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特集1 ふるさと 夏体験(3)-2/2-

「武蔵野市セカンドスクール」からのアドバイス
“卒業生”たちの「ふるさと夏体験」

A・Aさん
A・Aさん(中学3年生)
小学5年生の時に参加
実施地:山形県遊佐町 9泊10日
友達や家族、新しい自分、農家の人の苦労…。大切なものを見つけました。

農業体験なんて一度もやったことがなかったし、弟たちの面倒もみなくていい!友達とずっとおしゃべりができる!って思って、楽しみでしょうがなかったんです。

10日間分の荷物をリュックに詰めて、電車を乗り継いで山形まで行きました。現地に着いたら、駅にはだーれもいなくて、線路も二本しかなくて…。夜も真っ暗だし、東京とは大違い。田んぼが遠くまで広がっていて、山があって、川が流れていて、日本にもこんなところがあったのかと思うくらいきれいな風景でした。

里芋掘りではどろんこになって、だれが一番たくさんとれるか競争しました。東京にいたら、ちょっと砂が付いただけでいやなのに、どろんこになるのがおもしろくて。イナゴも初めて見たんです。ふだんは虫なんて触れないのに、思わずつかまえてじっくり観察しちゃった。「私こんなことしてる」って、新しい自分を発見した感じでした。

現地の人たちみんながやさしくしてくれたのをよく覚えています。稲刈りのときも魚釣りのときも親切にいろいろ教えてくれて、宿の人は山までキノコを採りに行って、お味噌汁を作ってくれました。それまでは、ご飯を残すこともあったんだけど、お米をつくる大変さや魚も減ってるっていう話を聞いたら、食べ物を残すなんてできなくなりました。

7日目ぐらいになったとき、ホームシックになって泣き出す子がいたんです。そしたら、つられてみんなが泣き出して、私も弟たちが心配になっちゃった。面倒見なくていいって思っていたはずなのに…。でも、歌ったり、お笑いショーをやろうなんて言い出す子がいて、みんな元気になりました。

帰ったら、お父さんが「大人っぽくなったな」って言ってた。自分でもそう思いました。集団生活するといろいろがまんしなきゃならないからかな。友達みんなと仲良くなれたし、困ったことがあったら協力して解決するようになりました。またみんなで行きたいです。

旅先から家族に送ったはがき。毎日のできごとや家族に会いたい気持ちが綴られていました。
旅先から家族に送ったはがき。毎日のできごとや家族に会いたい気持ちが綴られていました。


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