金色の稲穂が田んぼに彩る堤防「黄金堤」
地域の概要
1686(貞享3)年、上流から流れてくる洪水に悩まされていた吉良町水田地帯の住民達を救うべく、「忠臣蔵」でもおなじみの吉良上野介義央公(きらこうずけのすけよしひさこう)が領民とともに一夜にして堤防を築いたといわれます。その堤防は長さ180m、高さ4mの大きさで、水が漏れないよう粘土が使用されるなど今の土木技術から見てもとても優れたものとなっています。その後、水害が一切なくなり、金色の稲穂が田を彩るようになったことから、黄金堤と呼ばれるようになりました。
地域の保全のための取り組み
黄金堤は一度、取り壊される計画が明治政府から立てられましたが、地域住民達の強訴もいとわない行動の末、この計画を中止させ、黄金堤を昔の姿のまま今日に伝えることに成功しました。現在黄金堤は、桜の名所となっており、吉良さん善政の証(あかし)として広く知られています。
交通アクセス
- 名鉄名古屋駅から約1時間(名鉄西尾線西尾駅下車東へ約5km)
- 東名高速道路岡崎I.Cより国道248号線を経て県道西尾吉良線の善明町信号南へ約0.8km
関連ホームページ
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
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ダイヤルイン:03-3595-6338
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