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農林水産省

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更新日:2015年10月23日

担当:消費・安全局農産安全管理課農薬対策室

食品及び飼料のコーデックス分類の改訂状況について(Codex Classification of Foods and Animal Feeds)

農林水産省は、より多くの作物をグループとして農薬登録できるようにするため、「食品及び飼料のコーデックス分類」を基本としつつ、我が国の実情(実態)を反映して作物分類の作成を進めています。

ここでは、「食品及び飼料のコーデックス分類」の概要及びその改訂状況をご紹介します。

コーデックス委員会とは

コーデックス委員会は、消費者の健康の保護、食品の公正な貿易の確保等を目的として、1963年に国連食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)により設置された政府間機関であり、食品や飼料の残留農薬基準(Maximum Residue Limit:MRL)を含む国際食品規格の設定等を行っています。

食品中の残留農薬に関する残留基準や規範、ガイドラインについては、コーデックスの規格があれば、それをもとにして国内の基準等を作成するよう求められています。

食品及び飼料のコーデックス分類とは

食品及び飼料のコーデックス分類[外部リンク]とは、国際貿易される食品や飼料に関する農薬の最大残留基準を統一的かつ正確に記述するためにコーデックス委員会がそれらの食品や飼料を分類したものです。この分類は、食品や飼料の残留農薬基準(Maximum Residue Limit:MRL)だけでなく、食品や飼料中の汚染物質の 最大残留基準を設定する際にも利用されています。

個々の食品や飼料は、その形状や植物学的な特徴等に基づいて、どのくらい農薬が残留するかを考慮して分類されており、主としてグループごとに、MRLが適用される食品や飼料の部位、すなわちMRLに適合しているかどうかを判断するために分析する部位も定義されています。

また、食品及び飼料のコーデックス分類は、個別品目ごとではなく、同一のグループに属する食品や飼料全体に適用されるMRLである「グループMRL」を設定する際、それがどのような食品や飼料に適用されるかを示しています。国際的なMRLの推定を行っているFAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)は、対象とするグループに含まれる作物の農薬の使用基準が同一であること、また、そのグループにおける主要な作物の残留の程度に大きな差がないことなどを規準として、グループMRLを推定しています。

コーデックス食品分類は、5つのクラス(A.植物由来食品(一次)、B.動物由来食品(一次)、C.飼料(一次)、D.植物由来加工食品、E.動物由来加工食品)から構成されます。各クラスはさらにタイプ、グループに細分化されます。例えば、一次食品のクラスAであれば、以下のような計5タイプ22グループが存在します。

 

タイプ グループ
1. Fruits 6グループ(例:かんきつ類)
2. Vegetables 9グループ(例:葉菜類)
3. Grasses 2グループ(例:穀類)
4. Nuts and seeds 3グループ(例:ナッツ類)
5. Herbs and spices 2グループ(例:スパイス類)

 

コーデックス分類の改訂の状況

現在のコーデックス分類は、コーデックス委員会が1989年に採択し、1993年に改訂したものです。近年の国際貿易の実態を踏まえ、コーデックス委員会は、2006年からコーデックス分類の改訂作業を進めています。具体的には、各グループにおける新たなサブグループの設置、新規食品の追加、食品の一般名及び学名の更新、食品のコード番号の更新及び MRL設定部位の確認を行っています。

改訂案の作成は、グループごとに段階的に検討しています。ただし、改訂案はグループではなく、果実・野菜などのタイプごとに最終合意することとしています。これは、あるグループに属する食品を他グループに移動する場合に問題が生じることを避けるためです。

コーデックス委員会は、2012年に、”Fruit Type”の改訂案を最終承認(REP12/PR-Appendix VIII) し、現在、”Vegetable Type”の各グループの改訂作業中です。以下に、各分類の改訂状況を示します。

改訂状況を示すコーデックス食品規格策定ステップについてはこちらをご覧ください。

改定案が最終採択されたもの(平成27年3月時点)

分類名 改訂状況

改定内容

番号 コード名 名称
001 FC かんきつ類

最終承認

(2012年)

REP12/PR

【外部リンク】(PDF:598KB)

Appendix VIII

(pp.53-78)

002 FP 仁果類
003 FS 核果類
004 FB ベリー類及びその他の小粒果実類
005 FT

熱帯及び亜熱帯果実類

(果皮も食すもの)

006 FI

熱帯及び亜熱帯果実類

(果皮を食さないもの)

 

改定案を検討中のもの(平成27年10月時点)

分類名 改訂状況

改訂内容

番号 コード名 名称
009 VA 鱗茎野菜類

ステップ7

(2010年)

 ALINORM 10/33/24

【外部リンク】(PDF:577KB)

Appendix IX

(pp.57-59)

010 VB アブラナ科野菜類
(アブラナ科葉菜類を除く)

ステップ7

(2013年)

 REP13/PR

【外部リンク】(PDF:2.56MB)

Appendix X

(pp.81-82)

011 VC ウリ科果菜類

ステップ2/3

(2015年)

 CX/PR 15/47/7(PDF:189KB)

Appendix I

(pp.5-7)

012 VO ウリ科野菜を除く果菜類

ステップ7

(2010年)

 ALINORM 10/33/24

【外部リンク】(PDF:577KB)

Appendix IX

(pp.59-61)

013 VL 葉菜類

ステップ7

(2013年)

 REP13/PR

【外部リンク】(PDF:2.56MB)

Appendix X

(pp.82-93)

014 VP 豆類(未成熟)

ステップ4

(2015年) 

 CX/PR 15/47/7(PDF:189KB)

Appendix B.

(pp.10-14)

015 VD 豆類(種実)

ステップ7

(2015年)

 REP14/PR

【外部リンク】(PDF:2.13MB)

Appendix X

(pp.69-72)

016 VR 根菜及び塊茎状野菜類

ステップ7

(2014年)

 REP14/PR

【外部リンク】(PDF:2.13MB)

Appendix IX

(pp.62-68)

017 VS 茎葉及び葉柄野菜類

ステップ7

(2013年)

 REP13/PR

【外部リンク】(PDF:2.56MB)

Appendix X

(pp.93-95)

018 VF 食用きのこ類

ステップ7

(2010年)

 ALINORM 10/33/24

【外部リンク】(PDF:577KB)

Appendix IX

(pp.65-67)

 
020 GC 穀類

ステップ2/3

(2015年)

CX/PR 15/47/8(PDF:205KB)
021 GS 砂糖製造用緑草類

ステップ2/3

(2015年)

 -
 
022 TN ナッツ類

ステップ7

(2011年)

 REP11/PR

【外部リンク】(PDF:623KB)

Appendix VI

(pp.60-63)

023 SO 油用種子類

ステップ7

(2010年)

 ALINORM 10/33/24

【外部リンク】(PDF:577KB)

Appendix IX

(pp.74-77)

024 SB 飲料及び砂糖菓子用種子類

ステップ2/3

(2015年)

 -
 
027 HH ハーブ類

ステップ7

(2012年)

REP11/PR

【外部リンク】(PDF:623KB)

Appendix VI

(pp.63-69)

REP12/PR

【外部リンク】(PDF:598KB)

Appendix VI

(p.92)

028 HS スパイス類

ステップ7

(2011年)

 REP11/PR

【外部リンク】(PDF:623KB)

Appendix VI

(pp.69-74)

 

 今後の予定

 当省は、上記のコーデックス分類の改訂状況と整合を図りつつ、作物分類の作成を進めていく予定です。

 本ページは、施策の検討や決定にあたっての透明性を確保する観点から、随時更新します。

お問い合わせ先

消費・安全局農産安全管理課農薬対策室

代表:03-3502-8111(内線4503)
ダイヤルイン:03-3502-5969
FAX:03-3501-3774

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