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農林水産省

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特集2 食材まるかじり(1)

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愛しの「じゃがいも」


じゃがいもは、世界中で愛されている作物。
小麦、水稲、大麦、とうもろこしと共に「世界5大食用作物」のひとつとされています。
日本でも年中どこかで収穫されていて、いつでも手に入る身近な野菜ですが、代表産地はなんといっても北海道!
今回は、全国のじゃがいも収穫量の約8割を占める北海道で、じゃがいもの魅力をお伝えします。

愛しの「じゃがいも」
北海道士幌町に広がるじゃがいも畑。火山灰が堆積した肥沃な土地で、堆肥や緑肥を用い環境負荷の少ない有機型農業に町ぐるみで取り組んでいる

愛しの「じゃがいも」

愛しの「じゃがいも」

愛しの「じゃがいも」

じゃがいもは、ナス科ナス属の作物で、根っこではなく地下茎にでんぷん質が貯まったもの。品種によって白や赤、紫色の愛らしい花を咲かせます。原産地は南米アンデス山脈の高原地で、古くはインカ帝国の時代からとうもろこしと共に食用にされていました。日本には、慶長年間(1600年ごろ)に当時のジャカルタを拠点に活動したオランダ人によってもたらされ、それが「ジャガタラいも=じゃがいも」の名前の由来となっています。

冷涼な気候でも丈夫に育つじゃがいもは、江戸時代には「飢饉対策用」として、主に寒冷地に広まりました。明治時代に北海道開拓が盛んになると、欧米からさらに優秀な品種が輸入され、広大な北の大地は一気にじゃがいもの一大産地として名をはせます。現在も生産量は全国1位。北海道ならではの大規模農法によっておよそ50種類のじゃがいもが収穫されています。

一方、温暖な地方では品種改良がすすみ、年2回(春作、秋作)の栽培が行われています。この北と南、2つの気候に合わせた栽培のおかげで、私たちは1年中いつでも手軽に美味しいじゃがいもが食べられるのです。

今回は、私たちが愛してやまない「じゃがいも」の種類や特徴、生産現場の方々の素顔にも迫ってみました。

取材協力
JA 士幌町 http://www.ja-shihoro.or.jp/


じゃがいもひと口メモ
Q.じゃがいもで太らない?
A.じゃがいもの主成分はでんぷんを主とした炭水化物ですが、イモ類の中では低カロリー。またフランス語で「大地のリンゴ」と言われるくらい、ビタミンCやB1、B6などが豊富です。特にビタミンCは熱に強く、調理中の損失分が少ないのが特徴。体のむくみをとり、高血圧や動脈硬化の予防にもよいとされるカリウムも含まれています。

Q.じゃがいもの芽は本当に毒?
A.じゃがいもの芽や緑色に変色した皮にはソラニンという天然毒素が含まれています。大量に摂取すると吐き気や下痢、腹痛などの中毒症状を起こす可能性があるので、調理の前にしっかり除去しましょう。またソラニンは光の当たった場所で生成する物質なので購入したら冷暗所で保存します(冷蔵庫に入れる必要はありません)

Q.おいしいじゃがいもの選び方は?
A.全般に、ふっくらと丸みがあって皮にシワや傷のないものを選びましょう。男爵いもやキタアカリは中くらいの形が揃っているもの、ずっしりと重みのあるものが良品です。メークインやホッカイコガネは大きなものでも大丈夫。この違いは品種の特長によるものです。


じゃがいも図鑑