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特集2  季節の食材まるかじり 第2回(1)

牛乳のチカラ

冷たい牛乳がおいしく感じる季節になりました。たんぱく質やカルシウムなどがたくさん含まれた健康飲料の元祖、牛乳のチカラを見直してみませんか
ホルスタイン種
ホルスタイン種
原産地はオランダからドイツのホルスタイン地方。体が大きく乳房が発達していて乳量が多く、世界中で最も多く飼われている。性格はやさしく、寒さに強く暑さに弱いのが特徴。黒白のほかに茶白も。日本で乳牛といえば、約99%がホルスタイン種。
飲んでますか? 牛乳

日本人のカルシウム源の43%は牛乳です。魚介類は14%ですから、日ごろ不足がちなカルシウム補給を牛乳に頼っていることがわかります。牛乳のカルシウムは量が多いだけでなく、吸収率が50〜70%と高いのも特徴です。

飲用の牛乳以外にも、バター、チーズ、ヨーグルト等の乳製品や、それらを利用したケーキやパンなどを食べることで、毎日1人約250グラムの“牛乳”を口にしています。(農林水産省「食料需給表(平成18年度)」)

そんな私たち日本人の生活に欠かせない牛乳ですが、普段どのように選んでいますか?

日本で飼育されている乳牛のほとんどはホルスタイン種ですが、この他にも、飼育頭数はわずかですが、数種類の乳牛が飼育されており、「幻の牛乳」と言われているものもあります。また、「特別牛乳」は普通の牛乳よりも、品質や衛生管理面で特別に厳しい基準を満たしたもので、一般の消費者が購入できるものが全国で5種類あります。この夏、スーパーで手にするいつものパックとは一味違った牛乳の世界をのぞいてみませんか。

ガーンジー種
ガーンジー種
イギリス海峡ガーンジー島原産。淡黄褐色できれいな白っぽいまだら模様が特徴。乳脂肪率が高く、脂肪球が大きく濃厚な味で「ゴールデンミルク」と呼ばれることも。飼育頭数は少ないが、牛乳のほか、アイスクリームやプリンなども商品化。特に新潟県の一部地域では特産品になっている。
ジャージー種
ジャージー種
イギリス海峡ジャージー島の原産。淡い褐色でやや小型。ホルスタインより乳量は少ないが、乳脂肪はホルスタインより高く、脂肪球も大きいため、バターの原料に向いている。また、「ジャージー牛乳」の商品も多数で、人気も高い。

エアシャー種
エアシャー種
スコットランド地方原産。茶色と白のまだら模様で、厳しい自然環境でも育つ牛。明治初期に輸入されたが、主流がホルスタイン種になったため、日本国内の飼育数が激減。熊本県の牧場などでごく少数が飼育され、酪農体験などでふれあうことができる。
ブラウンスイス種
ブラウンスイス種
スイス原産。ナチュラルチーズに適した濃厚なミルクを出すアルプスの名牛で、黒褐色からシルバーがかったブラウン。国内の飼育頭数が少ないことから「幻の牛乳」ともいわれる。自然食品や高級食材を扱う店で「ブラウンスイス牛乳」に出会うことができる。

国内で5つだけの特別牛乳
銘柄 発売元 生産地 特徴
想いやり生乳 想いやりファーム 北海道中札内村 日本で唯一の無殺菌牛乳
京都の特別牛乳 クローバー牧場 京都府木津市 西日本初の特別牛乳
ジャージー特別牛乳 白木牧場 福岡県山田市 ジャージー種100%
サングリーン特別牛乳 雪印こどもの国牧場 横浜市青葉区 こどもの国の中の牧場でのみ購入可能
中部特別牛乳 中部乳業 愛知県岡崎市 中部地方唯一の特別牛乳
写真=加藤タケ美
写真提供・中央酪農会誌ほか

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