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MAFF TOPICS MAFF REPORT(1)

【 MAFF REPORT 】  美しい農村を未来の子どもたちへ!2

いま、全国の農村で過疎化、高齢化、混住化が進み、農地や農業用水などを農業者だけで守っていくことが難しくなってきました。美しい農村をかたちづくる農地・水・環境を守るために、地域住民が一体となっての活動が注目されています。ここでは6月号に引き続き、「農地・水・環境保全向上対策」による2つの取り組みを紹介します。

子どもたちの参加で環境問題に関心を
天明(てんめい)環境保全隊(熊本市天明地区)

天明環境保全隊では、水土里ネットを中心に組織づくりに取り組んでいます。集落機能を回復し、農業用水を地域用水として活用できるようにするなど地域全体の資源として共同管理することを目指しています。

保全隊には、28の集落、20団体(NPOや事業所等)が参加しています。

計画づくりでは、自治会を中心に子ども会、女性の会、老人会等積極的に参加して、保全活動の他「昔の農法の復活」「ビオトープ」「田んぼの力の講話会」等が盛り込まれました。また、小中学校と連携し、農地や水利施設を遊びや学びの場として活用。「生態系学習会」「炭焼き体験と水浄化」「植林・下草刈り」など、子どもたちが地域の環境に関心を持てる取り組みを進めています。

共同活動の参加者が90%を超えた集落も出るなど隊員の意識も高まり、天明全体での広がりを見せています。
海苔竹の廃材を炭にする活動。炭は水の浄化に使う
海苔竹の廃材を炭にする活動。炭は水の浄化に使う

地域全体で次世代に引き継ぐもの
寺津(てらづ)・藤内新田(とうないしんでん)地域みどり会(山形県天童市三郷堰地区)

三郷堰地区は、最上川沿いに開けた平坦な水田地帯で、大正時代から続く最上川からの用水に支えられた豊かな水土里を次世代に引き継ぐために、さまざまな取り組みを進めています。

地域の混住化が進み、田んぼや水にふれる機会が少なくなっている住民や子どもたちのために、最上川の取水源や揚水機、水管橋を見学できる「揚水めぐり、三郷堰・水の駅スタンプラリー」、子ども向けの「田んぼの水・探検隊」などを実施。取水源の頭首工(とうしゅこう)周辺や農業用水のゴミ拾いなどの環境美化活動には多くの地元住民が参加するようになりました。

事務局長の佐藤功さんは「三郷堰の水・土・里は地域の大切な宝物。また、田んぼは農家だけで守るものではなく、地域全体で次世代に引き継ぐものだと思い、これからも子どもたちと一緒に活動を続けたい」と話していました。
地域全体が参加する草刈り
地域全体が参加する草刈り

農林水産省ホームページ「農地・水・環境保全向上対策」http://www.maff.go.jp/nouti_mizu/

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