いにしえからの旅紀行八幡荘園の郷めぐり
地域の概要
田染荘荘園村落集落遺跡は、朝日・夕日岩屋のある間戸の岩山と六郷満山の代表的寺院である高山寺(西叡山)に挟まれた自然景観の美しい谷にあります。この地域の集落及び水田は全国八幡宮の総本社である”宇佐八幡宮”の重要な根本荘園として開発されたことが多くの古文書により判明しています。また、大分県歴史博物館による豊後国田染荘の調査によって、鎌倉時代の頃からの水田の開発が明らかとなり、今もなおその時代からの景観が良好に残されています。緩やかな曲線を描く地域の水田には多数の井堰が作られており、微地形を利用し時間をかけた開発の歴史があります。
地域の保全のための取り組み
田園空間整備事業により、歴史的価値のある水田の形状をそのまま残した整備が進められるとともに、今まで農業機械が入れなかった道路の拡幅など最小限の整備により農作業を続けることで景観の保全が図られています。また、荘園領主制(水田オーナー制)や農家民泊なども併せ行いながら地域の活性化が図られています。
交通アクセス
(ア)豊後高田バスセンターから約30分(大交北部バス:大田村行き田染中村下車)、バス停より徒歩約20分
(イ)国道10号線と国道213号線の分岐点より北東へ車で約15km(約20分)
お問合せ先
農村振興局整備部設計課
代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3559-6338
FAX:03-5511-8251