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資源管理を住民自身の手で

地域資源情報管理システム


インターネットを使って誰でも簡単に地域資源の情報を知ることができる「地域資源情報管理システム」。地域が一丸となって取り組むべき地域資源の管理が円滑に進められることが期待されています。

水路線をクリックすると「カルテ」が表示され、水路の長さ、流量、補修箇所などの情報を見ることができる

水路線をクリックすると「カルテ」が表示され、水路の長さ、流量、補修箇所などの情報を見ることができる

地図上に点在する景観画像。地域の景観画像も地域住民の手で簡単にのせることができる

地図上に点在する景観画像。地域の景観画像も地域住民の手で簡単にのせることができる

このシステムに関するお問い合わせ
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構
農村工学研究所 技術移転センター
TEL.029-838-7600
HP:http://nkk.naro.affrc.go.jp/

地域資源を理解する
地域資源とは、その地域に存在する"特徴的なもの"のことで、景観や名産物の他、伝統や文化、それに携わる人々など、地域を活性化するための物質や人材、環境の総称です。

地域資源の中には、農地の土壌や排水条件、水路・道路の幅や状態等を指す『施設資源』の他、美しい景観や生物の生息地域等を指す『環境資源』などがあります。地域ブランドの育成が注目される今、それら地域資源を活用して、町おこしをしようとする考え方が各地域に広まっています。

地域資源に関する情報共有誰もが簡単に使える新システム
地域資源を正しく理解して、地域の活性化につなげようとする動きが活発化してきた昨今、農家や地域住民が簡単に使える情報共有システムの開発が急がれていました。そして昨年、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所技術移転センター(以下、農村工学研究所)が開発した「地域資源情報管理システム」が注目を集めています。

このシステムの最大の魅力は、「インターネットを介して誰でも簡単に使える」というところにあります。地図をクリックするだけでその農地の「カルテ」が表示され、面積や土壌状態等を確認することができます。また、地図上に点在する画像で地域の景観を見ることも可能。さらに水路線をクリックすると水路の諸元や点検・補修箇所が表示され、水路内の生き物の情報なども簡単に検索できます。

地域に合わせてシステム改良
このシステムのもう一つの魅力は、地域の農業や農村環境に合わせて住民たち自身の手でシステムを改良・共有していけるということです。地域資源の保全・管理活動を通して、新たに発見した資源をこのシステムで情報共有することにより、地域のブランド戦略や観光へ展開していくことができます。また、これらの情報入力をすべて農地の管理者や地域の組合、学校の授業などで行うことで、地域に存在する資源に目を向け、その資源の活用方法を住民たち自身で考えることができ、世代を問わず地域活性化に参加することができます。

農村工学研究所では、年に3~4回各地域に出向き、このシステムの勉強会を行っています。「地域資源管理の説明→基本操作講習→住民による地域資源に関する情報入力の方法」と、わかりやすく指導してくれますので、地域や集落ごとにこのシステムを有効活用して、住民全体で地域の活性化を目指すことができます。

地域資源情報管理システム