MAFF TOPICS（1）

ジャパンデー公式式典に日伊代表団が参列
5月1日よりイタリア・ミラノで開催中のミラノ国際博覧会（以下、「ミラノ万博」）は、世界初の「食」をテーマにした万博です。

会期は10月31日までの184日間ですが、その間に各国の参加を称えるナショナルデーが催されています。日本のナショナルデーである「ジャパンデー」は7月11日に行われ、イベント各所で大きな賑わいを見せました。

その幕開けとして日伊代表団が参列した「ジャパンデー公式式典」が行われました。

日本代表団を代表して、林 芳正 農林水産大臣が日本館のテーマである「Harmonious Diversity─共存する多様性─」の考え方について発表。また、「多くの方々に日本館を訪問していただくことで、日本の食がさらに世界に広まっていくことを願う。日本の食や農に関心を持っていただいた方々には、日本をぜひ訪れて本場の味を堪能してもらいたい」と挨拶しました。

当式典には、安倍昭恵 内閣総理大臣夫人も参列しました。



大盛況の東北復興祭りパレードと文化公演
午後には「東北復興祭りパレード in ミラノ万博」が2回開催されました。これは、東日本大震災における世界各国からの支援に対する感謝の気持ち、東北の元気な姿を発信することを目的に実施されたものです。東北の10祭り（県都6祭りと福島県内の4祭り）に400人以上が参加。会場大通りを400メートル以上にわたり行進しました。会場を訪れた大勢の来場者からは勇壮な景色に感嘆の声があがり続けていました。

また、夕刻には万博会場内のオーディトリアムにて、日本館が共催する文化公演「JAPAN DAY スペシャルライブ2015」が催されました。

津軽三味線奏者・吉田兄弟の演奏に始まり、書家・紫舟さんと和太鼓グループの打打打団天鼓が優美なセッションを披露。続いて、宝生流第二十世宗家 宝生和英さんによる日本最高位の能舞台「高砂」が演じられました。そして、最後にイタリア初公演となったきゃりーぱみゅぱみゅさんが、欧州でも人気の4曲を熱唱しました。

日本を代表する古典・伝統芸能とポップカルチャーが繰り広げられた1時間でしたが、立ち見が出るほど観客が来場し、大変な盛況ぶりでした。

	「東北復興祭りパレード」には、青森「ねぶた祭り」、盛岡「さんさ踊り」、仙台「七夕まつり」、秋田 「竿燈まつり」、山形 「花笠まつり」、福島「わらじまつり」の県都6祭り。そして、福島県内の4祭り（二本松「木幡の幡祭」、いわき「じゃんがら念仏踊り」、郡山「うねめまつり」、会津「彼岸獅子舞」）の総勢10祭りが参加
	「JAPAN DAY スペシャルライブ2015」では、吉田兄弟など豪華アーティストが共演
	日本発「KAWAII カルチャー」を代表するきゃりーぱみゅぱみゅのスペシャルライブ

日本の食を披露したジャパンデーレセプション
ジャパンデーの締めくくりとして、日本館第二の拠点「ジャパンサローネ」開設場所でもあるミラノ市内のステッリーネ宮殿にて、レセプションを開催。「日本の宴」をコンセプトに、国内外のVIP、イタリアの食関係者約850名を招待、日本の「食」を体験していただきました。

主催者を代表して林 芳正 農林水産大臣の挨拶のあと、来賓および協賛企業関係者など総勢24名による鏡開きが行われました。
続いて、安倍昭恵 内閣総理大臣夫人による乾杯発声の後、来賓のブルーノ・パスクィーノ ミラノ万博政府代表からの挨拶がありました。

会場では、菊乃井・村田吉弘氏が監修した日本料理のほか、郷土料理、日本食材を活用したイタリア料理などが日本酒や日本茶とともに振る舞われ、来場者の皆さんにバラエティ豊かな日本食を楽しんでいただきました。