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農林水産省

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特集1 学ぼう!有機食品(1)

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みなさんは「有機JASマーク」をご存じですか? このマークは、平成12年から日本でスタートした有機食品の検査認証制度に基づき、厳しい基準をクリアした食品だけに貼られるもの。いわば、有機(オーガニック)食品の証しです。そこで、「有機JASマーク」についての制度の仕組みをわかりやすく紹介するとともに、有機JASの認定を受け、人や環境に配慮しながら、生産や加工をしている現場の様子も、詳しくレポートします。

学ぼう!有機食品

自然の資源のつながり

農産物を収穫したあとの葉やわらが家畜の餌となり、その家畜のふんから堆肥が作られ、その堆肥で農産物が育つ――。
このような循環型農業から、有機食品は生まれる
有機食品ってどんなもの?
環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産された食品です
農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物、それらを原料にした有機加工食品のことをまとめて有機食品といいます。

たとえば農産物なら、堆肥で土作りをするところから始め、畜産物は、環境への負荷を減らして生産された飼料で育てます。また、加工食品は、化学的に合成した食品添加物を避けるなど、その生産・加工には大変な労力がかかりますが、消費者の食の意識の高まりにより、ニーズは年々増しています。

この有機食品を育む有機農業は、自然資源の循環によって支えられています。具体的には左図のようなサイクルで、このような循環型農業は、人にも環境にもやさしいといえます。

有機JASマーク

有機JASマークは太陽と雲(雨)が植物を育むことをイメージしている。店頭では、ぜひこのマークを目印にして!

[紛らわしい表示は×]
「有機JASマーク」がない農産物や農産物加工食品に、「有機○○」「オーガニック△△」などと表示することは、JAS法で禁止されています。


文/佐々木 泉、柳本 操、
写真/綿貫淳弥、多田昌弘
写真提供/有限会社新家青果
「有機」や「オーガニック」の表示ルールはどうしてできたの?
消費者がスーパーなどで買い物をするとき、混乱しないためです
日本では、かつては有機食品についての統一された基準が決められていなかったため、様々な方法で生産されたものが「有機」食品として流通していました。このため、消費者は商品を選ぶときに何を基準に選べばよいかわからず、困っていました。

そこで、平成11年に改正されたJAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づき、有機農産物とそれを原料とした加工食品のJAS規格が定められました。農林水産大臣が登録した登録認定機関から認定された、有機農産物の生産農家や、有機加工食品の製造業者が、このルールを守って生産した有機食品にのみ、有機JASマークを付けることができます。また、有機JASマークがなければ、これらの食品に「有機」や「オーガニック」と表示・販売することができません。