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農林水産省

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「ディスカバー農山漁村の宝」有識者懇談会

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平成26年3月18日更新

担当:農村振興局都市農村交流課

「ディスカバー農山漁村の宝」は、各界の有識者により構成される「ディスカバー農山漁村の宝」有識者懇談会において、優良事例が選定されます。

第1回「ディスカバー農山漁村の宝」有識者懇談会(平成26年2月26日)議事録

1.日 時

平成26年2月26日(水曜日)8時35分~9時15分

2.場 所

総理官邸4階大会議室

3.出席者

菅内閣官房長官、林農林水産大臣、世耕内閣官房副長官、吉川農林水産副大臣、水田内閣審議官、小林農村振興局次長、林座長、あん・まくどなるど委員、今村委員、織作委員、田中委員、東谷委員、永島委員、向笠委員、横石委員 ※ 三國委員は欠席

4.概 要

林座長からの開会挨拶

  • 昨年4月から国立科学博物館の館長を努めている。科博は子どもを対象にした「恐竜展」に続いて、大人向けの「医は仁術展」を開催する。
  • 政府におかれましても、都市だけでなく、農山漁村の活性化を目指して当有識者懇談会を設置いただき、感謝したい。「ディスカバー農山漁村の宝」は、日本すみずみまで光が当たるような取組としたい。

菅官房長官からの挨拶

  • 安倍内閣では、農林水産業を成長産業と位置付けており、これを我が国全体の成長に結びつけるため、昨年12月に「農林水産業・地域の活力創造プラン」をとりまとめ、輸出促進、6次産業化、農地集積等、農政改革全般に取り組んでいるところ。
  • 政府としては、農山漁村活性化の一環として、地域の活性化に取り組む優良事例を選定し、これを他地域に広げていくため、ディスカバー農山漁村の宝を立ち上げたところ。委員の皆様には、忌憚の無い御意見をお願いしたい。

林大臣からの挨拶

  • 農林水産省においては、強い農林水産業を作る産業政策と地域コミュニティーの維持などの地域政策を車の両輪として、農政改革を進めているところ。
  • 地域活性化に取り組み、うまくいっている地域は多くあると思うが、十分な光が当たっていないように感じる。そういった取組を発掘したいとの思いがあり、私から提案させていただき、ディスカバー農山漁村の宝を立ち上げたところ。多くの宝を探し出し、地域を盛り上げていきたいと考えている。

 

小林農村振興局次長から、資料に基づき、今後の進め方等について説明し、その後、世耕副長官、委員からいただいた主な御意見・御提案は以下のとおり。

世耕官房副長官

  • 各地域には多くの「宝」が存在するものと思料。ディスカバー農山漁村の宝をきめ細かく広報し、できるだけ多く公募地区が集まるように工夫してほしい。

林座長

  • 「ディスカバー農山漁村の宝」というタイトルにもあるとおり、これまであまり注目されていなかった地域の「宝」を発掘するような取組になることを期待したい。また、都市と農山漁村の交流も大きなテーマの一つであると思うので、そういった取組も視野に入れていただきたい。
  • 選定地区は5月以降に官邸において開催される交流会に招待され、総理に直接、地域の取組をアピールできること等のメリットを広く広報して欲しい。
  • ロゴマークについては、より柔軟に、選定地区が活用できるような方法を検討して欲しい。
  • 選定地区での活動を盛り上げ、外部へ発信する取組を強化して欲しい

まくどなるど委員

  • ディスカバー農山漁村の宝を地域にとって魅力があり、継続的な取組にしていくことが大切。
  • 以前、石川県の能登地域を世界農業遺産(GIAHS)に認定する取組に関わっていたが、日本の各地域では、身近な宝物に気づいていないことが多くあるのではないか。都道府県の担当者を含め、地域の方々が、そうした自分たちの宝物に気づいたり、把握することが大切である。
  • ディスカバー農山漁村の宝の取組が日本の各地域に良い影響を及ぼすものとなるよう期待したい。

今村委員

  • 委員に責任を持って選定するという方法には賛成。選定したからには、選定後のプロデュースも大々的に行って行きたいと考えている。
  • 選定地区にとってのメリットを作ったり、選定されることがある種の「お墨付き」となるような仕掛けを考えながら、人々の注目が集まるようなストーリーが必要である。メディアとのタイアップを考える上でも、何らかの「お墨付き」が必要。
  • 今後、メディアを活用し、ディスカバー農山漁村の宝の取組をもっと外部に発信していくことができれば、より良い事例が集まってくるのではないか。

織作委員

  • 消費者にとってわかりやすいロゴマークを公募することは賛成。ロゴマークを選定地区に広く活用してもらえるようにしていくべきである。
  • 例えば、受賞した農家や地区が商品を販売する際にロゴマークを添付することができるようにするなど、ロゴマークと選定地区が連動するような仕組みが構築できれば、取組もより広がるのではないか。どのような取組が可能か、政府においてロゴマークの活用方法を十分検討して欲しい。

田中委員

  • より多くの方々から応募いただく工夫として、東谷委員や横石委員のような地域活性化のキーマン、プレイヤーから他薦してもらうことも良いのではないか。
  • 現在はソーシャルメディアの時代であるので、一般の方が旅行や買い物で魅力的と感じた農山漁村について、1人からでも推薦の形で声が上がるような仕組みを、次回以降検討してはどうか。
  • 選定された方々が今後さらに成功するよう、表彰にとどまらず、商品等をどのように活用できるか、「起業大賞」のようなものが導入できれば、生活の中にも実を結ぶので、そのあたりも視野に入れて進めてはどうか。地域で「発掘」された宝が、日本全体や世界と勝負できるような宝に成長する、というようなシナリオを描くことができれば、メディアに報道してもらいやすくなるのではないか。

東谷委員

  • 地域活性化に関する表彰制度はさまざまあるが、受賞する側にとっては、賞が長続きし、ぜひ取りたいと思うような強く格のある賞を望むので、そのような表彰になってほしい。
  • 私の地域は、これまで様々な地域活性化に関する賞を受賞したが、表彰事業が長期にわたり継続していることが重要であり、「ディスカバー農山漁村の宝」の取組が今後盛り上がり、選定地区となることが地域の目標になるよう期待したい。
  • 選考に当たっては、食料自給率の向上に資する食料の安定供給に関する取組と、中山間などの条件不利地における取組のバランスを考慮する必要があるのではないか。

永島委員

  • 農山漁村にとっては、「売れるか売れないか」が重要であり、そのためには一般消費者の方にどれだけ取組を知ってもらうか、1次産業に興味を持ってもらえるかが重要であり、そうした機会を選定地区に与えていくことが重要。
  • ディスカバー農山漁村の宝をきっかけに、都市部の消費者が農山漁村や農林水産業を知ってもらうような流れが生まれることを期待したい。
  • その意味で、マルシェ(都市部における直売)は有効な手段だが、マルシェと一口に言っても、近年では野菜などの販売のみならず、保健所の許可を得て、鮮魚や精肉を扱うものも出てくるなど総合的な取組が広がっている。すぐに都会に店を構えることは困難でも、マルシェのような臨時的チャレンジショップが増えていくことで、こうしたディスカバー選定地区が都市部に出てくる機会が増えるのではないか。

向笠委員

  • 農山漁村の女性グループ等による地域の特産物を活用した『食』に関する起業活動などを表彰する「食アメニティコンテスト」の審査委員となっているが、同コンテストは今年で23回を迎え、地域では、このコンテストにおいて選ばれることが大きくマスコミに報道され、地域の励みとなっている。「ディスカバー農山漁村の宝」も継続的に行われることを期待している。
  • 昨年「和食」がユネスコ文化遺産に登録されたことを契機に、全国各地の郷土料理に注目が集まっている。特に、みりん、しょうゆといった和食に欠かせない調味料は、地方色豊かに製造されているが、こうしたことも、都市部の消費者に理解されていくことを願っている。

横石委員

  • 地元の徳島県上勝町においては、ビジネスイベント等を誘致するMICE(マイス)を積極的に推進しており、世界各国から多くの人々が上勝町を訪れている。都市との交流の推進には、農山漁村においてもMICE(マイス)の取組が有効。
  • MICEのみならず、全国各地からインターン制を受け入れ、起業マインドを持ったインターン卒業生が会社を設立している。農山漁村においても、起業マインドを持った農業者を増やしていく必要がある。
  • ディスカバー農山漁村の宝を核にして、地域がボトムアップで盛り上がるような取組になることを期待。

(注)MICEとは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行), Convention またはConference(大会・学会・国際会議), Exhibition(展示会)の頭文字。ビジネストラベルの一形態。

上記の御意見・御提案を受けて、発言。

吉川農林水産副大臣

  • より多くの地域の掘り起こしを進め、我が国の農山漁村にある、自然、景観等の地域ならではの「宝」を磨き上げ、全国に発信していくことが重要である。
  • 「ディスカバー農山漁村の宝」により、新たな需要の発掘・創造等により、農山漁村地域を活性化させている優良事例を選定し、他地域への横展開を図ってまいりたい。
  • 本日委員の方々からいただいた御意見を参考にしながら、今後の取組が発展していくよう、様々工夫を検討してまいりたい。

(以 上)

お問い合わせ先

農村振興局農村政策部都市農村交流課
担当者:活性化推進班 松本・河岸
代表:03-3502-8111(内線5451)
ダイヤルイン:03-3502-5946
FAX:03-3595-6340