このページの本文へ移動

農林水産省

メニュー

MAFF TOPICS(1)

  • 印刷

食を支える水と土の再生・創造に向けて

新たな「土地改良長期計画」について


MAFFとは農林水産省の英語表記「Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries」の略称です。
MAFF TOPICSでは農林水産省のお知らせを中心に、暮らしに役立つさまざまな情報をお届けします。
平成24年3月、「食を支える水と土の再生・創造」を基本理念に、農業の体質強化と東日本大震災からの復旧・復興を目指して、
新たな「土地改良長期計画」(平成24~28年度)が閣議決定されました。

農地の大区画化、集積化で効率的かつ生産性の高い農業を実現(新潟県)

(写真1)農地の大区画化、集積化で効率的かつ生産性の高い農業を実現(新潟県)

津波被害を受けた農地を復旧(宮城県)

津波被害を受けた農地を復旧(宮城県)

(写真2)津波被害を受けた農地を復旧(宮城県)

水路の泥上げの様子。地域ぐるみの保全管理が進められている

(写真3)水路の泥上げの様子。地域ぐるみの保全管理が進められている
土地改良長期計画とは
土地改良事業は、農業の基盤である「水」(農業用水、水路等の農業水利施設)と「土」(農地)を整備・保全する役割を担っています。「土地改良長期計画」とは、事業を効率的・計画的に実施するための取組方針等を5年を一期として示したものです。

本計画では、次の3つの課題に取り組むこととしています。

課題1・農を「強くする」
食料を安定的に生産し、自給率を高めるためには、生産性の高い農地を確保し、農業水利施設を適切に保全管理することが不可欠です。

そのため、農地の区画拡大や、排水性の改善を行うとともに、地域の中心となる経営体への農地の集積を進めることで、コストを下げ、効率的で生産性の高い農業の実現を目指します(写真1)。

また、老朽化した施設の計画的な補修・更新や、耕作放棄地の再生等にも取り組むことにより、水と土の有効利用を目指します。

課題2・国土を「守る」
東日本大震災では、多くの農地やポンプ場等の施設が大きな被害を受けたため、被災地での営農が再開できるよう、農地や農業水利施設の早期の復旧を目指します(写真2)。また、近年増加している集中豪雨等による災害に対しては、ため池整備等のハード対策や、避難場所等を示したハザードマップの作成等のソフト対策を一体的に進め、災害に強い農村づくりを目指します。

課題3・地域を「育む」
農村では、過疎化・高齢化により、集落の寄合等の地域のつながりが薄れており、農村の活力低下が懸念されています。

農家や地域住民による畦(あぜ)の草刈りや水路の泥上げ等の保全活動を進めることで、農村のコミュニティの再生に貢献します(写真3)。

また、水路の落差を活かした小水力発電を取り入れるなど、農村に豊富に存在する再生可能エネルギーの活用や、美しい農村環境を保全することで、豊かな農村づくりを目指します。

食料生産と国土保全の基礎をなす水と土。私たちがこの水と土を良好なかたちで次世代に引き継いでいけるよう、地域の創意工夫のもとに、本計画に基づいてさまざまな取り組みを進めていきます。


土地改良長期計画
http://www.maff.go.jp/j/nousin/sekkei/totikai/