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農林水産省

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三重県 鳥羽・志摩地域

農林水産業システムの名称 「鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業-持続的漁業を実現する里海システム-」 

◇平成29年3月 日本農業遺産認定

鳥羽志摩1

(写真:英虞湾の風景(提供:財団法人伊勢志摩国立公園協会))

リアス海岸地形が育む豊かな藻場や豊富な植物プランクトンを利用し、アワビなどを漁獲する海女漁と世界に先駆けて発達した真珠養殖が持続的に営まれる里海システム。

当地域は、リアス海岸を特徴とした豊かな自然と美しい景観が残されており、陸域からの栄養により育まれた豊かな藻場では、約1,200年以上前から、素潜りでアワビやサザエなどの水産物を漁獲する海女漁が営まれてきました。また、約1,000年以上前から天然真珠が採取されており、1893年には水中作業を担う海女の存在を背景に、世界で初めて真珠養殖に成功、現在その技術は世界各地に普及しています。
資源保護や環境保全のため、海女は厳しい漁獲制限などを行い、真珠養殖業者は養殖筏の台数を管理し、地域では干潟や藻場の保全活動に取り組んでいます。 環境に配慮しつつ生態系を持続可能な形で利用することで、自然と人間との共存を実現する「里海システム」が受け継がれています。

鳥羽志摩2
(写真左:海女漁:伝統的な素潜り漁により海からの恵みを漁獲/ 写真右:真珠:豊かな自然と人間の英知の結晶)


活動状況の評価 

認定地域は、自らが策定した保全計画に基づき、農林水産業システムの維持・保全のための活動を行っています。
活動状況については、定期的に世界農業遺産等専門家会議で評価・助言を行います。認定地域はこの評価・助言の内容を踏まえて新たな保全計画を策定し、これに基づき、引き続き農林水産業システムの維持・保全を行っていきます。

三重県鳥羽・志摩地域への助言事項(令和3年5月10日開催:世界農業遺産等専門家会議)(PDF : 119KB)

申請書・保全計画

申請書(外部リンク)
保全計画(PDF : 795KB)

参考

三重県ホームページ(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室

担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
FAX:03-3502-7587

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