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特集2 始めませんか、菜園ライフ(1)-1/2-


とれたて野菜をその場でパクリと口に入れ、鮮烈な香りや美味しさを楽しめるのは育てた人の特権。
ベランダのコンテナや庭の隅っこなど、ちょっとしたスペースを利用して、野菜作りに挑戦してみませんか。
野菜たちの生長に一喜一憂する親心!?
野菜たちの生長に一喜一憂する親心!?

庭の片隅を掘り起こし、わずか1坪の菜園に取り組み始めたのは2年前。そんな童話作家の真木文絵さん・イラストレーターの石倉ヒロユキさんご夫妻の庭では、今夏、トマト、キュウリなどの野菜たちが元気に育ち、立派な実をつけた。

「でも、まだ土の力が弱いんですよ。もともと畑ではなかった場所に、どんどん堆肥を入れたからといって、すぐにいい畑ができるというわけではないんですね。 “いい土”を育てるためには、やはり歳月が必要。家族総出で、楽しみにしていたジャガイモを張り切って掘り起こしてみら、まったくイモがついていなかった、なんてこともありました」

無念の結末も、そう朗らかに語る真木さん。元気な芽が出て喜んだり、ときに失敗して悔しがったり……。そうした喜怒哀楽をつねに実感できるのも、家庭菜園の魅力だという。 1坪の畑とはいえ、野菜たちを心配する親心は農家にも負けないほどだ。

「花に比べて、野菜はすごく生長スピードが速いんです。とくに夏野菜は短期間にぐんと伸びて、花を咲かせ、数カ月で実までつけるものも。最初はゆっくり生長しているように見えるので、“まだまだ大丈夫”と思っていると、いつの間にか生長しすぎて一番美味しいタイミングを逃してしまったり、雑草だらけになってしまいます。日々、野菜と追いかけっこをしているようです」

と続ける真木さん。また、苗のうちはまだ小さいので、つい多く植えすぎてしまい、気がついたら通路までジャングルのようになってしまった、という失敗もあったとか。

「たとえ形が悪くても、わが家のとれたて野菜はやはりいとおしいもの。プロの農家ではないのだから、スーパーに並んでいる野菜とは違うものになって当たり前。違うところが、また魅力だと思います」

庭の一角を利用し、1坪から始まった菜園。現在は庭のほぼ半分を野菜たちが占めている
庭の一角を利用し、1坪から始まった菜園。現在は庭のほぼ半分を野菜たちが占めている
石倉ヒロユキさんは古い園芸道具のコレクター。ひとつひとつ、歴史を刻んだ道具たちが庭で待っている
石倉ヒロユキさんは古い園芸道具のコレクター。ひとつひとつ、歴史を刻んだ道具たちが庭で待っている
ユニークな品種のミニキュウリ。そのまま食べても、ピクルスにしても
ユニークな品種のミニキュウリ。そのまま食べても、ピクルスにしても

本吉恭子=取材・文
加藤タケ美=写真

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