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夫婦で独立して農業  ~やりがいと楽しさが原動力~

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佐々木さん

佐々木 亨さん・祥子さん (秋田県)

 

<プロフィール>

 亨さんは、大学を卒業後、東京都内や大分県でIT関連の企業勤務を経て、平成20年(27歳のとき)に、兼業農家だった実家にて農業を始め、翌年に経営を継承した。実家でもともと生産していた水稲に加え、初年度は1人でネギにチャレンジ。その後、水稲の面積を増やしながら、ミニトマトやホウレン草など、作る野菜を工夫し、生産の体制を整えていった。平成23年に、同い年の祥子さんと結婚。以降は、祥子さんも参画し、夫婦2人が主体となって「五平農園」の経営を行っている。

(経営内容:水稲7ha、ハウス250坪、露地畑20a)

 

 Q 年間の仕事スケジュールを教えてください。  

《亨さん》

我が家ではお米と野菜の生産を行っていますが、私は主にお米を担当しており、4月上旬の種まきから始まり、10月いっぱいくらいまでかけて収穫の作業を行います。雪の多い地方なので、冬場は家の周辺やハウスの除雪も仕事のひとつです。また、会計関係の事務作業も秋から冬の時期に集中して行っています。

《祥子さん》

私は主に野菜を担当していて、春はさやえんどう、夏はミニトマト、冬はホウレン草と、年間を通じて数種類の野菜を生産しています。春頃の稲の苗の管理や、秋頃の出荷時期などは、夫と一緒にお米の関係の作業も行います。

佐々木さん年間スケジュール

 

 

Q 日々の勤務時間や、休息・休日のとり方はどのようになっていますか?

亨さん(主にお米を担当)の夏場の1日

 佐々木亨さんスケジュール

祥子さん(主に野菜を担当)の夏場の1日

 佐々木祥子さんスケジュール

《亨さん》

夏場が繁忙期となるため、朝は5時頃から作業を始めます。昼間の暑い時間帯には力仕事など無理な作業はしないこと、また、翌日が朝早い時は夜早めに就寝し、逆に作業が遅くまでかかった時は翌日の作業開始を遅くして睡眠をしっかりとるようにするなど、体に無理のないスケジュール管理を心がけています。冬は、6時頃に起床し、除雪などを行います。

《祥子さん》

定期的に休日をとることはなかなか難しいですが、作業の合間には友達とご飯を食べに行ったりして、リフレッシュしています。

 

 

Q 収入はどの時期に入るのですか?

《亨さん》

お米は主に10月にJAや米屋へ出荷するので、その時期にまとめて収入があります。また、いくらかは翌年6月頃までかけてスーパーの直売で販売しており、こちらは月単位でお金が入ります。野菜は、スーパーへの直売が主で、それぞれの収穫の時期に、出荷量に応じた収入があります。

《祥子さん》

私は年間を通じて、家族経営協定(※)に基づいた一定の額(給与)を夫からもらっています。 

※家族経営協定・・・家族農業経営における経営方針や役割分担、労働時間・報酬といった就業条件などについて、家族間の話し合いに基づき、取り決めるもの。

 

Q 今の仕事のいいところは?また、大変なところは?  

《亨さん》

全て自分の裁量でやれる、というのが一番いいところだと思います。何を作るか、前の年の反省を踏まえてどう改善するかなどは自分次第ですし、それに伴って収入が変化します。今は経営を始めて間もない段階ということもあり、収入的には大変と感じます。

《祥子さん》

スーパーの直売で自分の野菜が売れているところを見たり、おいしいと言ってもらえたりするのは本当にうれしいです。毎日楽しんで仕事をしています。大変なこと・・・体を使う仕事なので、作業で重い荷物を運ばなければならないのはやはり大変ですね(笑)

 

Q 農業を仕事にする前と後で、イメージは変わりましたか?   

《亨さん》

イメージが変わったということではないかもしれませんが、お金を稼ぐことの難しさを感じました。働いた時間と収入は比例しないというのは、難しいところでもありますが、同時にやりがいでもあります。

《祥子さん》

一番感じたのは、「食べていけるんだ」ということ。結婚前の農業経験は家庭菜園くらいで、それはそれでとても楽しいと思っていましたが、仕事としての農業だと、どのくらい収入があるのか分からなかったし、不安定そうだと思っていました。今は、普通に仕事としてちゃんとやっていけるんだということを実感しています。

佐々木さん ほ場

佐々木さん トマト

 

佐々木さんにとって「農業」という仕事は・・・

単なる収入源ではなく、自己実現の手段です。(亨さん)

生きる上で根底になる「食べ物」を作る仕事であり、リアルな手ごたえとやりがいを感じます。(祥子さん)

 

お問い合わせ先

経営局就農・女性課
代表:03-3502-8111(内線5190)
ダイヤルイン:03-3501-1962
FAX:03-3593-2612