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| この連載コーナーでは、農林水産分野で先進的かつユニークな活動を行っているチャレンジャーをレポートします。 |
![]() やよいFIELD STAFFのメンバーの皆さん。写真中央が会長の西條裕之さん。ちなみに グループ名の「やよい」には、「日本の稲作の礎となった弥生時代」「生命の息吹と爽やかな春風」をイメージしているとのこと
Profile 西條 裕之(にしじょう・ひろゆき)さん
昭和46年、新潟県頸城(くびき)村(現・上越市)生まれ。東京都町田市の玉川大学農学部農学科卒。卒業後、さいたまコープなどでの勤務を経て、平成8年、故郷に戻って就農。平成12年、やよいFIELD STAFFの設立に参加。平成17年、(有)西條ファーム設立。平成18年に、やよいFIELD STAFFの会長に就任し現在に至る。 |
豊かな稲作地に恵まれた新潟県上越市の頸北(けいほく)地方。この地で、無農薬有機栽培や減農薬減化学肥料による米作りにチャレンジしている若きグループがある。「やよいFIELD STAFF(以下、やよいFS)」がそれだ。 「結成してかれこれ7年になりますが、発足当時のメンバーは、ほとんどが20代でした。現在のメンバーは16人。やよいFSの成長とともに平均年齢も33歳まで上がりましたが、農業者の平均年齢としては、まだまだ若い方ですよね」と、3代目やよいFS会長の西條裕之さんは話す。 今でこそ元気なやよいFSだが、グループ結成の背景には、地域の深刻な農業事情があった。農業を行う上でふんだんな自然の恩恵を受けている頸北地方なのだが、一方で、担い手不足、農業者の高齢化、農業の将来への不安といった問題が、この地においても顕在化していた。こうした中にあって、「子や孫の代まで継続できる農業を確立するために、僕たちで何か出来ることがあるのではないか」と、西條さんをはじめとした地元の若者が立ち上がり、やがて結成されたのがやよいFSなのである。西條さんはこう振り返る。 「農業に従事することの誇りや喜び、楽しみを発見して、それをいかにみんなで共有できるかが、一つの大きなテーマとしてありました。そのためには、これまでのように農業者は個々ばらばらであってはいけないと思ったんです。農業をやっていると、田んぼの土づくりや除草がうまくいかないなどの失敗もいろいろ出てきますが、それらも含めて、みんなで情報をオープンにすることによって、失敗の原因を一緒に考えることができる……こんなふうに、農作業においてお互いに助け合えるようになってきたのです。こうした環境が確立されたら、子や孫の代になっても、魅力ある農業を維持できると思うのです」。 現在、やよいFSには、地元出身者ばかりでなく、東京からこの地に移り住んだメンバーもいる。これだけ人員が揃ったのだから、会社組織かNPOにした方がいいのではないか、という声も上がったが、西條さんは、あくまで任意のグループとしてのやよいFSにこだわっている。 「NPOにしたら、おのずと事務作業などが必要になってくるでしょう。そういう時間があったら生産することに力を注ぎたい。私たちはあくまで現場主義なんです」。 なお、やよいFSでは、今も新規のメンバーを募集中。「志さえあれば、農業未経験の方でも大歓迎です」とのことだ。 |
![]() メンバーの一人である峰村幸人(みねむらさちと)さん(29歳)は、会社勤めを経て、結婚を契機に就農した。「自分でモノを作ることにやりがいを感じている」と話している
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![]() 毎月一度は開催している定例会。この日は、東京で開催されるイベントへの参加について、打ち合わせが行われた
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