【affラボ】 薄緑色の豆腐ができる緑色大豆「青丸くん」
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上/岩手県の特産品として発売されている、青丸くんを使用した豆腐
左/成熟しても黄色くならない青丸くん
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大豆の色といえば、節分の豆やきな粉など黄色みがかったものが思い浮かびます。緑色の枝豆も成熟すると黄色い普通の大豆になります。しかし、2002年に農研機構東北農業研究センターが育成した「青丸くん」は、成熟しても緑色のままで、涼しげな薄緑色の豆腐や豆乳が出来上がります。
青丸くんのように、種皮や子葉(種子の中身)が緑の大豆は、茶豆や黒豆に対して青豆と呼ばれます。これまでも青豆はありましたが、枝豆用品種の転用や在来種がほとんどでした。それぞれ特色はあるのですが、成熟期が遅かったり、倒れやすかったり、また収量が低く不安定などの問題があり、機械化が進まず広く普及しませんでした。
同センター大豆育種研究東北サブチームでは、機械化栽培に向く青豆品種を育成するため、東北の大豆品種で最も機械化適性の高い黄大豆の「タチユタカ」と青豆の品種を交配。「同じ青豆でも緑の濃淡や明るさ、鮮やかさはいろいろです。緑色の遺伝を研究するなかから、鮮やかな緑色が遺伝する在来種をみつけ、それを片親とすることで、『青丸くん』のきれいな緑色をだすことができました。青丸くんで作った生湯葉を試食したことがありますが、やはり緑の色合いが印象的でした。このように緑色の食品素材として利用できることが大きな優点です」と説明しています。
青丸くんは岩手県で栽培され、豆腐や納豆などが特産品として現在、人気を呼んでいます。
開花期の青丸くんの畑(写真提供・東北農研センター)