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農林水産省

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戦略行動計画 2005-2006

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1  主要課題

目的と背景

1.戦略行動計画2005*2006は、INWEPFの第2ステージにおける活動方針を示したものである。

2.農業用水は食料生産の要であるばかりか、社会、文化及び環境に対する広いサービスを提供している。農業用水の多面的な役割は認識及び評価された上で、水資源開発と水管理に反映されなければならない。しかしながら、全世界における稲作農業を行う国の割合はそれほど大きくないため、大量の水を必要とする稲作農業に対する人々の認識は相対的に低くなっている。このように、稲作農業に対する理解を醸成していくことが強く求められており、稲作農業を行う国々における共通の問題を解決するため、国際ネットワークの設立が進められてきたところである。

3.2003年3月21日、第3回世界水フォーラムの際に農林水産省はFAOと共催で「水と食と農《大臣会議を開催した。同会議では3つの挑戦「食料安全保障と貧困軽減《、「持続可能な水利用《「パートナーシップ《を掲げた大臣勧告が採択された。(別添1参照)

4.INWEPFは環境に配慮した水田の水管理に関する知識と経験の交換、既存のフォーラムとの連携及び能力開発の実施により、3つの挑戦を実現するためのフォーラムを提供するために設立された。

5.2004年から2005年の間、INWEPF1年目の活動として、INWEPF日本委員会は議長国としての義務を遂行した。INWEPF日本委員会は2004年11月に第1回運営会議と設立記念シンポジウムを開催し、2005年1月にはFAOとオランダ共催の「食料と生態系のための水《国際会議に参加するために暫定的なワーキンググループを設置し、稲作農業を行う国々のために意見を述べた。また、議長国として、INWEPF日本委員会は2006年に開かれる第4回世界水フォーラムにおけるINWEPF分科会開催に向けて積極的に準備調整を行った。

6.2005年から2006年は、INWEPF韓国委員会が議長国としてINWEPFの活動を主導的に推進していく予定である。INWEPF韓国委員会は、この設立2年目という期間に、メンバー国間の緊密な相互連携を図り、INWEPFの役割を確立し国際関係における一機関としての地位を強調するために、国際会議や国際フォーラムに参加するといった活動に取り組んでいくことを計画している。

2  ミッション、ビジョン、期待される成果

ミッション

7.INWEPFのミッションは、生態系の保全に十分配慮した上で、全ての利害関係者と協力し水田における持続可能な水利用を推進することで、3つの挑戦「食料安全保障と貧困軽減《、「持続可能な水利用《「パートナーシップ《を実現することである。

ビジョン

8.INWEPFは、水田における持続的な水利用、環境保全及びガバナンスに関する対話の促進、知識と経験の交換、既存のフォーラムとの連携、優れた実践の開発、能力開発及び革新的な政策かつ管理手法のためのアイデイア形成を行うための開かれたプラットフォームを提供する。

期待される成果

9.2005年から2006年におけるINWEPFの活動は以下の成果が期待される。

  • 多様な環境における水管理及び生態系の保全を含む水田の持つ多面的機能に対する一層の理解。
  • 参加型水管理及び多様なステークホルダーの参加を含む水田における水利用に関するガバナンスへの一層の理解。
  • 2006年メキシコで開かれる第4回世界水フォーラムを含む今後の国際水会議に向け、水田における持続的な水利用のより良い実践の開発及び共通認識の醸成。

3 優先課題

2005-2006におけるINWEPFの活動課題の優先付け

10.2004年2月に東京で開かれたINWEPF非公式準備会合で12の活動テーマ(別添2)が提案された。提案された12のテーマは広い範囲をカバーし、かつ一部重複するため、優先づけを行う必要があり、2004年から2005年までの活動に焦点を当て、再整理するのが現実的である。テーマを絞り込むため、INWEPF日本国内委員会事務局はヴァーチャルミーティング及び準備チームのメンバーにテーマの優先付けに関するアンケートを送付して、優先テーマを選定した。

11.アンケートの結果によると、次の6テーマに多数の支持が得られた。

  • 効果的かつ持続可能な水利用(環境的、社会的、経済的)
  • 地球レベル、地域レベル、国レベルでの貧困削減と食料安全保障に向けた公平かつ最適な水配分・利用(天水農業、かんがい農業)
  • 社会・文化的側面と管理を含めた水田の多面的な利用とエコシステム機能
  • 統合水資源管理に向けた能力開発のための参加型水管理を含むガバナンス
  • 水、農地及び環境に留意したコメ生産システムの持続的管理の向上に向けた良好なガバナンスを図るための政策と戦略
  • 政策立案、政策決定及びプロジェクト管理への農民と利害関係者の参加促進(計画、実施、運用、管理)

12.6つのテーマは重複しており、INWEPFの活動を効率的に行うため、以下の3つのテーマが2004-2005の優先テーマとして位置づけられた。

課題1:社会的、文化的及び経済的観点を踏まえ、貧困軽減と食料安全保障に資する効率的かつ持続可能な水利用の検討

課題2:水田の多目的利用と生態系保全機能

課題3:参加型水管理及び能力開発を含む水田の持続的な水管理の改善を図る良好なガバナンスの構築

13.2005*2006の優先テーマは、項目11の6つのテーマと、2004*2005の上記3つの核テーマに付加する形で設定するものとする。

課題4:政策立案や政策決定、プロジェクト管理(計画、実施、運用、管理)における農民や他の利害関係者の参加の促進

4  2005年から2006年までの行動

a.運営会議

14.運営会議はINWEPFの運営機関であり、活動計画を決定するものである。第2回運営会議は2005年11月にソウルで、また第3回運営会議は2006年に開催される。

15.第3回運営会議の主催者は第2回運営会議で決定される。

b.ヴァーチャルミーティング

16.すべてのINWEPFメンバーはヴァーチャルミーティングの成功のために、主催者であるINWEPF日本委員会に積極的に協力するものとする。

c.ワークショップ

17.ヴァーチャルミーティングや第4回世界水フォーラムのINWEPF分科会で議論された行動計画を実施し、INWEPFの可能性を補強するために、ワークショップの開催が必要である。INWEPF韓国委員会は第4回世界水フォーラム後にワークショップを開催する予定である。

d.拡大会議

18.2005年11月には、「水田における水と環境《と題したシンポジウムが開催され、水田における統合的水管理や環境保全への貢献といったテーマについて議論することになっている。

e.特別ワーキンググループ

19.水田における水と環境を取り扱う国際会議にインプットする論文またはプレゼンテーションを準備するワーキンググループの設立が提案される。

20.必要に応じ、第4回世界水フォーラムに提出する文書の準備のために特別ワーキンググループを組織することができる。

21.特別ワーキンググループはボランティアにより組織され、業務は主にeメールで行われる。

f.ウェブサイトとニュースレター

22.ニュースレターはINWEPF日本委員会が運営する公式ウェブサイトを用いてメンバーに配布される。

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