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農林水産省

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平成14年日本農林漁業振興会長賞  一木自治振興区(広島県庄原市一木町)

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特色

1.むらづくりの背景・動機

庄原市一木町は広島県の東北部、中国山地のほぼ中央に位置する1集落からなる中間農業地域である。

本地区の総面積は161ha、総世帯数は64戸、総人口160人であり、耕地面積は46.6ha、農家戸数33戸、(専業農家9戸、1 兼農家5戸、2 兼農家19戸)1戸当たり耕地面積1.5ha、農業就業人口41人である。

本地区では昭和42年に大干ばつに見舞われたことを契機に、水稲の集団栽培が提案され、昭和44年に「一木営農集団組合」を結成、昭和47年には「庄原市酪農協業組合(現サイロ組合)」が設立され、粗飼料の共同生産を開始した。一木自治振興区では、生活面の改善のため上記2組合と三位一体となって活動している

2.むらづくりの内容

農業生産面では、昭和43年~46年に、ほ場整備と稲作の大型機械を導入、このことにより労働時間が大幅に減少し、また水稲の生産費が大幅に低下し(県平均の3分の2程度)、平成13年度では10a当たりの利潤が約2万円(家族労働費を加えると約5万円)となった。また、サイロ組合も粗飼料の共同生産、施設の共同利用を行っており、畜産農家は合理的酪農経営を行っている。

米の生産調整関連事業では、主に飼料作を中心とした集団転作を行っているが、そばの需要増により、更に飼料作の後にそば栽培を行っている。

昭和62年にそばの栽培を始め、平成元年から「一木農産加工センター」、「一木一寸そば屋」を開設、「そば味噌」等を開発し、、売り上げは順調である。隣接する野菜直売所とともに集落に活気を与えている。

また、耕畜連携による稲わら-たい肥の地域内還元体制が確立している。

平成元年に広島県内初の集落型農業法人「一木生産組合」が営農集団組合の1構成員として組織され、耕作放棄地の解消につながっている。

生活面では、産業部、女性会、長寿会、社会部等が活動を行っており、特に社会部では一人暮らしやお年寄りを対象として、地区内でのふれあいを目的に「たのしみサロン一木」を開催している。これらの活動は、営農集団組合の効率的作業により、高齢者や女性が重労働から解放されたことが大きな要因となっている。また、生活道の全舗装、農業集落排水事業等による上下水道を完備している。

「一木農産加工センター」活動の重要な部分を女性が担っており、売り上げは平成13年度に1,100万円を達成する等順調に伸びている。

このように一木自治振興区においては、生産面を担う組合と一体となったむらづくり活動の中で、主として生活面全般の活動を行っており、「信頼と安らぎのある郷」の実現を目指している。

たい肥の積み込み作業
キャリアブリッジを利用した、
マニュアスプレッダへのたい肥の積み込み作業
そば味噌造り
「そば部会」による「そば味噌」造り

お問い合わせ先

農村振興局農村政策部農村計画課 
ダイヤルイン:03-3502-6001
FAX:03-3501-9580