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わが家ごはん地元ごはん 第6回

妹尾河童さん(舞台美術家)・風間茂子さん(エッセイスト)
栄養のバランスと定時の食事で健康管理


妹尾 河童さん 風間 茂子さん
Profile せのお・かっぱ
1930年神戸市生まれ。グラフィックデザイナーを経て54年、独学で舞台美術家としてデビュー。紀伊國屋演劇賞など演劇部門で多数受賞。細密イラスト入り『河童が覗いた~』のシリーズエッセイや小説『少年H』など著書も多数。

かざま・しげこ
1932年新潟県佐渡生まれ。61年妹尾河童さんと結婚、87年『なるほど家事の面白ブック』でエッセイデビュー。合理的な収納やもてなし上手の主婦として、女性誌・生活情報誌にたびたび登場している。通称モコさん。
――河童さんはご自宅と同じマンション内に仕事場があるそうですね。

河童 そう、職住接近だから昼も夜も自宅でモコの料理を食べる。しかもブランチは11時、夜は7時と時間が決まっているのが特徴。

モコ 熱いものは熱々を、冷たいものは冷え冷えを食べてもらいたいから、テレビの時報に合わせて河童に電話をかけるの。

河童 するとデザインに色を塗っている最中でも中断して、階段を駆け下りるわけ(笑)。

モコ 移動に約5分の余裕を見て、魚を焼き上げるなど、時間を逆算して作るのが面白い。

――それだけお二人とも食べることを大事にしていらっしゃるわけですね。この習慣はご結婚以来?結婚されて何年になりますか。

河童 僕らは「1年契約の結婚」と言って毎年結婚記念日にお互いの気持ちを確認し合っていて、今年で45回更新できました(笑)。

モコ 1日2食になったのは息子が24歳で独立してからで、もう16年になるわね。

河童 一緒にいると好みや身体が要求するものは似てくるもので、僕が食べたいものがピッタリ。彼女は栄養バランスも考えているから、食卓に出たものは残さず全部食べます。

――では、今日のお食事は?

河童 昼はたらことミートソースのスパゲティ、それにサラダを食べた。夜は寿司の予定。

モコ 昼は麺類が多いわね。パスタ料理はミートソースやトマトソースを作り置きしておけば、簡単にできるし。今夜はお寿司で魚がメインだから、昼をミートソースにしたの。外食の場合は、出かける前に野菜ジュースを飲むのも習慣。忘れないように「野菜ジュース」と書いたカードを食卓に載せておきます。そして、お店の予約はいつも6時半。

河童 そうすれば家にいるときと同じ7時には食べ始められるからね。食事時間が一定しているってことも健康管理の基本だと思う。

モコ 河童が血圧や体重を毎日測って一覧表に記入するのと同じ、ゲーム感覚なの。献立は和風なら主菜も副菜も和で整え、洋や中のおかずは混ぜないよう工夫します。お刺身にマヨネーズのサラダなんてイヤじゃない?

――作るのはもっぱら茂子さん?

河童 そんなことはない、卵料理は僕の担当。

モコ そうね、「河童亭」のオムレツや親子丼、炒飯もお客に評判いいのよ。

――河童家のおもてなし料理、他には?

河童 冬はなんと言っても「ピェンロー(白菜鍋)」。豚肉と鶏肉の旨みが白菜に染み込んで、これは絶品。スープも美味いよ!

モコ 夏は、豚肉の極薄切りに片栗粉を少しまぶしてボイル。それを氷でうんと冷やしてから、シソの葉やショウガ醤油で食べる例の「冷や豚」。客人のリクエスト回数が多いのは「すき焼き」ね。

河童 うちの「すき焼き」はヘンだからね。一人200gずつの牛肉を皿盛りにして、各人のペースで食べるところに人気がある。「この日あいてる?」と友人に電話すると、みんなごはんの誘いだとわかっているから、来られない人は「残念!!」と悔しがる。だから、何の料理かは言わないで、「また今度」と電話を切る(笑)。

――二人ごはんもおもてなしも、愉しい食卓が眼に浮かびます。ありがとうございました。

西 妙子=構成

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