山形県 最上川流域
農林水産業システムの名称 「歴史と伝統がつなぐ山形の「最上紅花」~日本で唯一、世界でも稀有な紅花生産・染色用加工システム~」
◇平成31年2月 日本農業遺産認定
(写真:白鷹町十王山あいの紅花畑 )
古来より生産者は輪作と環境負荷の少ない方法で紅花を栽培し、その花びらを「紅餅」に加工する技術も継承してきました。この紅花生産・染色用加工システムは世界的にも稀有であり、6次産業化の先駆的な事例です。
江戸時代中期に貴重な換金作物であった紅花は、現在も農業経営において重要な位置付けにあり、生産者は紅花を栽培して、荒廃しがちな中山間の農地を保全してきました。紅花生産という人の営みと自然環境との深い関わりが、松尾芭蕉の俳句等で取り上げられる、この地域独自の里地・里山を形成してきました。
染料利用を目的とした紅花生産と染色用素材である「紅餅」への加工技術が、約450年にわたり農家に代々受け継がれてきた、世界的にも珍しい農業システム。
当地域の紅花生産と染色用加工技術は、室町時代末期以来約450年の歴史を有し、江戸時代には、県内各地で生産された染色用加工素材「紅餅」が最上川の舟運で集められ、北前船で京都まで輸送されました。古来より生産者は輪作と環境負荷の少ない方法で紅花を栽培し、その花びらを「紅餅」に加工する技術も継承してきました。この紅花生産・染色用加工システムは世界的にも稀有であり、6次産業化の先駆的な事例です。
江戸時代中期に貴重な換金作物であった紅花は、現在も農業経営において重要な位置付けにあり、生産者は紅花を栽培して、荒廃しがちな中山間の農地を保全してきました。紅花生産という人の営みと自然環境との深い関わりが、松尾芭蕉の俳句等で取り上げられる、この地域独自の里地・里山を形成してきました。
世界農業遺産への申請状況
令和3年2月に世界農業遺産への申請承認を受け、令和3年10月7日にFAOへ世界農業遺産への申請書類を提出しました。
今後、FAOの科学助言グループにおいて審議される予定です。
〇世界農業遺産への申請概要(日本語)(PDF : 979KB)
〇世界農業遺産への申請概要(英語)(PDF : 1,320KB)
地域概要・保全計画
参考
〇山形県紅花振興協議会ホームページ(外部リンク)
お問合せ先
農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課農村環境対策室
担当者:農業遺産班
代表:03-3502-8111(内線5621)
ダイヤルイン:03-6744-0250