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農林水産省

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土地改良分野に女性の視点と行動力を発揮し、ネットワークづくりを

とっとり水土里の女性会  檀床  和子氏(鳥取県鳥取市)  取材年月:平成30年2月

【とっとり水土里の女性会】
「とっとり水土里の女性会」は、土地改良分野にも女性の視点や行動力を発揮して、「水土里」の資源の大切さを広くPRしていくことを目的とし、平成29年7月に設立されました。鳥取県内の土地改良区、県などの職員をメンバーとして、研修会や現地見学会を開催しています。

1.時代を先取りした土地改良
土地改良について何も知らなかった檀床さんは、当時の土地改良区役員の紹介で旧北条町土地改良区(現北条水系土地改良区)の職員となって、土地改良に携わるようになりました。
昭和57年に県営のほ場整備事業の調整を行っていた当時、檀床さんが目指したほ場整備計画は、(1)ほ場の大区画化、(2)農道の拡幅、(3)用水路のパイプライン化、(4)ラジコンヘリによる防除のための電線の地下埋設化を目指すという、10年先、20年先を見据えた計画でした。

大区画化されたほ場

2.「とっとり水土里の女性会」の設立について
「とっとり水土里の女性会」は、水土里ネットとっとりの女性職員の「今まで、土地改良の分野には、女性の出番がほとんどなかった。水土里の大切さは土地改良があってこそであるが、誰も言わない。今こそ、女性の視点・行動力でその大切さを広め、農業女子や趣旨に賛同する応援女子とネットワークをつくり、女性の出番を広げていきたい。」という強い思いから設立が検討されました。その初代会長のオファーを受けた檀床さんは、当初、随分と悩まれたそうですが、自分がこれまで培ってきたノウハウを少しずつでもみんなに伝えたい、まだやりたいことがいっぱいあるという熱い思いにご自身が突き動かされ、初代会長に就任されたそうです。


女性会設立メンバー

3.これからの女性会の活動について
今後の目標は、先ずは会員を増やすこと、そして、農家の方や農業に興味のある方を仲間に入れて「応援隊」を創りたい、とのことです。様々な方を「応援隊」に取り込むことで、幅広い意見を取り入れ、その「応援隊」の方々に土地改良の種をまきたいと、力強く語られました。「改良区というのは重要な仕事をしています。そういうことを農家の皆さんが自覚してくれれば、もっと向上心が上がる。そして横の繋がり、土地改良サイドだけでなく、経営支援、普及所、試験場といった農業に携わる機関とのネットワークを創って仲良くすれば、農業はもっと発展する。」とこれからの活動に夢を膨らませていた。

4.檀床さんは頼れるお姉さん
水土里ネットとっとりの山崎課長は「熱いハートと信念を持っておられ、前向きで向上心が凄いんです。」と、檀床さんの人柄を語りました。また、自ら足を運んで形成された改良区以外の方々との人的ネットワークを垣間見て、「凄い人ですよ。本当にいろいろお勉強させていただいています。私たちの頼れるお姉さんです。」と、その懐の深さに厚い信頼を寄せられていました。

熱いハートで女性会を牽引

添付資料

☆インタビュー記事です!☆
土地改良分野に女性の視点と行動力を発揮し、ネットワークづくりを(PDF : 492KB)

お問合せ先

農村振興局整備部設計課

代表:03-3502-8111(内線5561)
ダイヤルイン:03-3502-6338

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