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MAFF TOPICS affラボ

【affラボ】 国産ワイン用ブドウの新品種「ビジュノワール(赤)」、「サンセミヨン(白)」


「ビジュノワール」 「サンセミヨン」 山梨県果樹試験場の試飲用ワイン
上/山梨県果樹試験場の試飲用ワイン

「ビジュノワール」(左)と
「サンセミヨン」(右)。

おいしいワインができるブドウといえば、赤のカベルネソービニヨン、白のシャルドネなどが世界的に有名ですが、欧州原産のこれらの品種は、気候条件の異なる日本で栽培すると、色や味が薄くなる傾向がありました。おいしいワインになる日本産ブドウの育種は、国内の研究者にとって長年のテーマでしたが、農林水産省の指定試験地である山梨県果樹試験場がこれらの問題を克服した赤、白それぞれのワイン用ブドウを育成しました。

赤用の「ビジュノワール」は、欧州系品種と山梨産品種の交雑で、日本中どこで栽培しても、色が濃く、タンニンの多い、ボディ(こく)がある赤ワインらしいワインができる品種。一方、白用の「サンセミヨン」は、欧州系と欧米雑種の組み合わせで、糖度が高く香り・味も良い白ワインができる品種。一房が約400g と大きくなるのも特長です。

同試験場の齋藤寿広(さいとうとしひろ)さんは「フランスのブルゴーニュやボルドーのように、ワインは土地によって味が違うのが醍醐味。欧州産の味をまねるだけでなく、日本の味、山梨の味をつくることを目標としてやってきました。今、国産ワインの原料のうち、国内のブドウが使われているのは10%程度、山梨県産でも地元のブドウは15%程度と推測されます。この割合を増やすには、ブドウ生産農家とワイナリーの双方が納得できる品種をつくるしかありません。『ビジュノワール』も『サンセミヨン』も、酒造メーカーの評判が良くて期待しています」と笑顔で話していた。「ビジュノワール」を使ったワインを飲めるようになるのは早くて5年後ですが、「サンセミヨン」の白ワインは発売されています。お試しください。

ワイン品質を確認するために、試験場内で醸造も行われる。ブドウを搾るところから研究者が手作業で行っている ワイン品質を確認するために、試験場内で醸造も行われる。ブドウを搾るところから研究者が手作業で行っている
ワイン品質を確認するために、試験場内で醸造も行われる。ブドウを搾るところから研究者が手作業で行っている
ワイン品質を確認するために、試験場内で醸造も行われる。ブドウを搾るところから研究者が手作業で行っている

農林水産技術会議ホームページ http://www.s.affrc.go.jp/ 写真=向井渉

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