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MAFF TOPICS(2)

小麦を安定して供給するために

輸入小麦の政府売渡(うりわたし)制度と価格改定のしくみ


我々の食料として重要な小麦ですがその大部分を占める輸入小麦は政府が一元的に輸入し
製粉会社などに売り渡す政府売渡(うりわたし)制度をとっています。

輸入小麦の吸い上げ。専用のばら積み船で運ばれた小麦は、吸い上げ機でサイロ(貯蔵タンク)に送られ、製粉工場などへ運ばれていく

輸入小麦の吸い上げ。専用のばら積み船で運ばれた小麦は、吸い上げ機でサイロ(貯蔵タンク)に送られ、製粉工場などへ運ばれていく
さまざまな用途に利用される輸入小麦
私たちが日頃よく食べるパンや麺類の原料である小麦は、そのほとんどを輸入に頼っています。国内の小麦消費量の約9割が輸入小麦です。輸入小麦のほとんどは、製粉会社が製粉し、小麦粉としてパンや菓子、麺類などの製造メーカーへとわたり、私たち消費者の元にはパンなどの加工品として届きます。また、一部は味噌や醤油の加工用や、家庭向け小麦粉としても販売されています。

小麦粉は、含まれるタンパク質の割合によって、強力粉(パン用)、準強力粉(中華麺用)、中力粉(うどん用)、薄力粉(菓子用)に分類されています。このため、用途に応じた種類の小麦がそれぞれ輸入されているのです。

政府が外国から買い付け製粉会社などに売り渡す
このように、小麦はさまざまな用途に利用され、私たちの食生活に欠くことのできない重要な食料となっています。このため、アメリカ、カナダ、オーストラリアといった生産国から日本政府が商社を通じて輸入し、製粉会社などに売り渡す、政府売渡制度を実施しています。政府が大口の購入者となることで、より安定的に小麦を買い付けることができるのです。

政府が製粉会社などに売り渡す価格は、平成19年4月から、国際相場によって価格が変わる相場連動制に変わりました。売渡価格は、4月と10月の年2回改定が行われます。

売渡価格は直近の6カ月間の政府買付価格の平均額に、マークアップ(政府管理経費および国内産小麦の生産振興対策に割り当てる経費)を上乗せして算出されます。買付の平均額を基準とすることで、小麦の国際相場に大きな変動があった場合でも、売渡価格への影響が緩和されます。

今回、平成24年3月から8月の6カ月間の平均買付価格を基に、平成24年10月期の売渡価格が改定されました。主要5銘柄のうち、強力粉、準強力粉に用いられる3銘柄の平均売渡価格は前期とほぼ同水準だったのに対し、主に中力粉、薄力粉に用いられる2銘柄は前期に比べて8%の値上げとなり、用途ごとの改定率の違いが大きくなりました。このため、消費者生活への影響を考慮し、それぞれの売渡価格及び改定率を参考値として公表しました(※1)。5銘柄の平均(※2)ではトン当たり5万130円となり、3%の値上げとなりました。

輸入小麦の政府売渡制度は、食料として重要な小麦の安定供給と小麦を原料とした食品の価格維持を行う上で大切な役割を果たしています。

(※1)平成24年10月期における輸入麦の政府売渡価格の改定について
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/boeki/120822_2.html
(※2)値の単純平均ではなく、値の重みを加味した「加重平均」により算出

主な輸入小麦の種類と用途

輸入小麦の政府買付価格と政府売渡価格の推移

麦の需給と価格について
http://www.maff.go.jp/j/seisan/boueki/mugi_zyukyuu/index.html

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