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平成13年度内閣総理大臣賞  星野村農業・農村を考える会(福岡県八女郡星野村)

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特色

1.むらづくりの背景・動機

星野村は大分県境に隣接する山間地域である。地区の総面積は 8,128ha、総世帯数 1,128戸であり、総人口3,900人、経営耕地面積は 568ha、農家戸数 560戸、1戸当たり平均耕地面積 1.0ha、農林業就業人口741人である。

本地区は、従来、地域の特性を生かした農業生産部門の育成に力を傾注してきた。農業生産が軌道にのり、集落のまとまりが復活すると、「むらとしてのまとまり」や「むらとしての方向性」についての議論が活発になり、平成元年、住民主体で「星野村農業・農村を考える会」が設立された。

2.むらづくりの内容

(1)農業生産

農業生産面では、基幹作物である茶は、農家の徹底した技術研鑽、施肥量の半減、土づくりへの努力によって高品質が確保されている。また、大規模専業農家を中心に規模拡大、省力化等を図るため、2法人が設立されて地域を牽引している。村全体の農業粗生産額は順調に伸びており、茶を中心に認定農業者は現在55経営体、その1戸あたり平均農業粗生産額は1,000万円を越えている。

花木(ツツジ、サツキ、アセビ、どうだん)は、「焼け土」と呼ばれ一般的な作物栽培には適しない酸性土壌地帯における試行錯誤の結果、茶に次ぐ基幹作物となっている。

女性グループにより村内の農産加工品が商品化されており、直売所「おばしゃんの店清流」では350種類を超える村内産品が販売され、年間2,000万円を売り上げている。直売所は村民と消費者の交流拠点にもなっている他、都市への出張販売等を通じて都市住民との継続的な交流が生まれている。

生活・環境面では、各種の伝統行事や文化芸能が集落夏祭り等によって継承されており、県指定無形文化財の「風流・はんや舞」や「こっぱげ面」が楽しみながら若者に受け継がれている。

農業振興大会などの年間を通して開催される各種交流イベントでは、消費者と交流し、活気あふれる活動が展開されている。

定期的な清掃・美化活動により景観が保全されている他、地区の水田の大半を占める石積みの棚田では、草刈り、ソバのオーナー制度、体験農園の開設がされている他、直接支払い制度も有効に活用されている。

このように、星野村農業・農村を考える会では、「生産振興」、「経営育成」、「女性活動」、「交流促進」、「景観保全」の5つの方針のもとに、1つのネットワークを形成し、むらづくりが進められている。

田植え風景
お茶と花木の生産
立地条件を生かした高級茶と花木の生産が行われており、高い収益性の農業が展開されている。
そばの栽培
おばしゃんの店清流
女性グループによって運営されている「おばしゃんの店清流」では、村が開発した加工品が販売されている。

お問い合わせ先

農村振興局農村政策部農村計画課 
ダイヤルイン:03-3502-6001
FAX:03-3501-9580