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特集 食べものの「ムダ」をなくそう(2)

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なにが、食品ロスになるのでしょう?

食品ロスの現状を知ろう


なぜ、食品ロスが問題なのでしょうか。そして、いったい、どこから、どんな形で食品ロスが発生しているのでしょう。この機会に考えてみましょう。
買い物風景

食品廃棄物の発生と流れ
食料の多くが輸入
日本では、1900万トン(平成17年度)の食品廃棄物が排出されています。そのうち、食べられるにもかかわらず捨てられる「食品ロス」と呼ばれるものは、年間約500~900万トンと推計されています。
我が国は多くの食料を輸入に頼っています。今後、私たちが安定した食生活を送るためには、食料自給率を上げて国内での供給を安定させるだけでなく、食品や食材をムダにすることなく使っていくことが大切です。

期限切れの在庫品の行方は?
では、食品ロスが生まれる過程を見てみましょう。
まず、スーパーなどの小売店では、生鮮食品や弁当、惣菜などで売れ残ってしまった商品が、処分されることになります。

欠品を防ぐために多く仕入れた商品のうち、期限切れなどで販売できなくなった在庫も小売店にとっては不要品です。また、小売店が独自に定めた販売期限が切れた場合も、処分されたりメーカーに返品されたりします。

印刷ミス、それだけで廃棄?
食品メーカーの場合は、新商品の販売や規格が変更されたために、店頭から撤去された定番カット食品や販売期限切れとなって返品された食品です。消費者のニーズに応えて新しい商品が開発されれば、規格も変更されるでしょうし、必然的に旧タイプのパッケージ商品は返品されることになります。

また、検品のために開封した食品類は当然、販売することはできませんから、処分されますし、製造過程で発生する印刷ミスなどの規格外品も店頭には並びません。

食べ残しはどうにもならない?
レストランなどの飲食店でもっとも多い食品ロスが、客が食べ残した料理です。食べ残しは分別処理してリサイクルするにも手間がかかり、多くが廃棄されてしまいます。

また、メニューに掲載している以上、なにを注文されてもいいように、ある程度料理を仕込んでおかなくてはなりません。けれど、注文がなかったら、その仕込み済みの食材は不要になってしまいます。

家庭からは年間約200~400万トン
家庭の食品ロスと呼ばれるものには、主に次の3つが挙げられます。

まず、食べられる部分を捨てている過剰除去。たとえば、野菜の皮を厚くむき過ぎたり、脂身の部分などを調理せずに捨ててしまうことなどが過剰除去に当たります。通常食べずに廃棄する野菜や果物の皮や魚の骨などは、過剰除去には含みません。あくまでも本来食べられる部分まで過剰に取り除いてしまうことをいいます。

それから、食べ残し。これはもう説明をしなくてもお分かりいただけるでしょう。

3つ目が、直接廃棄と呼ばれるもので、冷蔵庫などに入れられたまま調理されず、食品として食卓に上らずに廃棄されたものです。

家庭から出る食品ロスは、私たちの工夫次第で減らすことができるのではないでしょうか。

食品ロスの原因