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農林水産省

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歴史が育てた(白井堰(しろいぜき))

白井堰写真1

地域の概要

白井堰は、室町時代に建てられたといわれる白井城の廃城後、文化の拠点として成長した市場町の町並み(白井宿)の中央を流れる生活用水路でした。明治時代に清水越往還(しみずごえおうかん)-現在の国道17号-が開通したため通りから外れ、白井宿は市場町から農業集落へ変容していきました。昭和22年に白井堰は用水路へ変わり、現在では群馬用水が流れています。「嫁に行くなら白井はおよし、田なし、水なし、井戸深し」と言われる程、かつては水で大変苦労しました。白井宿は、中央を流れる白井堰、8つの古井戸、草津・江戸等への道しるべ、古い家並みなどが残り「白井宿八重桜まつり」では多くの行楽客が訪れています。

地域の保全のための取り組み

周辺には室町時代から江戸時代の白井城跡、土蔵造りの家並みや白井宿の道標、つるべ井戸など歴史的遺産があるので、農業水利施設の保全管理施設整備と共に、歴史的文化に配慮した景観整備を行い、老朽化した水路を景観に配慮しつつ子供達が水とふれあうことのできる「せせらぎ水路」(雑割石積)に改修しました。また、植栽やつるべ井戸の保護、親水空間のため、水路の両側に管理用道路及び遊歩道として改修し、歴史的遺産を生かした快適な環境となる、花木の植栽・石橋・水車・四阿・街路灯・案内板を置くなど、農業用水の安定供給はもとより地域の防火用水供給など景観形成以外にも多面的な役割を発揮しています。

交通アクセス

(ア)JR渋川駅からバスで13分鯉沢四ツ角下車徒歩25分(関越交通バス:桜の木行き 又は沼田三軒茶屋行きに乗車)

(イ)関越自動車道・渋川伊香保I.Cを降り、国道17号線を新潟へ向かい車で約4km(約10分)道の駅<こもち>の裏に隣接

関連ホームページ

 

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251