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| 長年に渡って研究が続けられていた「ウナギの完全養殖」の悲願がついに達成されました。 (独)水産総合研究センターで、人工授精により生まれ育ったウナギの2世が誕生、現在も順調に生育しています。 |
![]() ![]() ビーカーに入った受精卵をふ化水槽に移す。飼育室はウナギの仔魚が生息する深海の環境に近づけるため、普段は真っ暗だが餌を与えるときや作業をするときには、青い光をつける ![]() ふ化後9日目の仔魚、体長は7.5mmに成長
![]() ふ化後2日目の仔魚、体長はわずか4.4mm ![]() 飼育したウナギがメスになっているか検査をして調べる |
待ち望まれていた成果
(独)水産総合研究センター(以下、水研センター)は4月上旬「実験室で生まれ成長したウナギのオスとメスから精子と卵を採取し、人工授精を行った受精卵から、2世代目となる※仔魚(しぎょ)をふ化した」と、発表しました。この「ウナギの完全養殖」の成功は、世界初の快挙です。 ウナギは古くから日本の食文化に浸透している魚です。ところが近年では、養殖用の稚魚(シラスウナギ)の捕獲量が世界的に減少しており、ウナギ養殖に必要な量を供給できないという事態も起こりました。こうした状況から、人工的に稚魚を生産する技術の開発と確立は、不安定な天然資源に頼らずにウナギの養殖を実現する方法として、養殖関係者も長い間待ち望んでいたことでした。 すべてが手探りだった研究
「ウナギの完全養殖」が困難だった理由は、ウナギの生育環境や生態のデータがまったくなかったことにあります。水研センター養殖研究所では、卵をふ化させることはすでに成功していました。 |