ホーム > 報道・広報 > 2012年aff(あふ)5月号 > aff(あふ)バックナンバー > 08年6月号目次 > 特集1 クジラのはなし(3)-1/2-


ここから本文です。


特集1 クジラのはなし(3)-1/2-

古くて新しい味、クジラの滋味を味わう

四方を海に囲まれた日本では、大昔からクジラを捕って食べていました。クジラを無駄なく利用してきた日本人の知恵はいまも脈々と生き続けています。貴重な海の幸の味わいを、堪能してみませんか?
クジラの辛味噌豆腐。レアに仕上げたクジラの赤肉は柔らかく、さっぱりとした味わい。濃厚な辛味噌の味は、ごはんやお酒との相性も抜群。
クジラの辛味噌豆腐。レアに仕上げたクジラの赤肉は柔らかく、さっぱりとした味わい。濃厚な辛味噌の味は、ごはんやお酒との相性も抜群。
いまこそクジラの味の復権を


あなたは、クジラの味を知っていますか?ある年代以上の方は、学校給食でクジラの竜田揚げを食べた経験をもつ人が多いでしょう。しかし、1982年に商業捕鯨が一時停止されてからは、鯨肉を食べる機会は少なくなりました。おそらく20代以下の人たちは、鯨肉の味を知らない人がほとんどではないでしょうか。そんな現状に危機感を感じているのが、合同会社鯨食(げいしょく)ラボの中田博代表。同社は“食”としてのクジラの重要性をアピールするとともに、鯨肉流通の最適化や新たな市場の開拓を行っています。

「現在では、鯨肉を食する場も機会も大幅に減少しています。その一方で、鯨類捕獲調査の精度を高めるために、調査捕鯨枠の拡大が認められ、副産物である鯨肉の流通が停滞する状況すら生まれています。鯨肉は生産数量の制限があり、かつ原価は『副産物売渡価格』として規定されている特異な食材。だからこそ食材としての原点に立ったマーケティング戦略が不可欠なんです」


自家製のクジラベーコン。うねすという部位を2週間かけてじっくりと加工したもの。白身の部分をかみしめれば、味わい深い脂がジュッとしみ出る。
自家製のクジラベーコン。うねすという部位を2週間かけてじっくりと加工したもの。白身の部分をかみしめれば、味わい深い脂がジュッとしみ出る。
赤肉の刺身は柔らかく、さっぱりとした味わい。本皮を添えることで味わいが増す。塩を振ったごま油で食せば、また別のおいしさが。
赤肉の刺身は柔らかく、さっぱりとした味わい。本皮を添えることで味わいが増す。塩を振ったごま油で食せば、また別のおいしさが。
専門店では、内臓などさまざまな部位を楽しめる。写真は東京・浅草にある「勇新」のもつ鍋。頭から尾まで無駄なく食べられるのもクジラの特徴。
専門店では、内臓などさまざまな部位を楽しめる。写真は東京・浅草にある「勇新」のもつ鍋。頭から尾まで無駄なく食べられるのもクジラの特徴。

クジラの部位と名称


ページトップへ


アクセス・地図