ホーム > 組織・政策 > 水土里電子博物館 > 農村の貴重な地質遺産-農業農村の整備を通じて- > 6.整合の地層:岡山県鏡野町
更新日:09年1月5日
担当:農村振興局農村環境課

*落石の危険があり、露頭に近づくことは出来ません

勝田層群の砂岩泥岩互層

「出典;5万分の1土地分類基本調査"津山西部"表層地質図(一部加筆)」
整合とは、地層の形成が時間的にほぼ連続的に行われるときの地層の重なり方をいいます。また、上下の地層の間に長い時間の隔たりがあった場合の地層の重なりは不整合といいます。
今から、約1500万年前(新生代第三紀中新世)、当地域周辺には古瀬戸内海と呼ばれる海が入り込んでいました。津山盆地周辺にはその海に堆積した地層が分布しており、勝田層群と呼ばれています。ここで紹介する露頭は勝田層群の砂岩と泥岩が交互に整然と堆積している大露頭で、“大野の整合”として知られています。これは海の中で土砂が堆積するときに、粒の大きい砂の方が早く沈み、粒の小さい泥がその上に沈むことにより形成された地層(級化成層)が、何枚も重なることによりできたものです。
この露頭は、規模も大きく特に見事な地層の重なり(互層)が見られ学術上貴重なことから、昭和31年に岡山県により天然記念物に指定されています。
「参考;現地説明板、野瀬重人(1980)岡山県地学のガイド:コロナ社、光野千春ほか(1982)岡山の地学:山陽新聞社、友成才(1991)中国地方地質学ロマンの旅:第一法規出版、濡木輝一(1992)中国・四国地方の天然記念物:地質ニュース454号」
岡山県では、津山市(旧久米町を含む)と鏡野町の広域営農団地における農道網の基幹となる農道を整備することで、農産物等の集出荷の合理化や消費地へのアクセス改善を図るため、約22kmの農道を整備する広域営農団地農道整備事業津山地区(通称“作州街道”)を実施しました。
香々美川の右岸に位置するこの整合の地層は、農道工事で広く出現し、現在農道と交差する町道側で保存されています。長さ180m、高さ32mにわたる大規模なもので、砂岩泥岩の見事な互層が明瞭に現れています。昭和31年に岡山県により天然記念物に指定され保存されています。

事業概要図

「出典;国土地理院 20万の1地勢図"高梁"(一部加筆)」

露頭位置図
「出典;国土地理院 5万分の1地形図"津山西部"(一部加筆)」
岡山県鏡野町竹田
JR津山駅より奥津方面行きバスで「寺元停留所」下車徒歩約15分、自家用車では中国自動車道院庄I.C.から約5分
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農村振興局農村政策部農村環境課
担当者:土地・水保全班
ダイヤルイン:03-3502-6079
FAX:03-3502-7587