風のまち とままえ(北海道苫前郡)

地域の概要

北海道北西部の日本海に面し苫前町南部の高台に位置している上平共同利用模範牧場は、酪農の振興を図るため町内の農家から受託された育成牛を管理し、生産部門の拡大と乳質の品質向上を図るため昭和50年に開設されました。なだらかな起伏に富む放牧地に育成牛が放牧され、眼下に日本海が望める美しい牧場景観が創出されています。風の強い地域性を活かして、自然エネルギーである風力利用の発電用風車39基が牧場内に林立しており、牧草地の緑、風車群の白、海と大空の青が一体的に調和した独特な景観が演出されています。地域の保全のための取り組み

牧場を管理する苫前町により、牧柵の補修や草地の整備など広い牧場を適正に維持管理することにより、美しい景観が保全されています。

地域の保全のための取り組み

この地域の独特な景観は、起伏に富む丘陵地であり、日本海特有の強風、流亡しやすい土質など厳しい地域条件等の中、牧場を所有している苫前町などが農業農村整備事業などを活用して、畜舎や牧柵、草地の整備などを行うことにより適切に保全管理しており、牧場開設後40年を経過している現在も自然環境への配慮のもと美しいまま保全されています。

交通アクセス

(ア)沿岸バス留萌営業所(留萌市)から1時間(沿岸バス：羽幌行き又は豊富行きに乗車)。

(イ)国道232号を留萌市から天塩・稚内方面に向かい車で50分。

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