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【affラボ】 カレーによく合うご飯が炊ける米「華麗舞」(かれいまい)


華麗舞を使ったカレーライス。通常の日本型品種よりも少し長細く、ルウによくなじむ。
(左)華麗舞を使ったカレーライス。通常の日本型品種よりも少し長細く、ルウによくなじむ。

(下)日本型品種(左側)と華麗舞(右側)

日本型品種(左側)と華麗舞(右側)


カレー好きの日本人のために、カレーのルウと相性の良いご飯が炊ける新品種「華麗舞」が開発されました。

もともと、柔らかく粘り気の強い日本型品種の米よりも、硬めで粘り気の少ないインド型品種の米の方がカレーにはよく合うと言われてきました。しかし日本では、米に柔らかさや粘り気が求められる傾向が強く、インド型品種の米の人気が出ませんでした。日本型品種とインド型品種を交配して育成した「華麗舞」は、ご飯の表面は硬く粘りや付着性は少ないのですが、内側は、普通の日本型品種と同等の柔らかさと弾力性を合わせ持つことに成功。実際にカレールウをかけてみると、ご飯の粒同士が固まらず、一粒一粒がルウにきれいに混ざってカレーライスがさらにおいしく感じられます。

「華麗舞」を育成した、中央農業総合研究センター低コスト稲育種研究北陸サブチーム長の三浦清之さんは「この品種の育成を開始してから、現在まで27年かかっています。『華麗舞』の場合のように、インド型品種と日本型品種の交配のように、遠縁の稲品種同士の交配の場合、形質が安定して、選抜ができるようになるまで、日本型品種同士の交配と比較して、約2倍の年月がかかります。育成当初より、カレーに向く品種を育成しようとした訳ではありません。インド型の多収品種である『密陽23号』と日本型の多収品種である『アキヒカリ』の交配により、両親を越える多収品種を育成することを目的としたものです。しかし、インド型品種と日本型品種の多収性を併せ持たせることが難しく、試行錯誤を繰り返すうち、できた系統の食味を見てみたら、粘らないけれど、柔らかく弾力性があり、意外においしく、今までにない面白い米ができたことに気がつきました」と説明。

民間企業の協力で、華麗舞を使った商品の発売まであと1歩というところまで研究は進んでいます。三浦さんは「これまで調理に合わせた米というのはありませんでした。華麗舞が広く受け入れられれば、用途別の米も増えて、新しい米需要を発掘するきっかけになるかもしれませんね」と話していました。

農林水産技術会議ホームページ http://www.s.affrc.go.jp/ 写真=向井渉

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