金曜日)にアフリカ諸国首脳及び国際機関との間で、G8首脳が対話。  

3.G8議長サマリーの概要(農林水産省関連部分を中心に要約)

(1)ロンドンのテロ攻撃
野蛮な攻撃への非難と犠牲者への深い哀悼の意を表明。

(2)気候変動
直面する課題に対し緊急に対策を取ることを決意する。G8行動計画に約束の内容を示す。クリーンエネルギー技術の市場開発等のための措置をとる。

(3)アフリカ及び開発
成長促進のため、投資環境の改善、アフリカにとって貿易が機能するようにすることなどに合意。2010年までにアフリカ向け援助の倍増に合意。

(4)貿易
ドーハラウンド交渉全体の成功に向け努力を倍増する。WTO香港閣僚会議までに要点について合意し、2006年に最終合意できるよう、政治的モメンタムを注入する。農産品、工業品及びサービス貿易に対する更なる市場の開放、貿易歪曲的国内補助金の削減及び一定の期日までのすべての形態の輸出補助金の廃止に関する約束を再確認する。交渉においてLDC諸国の関心品目を取り扱うことを約束。 

4.G8グレンイーグルズ・サミット付属文書の概要(農林水産省関連部分)

(1)G8貿易ステートメント

[1]交渉が野心的かつバランスのとれた成果となるよう作業を促進する。2006年末までに交渉を結論に導くため、より切迫感をもって作業するよう全加盟国に要請する。12月の香港閣僚会議は、2006年末までの交渉終結に向けた重要な足がかりとなる。

[2]開発途上国の参加拡大、南南貿易を含む貿易拡大及び地域統合の支援について約束する。特にLDC諸国が、国際貿易システムへの統合に問題を抱えていることを認識し、同諸国の経済改革の実施を促すよう、交渉において適切な柔軟性を確保すべく努める。

[3]農業については、貿易歪曲的国内支持の実質的削減、市場アクセスの実質的改善、すべての形態の輸出補助金の撤廃を約束している。また、非農産品の更なる市場開放、サービス貿易の機会の拡大、貿易ルールの改善、貿易円滑化及びLDC諸国の産品に対する無税無枠の市場アクセスという目的についても約束している。ドーハで合意した野心を達成するため、加盟国のセンシティビティを認識し、全ての分野において、高く一貫した野心の水準を追求する。

(2)アフリカ
民間企業の成長及び開発における重要性、ドーハラウンドの野心的かつバランスの取れた帰結及び12月の香港閣僚会議の重要性、貿易能力の向上、食品等の輸出に係る現行及び新たな衛生及び安全上の基準への適合及び国際基準設定機関への参加促進支援、NEPADにおける包括的農業開発プログラム(CAADP)等と連携した農業生産性向上等に対する支援の合意、フェアトレード産品の市場拡大を歓迎すること等について記載。

(3)気候変動、クリーンなエネルギー及び持続可能な開

[1]違法伐採に対する取組

 

  1. 違法伐採が、アフリカ等の最貧国における多くの人々の生活、環境劣化、生物多様性の喪失、森林破壊、世界の持続可能な開発へ影響を与えることを認識。特に、コンゴ川流域、アマゾン等の炭素吸収源としての重要性を認識。
  2. 違法伐採対策への取組みが森林の持続可能な経営に向けた重要な一歩であることに合意し、この問題に効果的に対処するため、木材生産国と消費国双方からの行動が求められる。
  3. G8環境開発大臣会合の結論を承認。各国が最も効果的に貢献しうるところから行動し、同会合の結論を前進させる。

 

[2]再生可能エネルギーの利用促進
バイオ燃料等の研究開発及び利用に関する協力の推進、バイオマス及びバイオ燃料の普及のための国際バイオエネルギーパートナーシップの創設等について記載。

(4)不拡散に関するG8行動計画(生物テロへの対処)
生物テロの脅威への対策強化を約束。生物兵器禁止条約の枠組みにおいて実施されている科学者の行動規範の策定等の作業への参加を促進すること等について記載。

(5)アフリカ行動計画実施報告書
G8カナナスキス・サミット(2002年)において採択された「アフリカ行動計画」の進捗を報告したものであり、農林水産省に特に関連するものとしては、ネリカ米の研究及び普及に対する支援の実績等について記載。

お問い合わせ先

大臣官房国際部国際経済課WTO等交渉チーム
ダイヤルイン:03-3502-8057
FAX:03-3591-6765