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武田双龍の書の食卓 最終回

耕す季節に土の香りを感じて


耕 武田双龍 僕は残念ながら自分の手で畑を耕したことはありません。でも、種まきの時期にきれいに耕された畑の土の香りがとても好きです。独特な肥料のにおいも「こうして作物をつくってくれる人がいるんだ」と思えるのです。今回の「耕」は、そんな土の香りが伝えられたら、と思って書いてみました。

土の香りが好きなのは、子どもの頃、春先になるとよく出かけていたわらび狩りの楽しい思い出のためかもしれません。山の中を土まみれになりながら、わらびを探して駆け回ったものです。当時は「苦い」と感じていたわらびの味も、大人になるとおいしいと感じるものですね。

武田 双龍さん
Profile たけだ・そうりゅう
1984年生まれ。3歳より書を学び始め、母である武田双葉に師事。書道家の武田双雲は長兄にあたる。9歳で全国書道展の最高賞を受賞。2006年4月より「ふたばの街」を開講。現在、生徒は200名を超える。昨年3月、初の作品集である「夢-武田双龍」を出版。

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