八幡湿原など,見所がいっぱいの西中国山地はまさに自然が作り上げた博物館です。この「野外博物館」をじっくり見て回るお手伝いをするのが芸北高原の自然館です。自然展示部分の「高原の自然館」館内ではパネルや剥製など,西中国山地の資料を展示しています。「山麓庵」は,八幡地区の典型的な民家を模した茅葺の民家で,自由に内部をご覧いただけます。
この建築様式は「中門造り」と呼ばれ,民家の形式の一つで,母屋(おもや)に中門と呼ばれる突出部をもち,先端に馬の出し入れ口を設けて内部を厩(うまや)などにしたものです。昭和32年に樽床ダムが建設されるまでは,樽床地域のあちこちで見られました。「山麓庵」は1780年代に樽床地域に建設された「清水庵」を模して現在地に建築されたものです。