【affラボ】 注目のアミノ酸GABA(ギャバ)を多く含んだ巨大胚米「はいいぶき」
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上/「コシヒカリ」の玄米
左/「はいいぶき」の玄米。右のコシヒカリの玄米と比較すると胚芽の大きさの違いがよくわかる。
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「GABA」とは、γ(ガンマ)- アミノ酪酸という、ほ乳類の脳や脊髄に存在する神経伝達物質のこと。脳内の血流をよくするなどの効果で関心が高まっています。発芽玄米もこの成分が多く含まれることが知られています。
農研機構近畿中国四国農業研究センターは、玄米を水につけると特に胚の部分でGABAが多量に蓄積されるということを発見し、1999年に世界初の巨大胚米「はいみのり」を育成しました。「はいみのり」は生成されるGABAの量が通常品種の2〜3倍ありましたが、高度な技術をもった農家でないと栽培が難しく、胚芽が落ちやすいという問題点もありました。
これらを解消しようと改良した結果生まれたのが「はいいぶき」です。「はいいぶき」は分づき米に精米しても胚芽が落ちにくく、より食べやすくなっています。同研究センターの飯田修一さんは「精白米は100gあたり数mg程度のGABAしかありませんが、『はいいぶき』の玄米および胚芽を残した分づき米では水につけることで20〜30mg近くも増えます。『はいいぶき』を実際に食べてもらった効果を医学的に確かめた例はまだありませんが、通常の玄米のGABAを増やした胚芽を摂取した時に血圧低下作用があるという報告や、精神安定化作用があるという報告が学術雑誌に掲載されており、このような効果は期待できると考えております」と話していました。
「はいいぶき」は中国地方の農家などで栽培され、一般にも発売されています。
「はいいぶき」は先行して育成された「はいみのり」よりも栽培しやすく収量も増えている(写真提供・近中四農研)