新潟県 佐渡市
農林水産業システムの名称 「トキと共生する佐渡の里山」
◇平成23年6月 世界農業遺産認定
(写真:佐渡の里山に帰ってきたトキ)
佐渡市では、トキとの共生を目指して、多様な生きものが生息できる環境を整えるために、トキの主な餌となるドジョウなどが生息する水田において「生きものを育む農法」に島全体で取り組んでいます。 水田の水を抜く中干期にも「江」と呼ばれる深みを設置し、生きものの逃げ場となる水辺をつくるなど、1年を通して生きものが生育できる環境をつくっています。
このように、生産の効率化だけでなく、環境に配慮し育てられた米は、「朱鷺と暮らす郷」の名称でブランド化され、販売利益の一部をトキの保全活動に充てることで、食と命を育む生きものと共生した持続的な農業が展開されています。
(写真左:重要無形民俗文化財にも指定されている「車田植え」/ 写真右:生物多様性豊かな佐渡の棚田」)
生きものを育む農法を島内の水田で実施し、トキをシンボルとした豊かな生態系を維持する里山と、集落コミュニティを高める多様な農村文化を継承。
佐渡市では、トキとの共生を目指して、多様な生きものが生息できる環境を整えるために、トキの主な餌となるドジョウなどが生息する水田において「生きものを育む農法」に島全体で取り組んでいます。 水田の水を抜く中干期にも「江」と呼ばれる深みを設置し、生きものの逃げ場となる水辺をつくるなど、1年を通して生きものが生育できる環境をつくっています。
このように、生産の効率化だけでなく、環境に配慮し育てられた米は、「朱鷺と暮らす郷」の名称でブランド化され、販売利益の一部をトキの保全活動に充てることで、食と命を育む生きものと共生した持続的な農業が展開されています。
(写真左:重要無形民俗文化財にも指定されている「車田植え」/ 写真右:生物多様性豊かな佐渡の棚田」)
活動状況の評価
認定地域は、自らが策定した保全計画に基づき、農林水産業システムの維持・保全のための活動を行っています。活動状況については、定期的に世界農業遺産等専門家会議で評価・助言を行います。認定地域はこの評価・助言の内容を踏まえて新たな保全計画を策定し、これに基づき、引き続き農林水産業システムの維持・保全を行っていきます。
〇新潟県佐渡市への助言事項(平成28年2月4日開催:世界農業遺産等専門家会議)(PDF : 154KB)
〇新潟県佐渡市への助言事項(令和元年9月27日開催:世界農業遺産等専門家会議)(PDF : 219KB)
保全計画
〇 第3期保全計画参考
〇佐渡市ホームページ(外部リンク)お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
FAX:03-3502-7587