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特集 食べものの「ムダ」をなくそう(4)

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食品ロスを減らすためには?

考えてみませんか私たちにできること


各地の自治体が地域ぐるみで取り組み始めた活動があります。飲食店、消費者がともに参加できる活動や日常生活のなかで見直せること、考えてみませんか。ここでは最後に、食べきるためのちょっとした工夫もご紹介します。

おいしいふくい ポスター
福井県での取り組み
福井県で行われている「おいしいふくい 食べきり運動」のポスター。福井県では食べ残しを減らすために、飲食店などの協力を得て「食べきり運動」を展開している。飲食店ではメニューに「小盛りできます」「食べられないものがあれば相談ください」などの表示をして、食べ残し削減に協力している。
また、福井県だけでなく千葉県をはじめ富山市、人吉市など、各地で自治体と地域の飲食店が一体になり、「小盛りメニューの提供」「食べきりへの声かけ」「持ち帰りへの対応」などを進める「食べきり運動」が行われている。

ドギーバック
注目!「ドギーバッグ」
食品廃棄物のなかでもリサイクルが難しいのが食べ残し。それをなくそうという取り組みからできた持ち帰り用容器がドギーバッグである。食べ残しを持ち帰る際、恥ずかしさからつい「犬のエサにするから」と告げることがあるため、この名がついた。
最近、おしゃれなエコバッグに負けず劣らず、デザイン性のあるドギーバッグが登場している。洗えて何回も使え、耐久性があることも魅力。ドギーバッグ普及委員会では、食品衛生上のトラブルを防ぐために、「食べ物持ち帰り」に関するガイドラインを設け、提供飲食店や消費者に呼びかけている。

国際ホテルのドギーバッグサービス
ホテルでもドギーバッグ
横浜国際ホテルでは、食品ロス削減のため、宴会で食べきれなかった料理を、ドギーバックに詰めて持ち帰ってもらう「国際ホテルのドギーバッグサービス2009Ver.1」を開始した。エコマインドを持つ顧客と一緒に取り組む食エコ活動として注目を集めている。
食べきれないとき、どうしていますか
飲食店での食べ残しはリサイクルが難しく、多くが廃棄されてしまいます。食べ残しを出さないようにするには、どうすればいいでしょうか。

飲食店では、料理の好みを聞いたり、分量の少ないメニューを用意するなど、対応に工夫をすることで食べ残しを減らすことができるでしょう。飲食店を利用する消費者も、食べきれないと思ったときは、「小盛りにできますか?」などと、注文時に思い切って聞いてみましょう。

最近では飲食店と協力して「食べきり運動」を推進している自治体も増えてきました。飲食店からは消費者に対して「残さないで」とは言いにくいものです。しかし、県や市でそうした取り組みを推進していれば、消費者にも理解してもらいやすいと、飲食店で働いている人たちにも喜ばれているそうです。

持ち帰りができるといいのだけど
また、食べ残しを持ち帰りたいという消費者には、品質に問題のない場合、食べきる日時の目安などの情報を提供したうえで、持ち帰りに対応している飲食店も出てきました。「食べきり運動」を推進している自治体では、この持ち帰りも「食べきり運動」とうまく連動しているようです。

自治体と地域の飲食店、市民が一丸となって食べ残しを減らす努力をすれば、食品ロスも減っていくことでしょう。

買い物前に在庫チェックを
では、家庭での食品ロスをなくすために、どうすればいいのでしょうか。
まずムダに食材や保存品を買い過ぎないことが大切です。買い物に出かける前に、冷蔵庫の中の食材や保存食の在庫をチェックし、必要なものを必要なだけ買うようにしましょう。

とはいえ、いざというときのために、やはり食材は確保しておきたいもの。そのためには乾物の利用や買い出した食材を上手に保存し、なにが保存されているか把握しておけば、買い置きのサイクルも決まってきます。

作り過ぎない、ため込まない
料理を作り過ぎないということも大切です。少人数の家庭ではつい多めに作り過ぎてしまうことがありますが、残ってしまったら別の料理に作り変えるなど、工夫をして食べきりましょう。

ため込み過ぎも禁物です。こまめに冷蔵庫やストックをチェックすることで、野菜や生ものなど傷みやすい食材もムダなく消費しやすくなります。


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