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農業用水について
農業用水の歴史
農業用水はどこから
農業用水の現状と今後
農業用水が有する多面的な機能
所管主要事業の概要
かんがい排水事業
畑地帯総合整備事業
地域用水環境整備事業
水質保全対策事業
土地改良施設の管理
河川協議
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農業用水が有する多面的な機能
農業用水路を流れる水は、農産物の土落とし、農機具の洗浄、防火等の用水、農村環境の保全等、農村地域特有の役割を果たしているほか、最近では、農業用水の有する親水機能、環境保全機能等の多面的機能を維持・利用することが求められており、これらを水田の持つ外部経済効果として、ヘドニック法により試算すると、その評価額は約4兆6千億円(平成6年公表)に達すると言われています。
- 洪水防止機能
水田は四隅を畦畔で囲まれており、上流から流れ込んできた水や、大雨の時は水を一時的に貯留し、ゆっくりと水路や河川に流出させる機能を有しています。
また、ため池、農業用ダム、用排水路等の農業水利施設も降雨を一時的に貯留する機能を有しています。
- 水源かん養機能
水田にかん水された農業用水や貯められた雨水は、徐々に地下に浸透して地下水をかん養するほか、直接河川を流下するより長い時間をかけて下流の河川に還元され、特段の浄化処理を必要としないで再び下流域で農業用水や都市用水に利用可能です。また、畑についても、表面が耕作され雨水が浸透しやすい状態に保たれることで地下水のかん養に役立っています。
水田農業の効果
水田のうぎょうによる
地下水かん養機能の
維持・増進 |
地下水かん養、
流状安定効果 |
約5,100億円/年 |
利水ダム建設、維持管理コストで代替 |
| 洪水被害の軽減 |
洪水防止機能 |
約1兆4,000億円/年 |
水田貯留による機能を治水ダム建設、維持管理コストで代替
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| 土砂流出防止効果 |
約910億円/年 |
防災ダム建設コストで代替 |
健全な水循環系の再構築
全国に張り巡らされた約4万kmの農業水路網により供給される水は、農地を潤しながら、地下水を涵養し、河川に還元され、農業用水や都市用水として繰り返し利用され、海に到達する水循環系を構築しています。
流域における水量・水質・自然環境の保全のため、農業水利の持つ機能を維持・増進し、健全な水循環系を再構築します。
- 地域環境の保全機能
農業用水は、農作物、農機具の洗浄のほか防火用水、消流雪用水など地域の生活の水としても利用されています。また、地域の人々に水辺の空間を提供しており、いこいの場やレクリエーションの場として利用されています。
- 生活用水への転用
水田面積が減少し水利用形態が大きく変化している都市近郊などで、上水道などが慢性的に不足している地域では、農業用水を減量し上水道・工業用水道などを増量する水利権の転用を行っています。
その累積は全国で約40m3/sとなっており、これは生活用水で考えると約1千万人分の需要に相当します。(1人1日当たりの生活用水需要を350リットルとして換算)
また、農業用水は、水田面積が減少しても必要水量が減少しにくい面があり、このような場合には、潜在的な余剰水を顕在化させるために必要な施設整備を国や都道府県により進めています。
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