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[Japan]日本の大豆と枝豆




日本の大豆と枝豆
資料:大豆は農林水産省「作物統計」(平成27年産)、枝豆は「作物統計」(平成26年産)

高品質な国産大豆はほとんどが食用に
日本の大豆生産量は平均すると年間20万トンほどです。

昭和44年以降、転作作物として位置づけられてから、田作による作付面積が増加しました。

生産量が最も多い都道府県は北海道で、これに宮城県、佐賀県が続きます。

国産大豆は品質が評価され、ほぼ全量が食用となっており、豆腐・油揚げ、納豆、煮豆などに加工されます。

食用大豆の約2割のシェアにとどまっている国産大豆ですが、消費者の安全・安心を求める声などにより、その割合は伸びる傾向にあります。

ただし、供給量が不安定という課題もあります。大豆は湿害に弱く、特に関東以西では麦の収穫後に大豆を播種(はしゅ)するため、梅雨が重なって発芽不良やまき遅れが生じがちなのです。

政府は「食料・農業・農村基本計画」(平成27年3月閣議決定)で、大豆の生産努力目標を32万トンと設定。水田活用の直接支払交付金による支援、ほ場の排水対策や新品種の開発などに取り組んでいます。


大豆の需要量と国産大豆の用途
大豆の需要量と国産大豆の用途
資料:農林水産省「平成26年度 食料需給表」
※注:枝豆は数量に含まれない。
大豆生産量ランキング
大豆生産量ランキング
資料:大豆は農林水産省「作物統計」(平成27年産)


枝豆のはなし
枝豆は大豆を未成熟のうちに収穫して食べるようにしたものなので、大豆が穀物であるのに対し、枝豆は野菜として出荷されます。

国内生産量は6.7万トン、輸入量はそれを上回る7.1万トンで、自給率は5割弱です。主な輸入先は台湾、タイ、中国で、そのほとんどが冷凍加工された状態で日本に輸出されています。


大豆ができるまで 福岡県のJAむなかた「大豆部会」を例に、おいしい大豆になるまでの作業を紹介します。
   
大豆は弱アルカリ性の土壌でよく育つ。7月中旬、トラクター後部に播種機を取り付けて種まきをする。 大豆は弱アルカリ性の土壌でよく育つ。7月中旬、トラクター後部に播種機を取り付けて種まきをする。
矢印  
種をまいて3日ほどで芽が出始める。写真は約10日後の様子。芽はピンとしっかり伸びてくる。 大豆の芽
種をまいて3日ほどで芽が出始める。写真は約10日後の様子。芽はピンとしっかり伸びてくる。
矢印  
8月下旬ごろに、花が咲き始める。このころからたくさん水を吸収して成長するので、土の乾燥には注意。 大豆の花
8月下旬ごろに、花が咲き始める。このころからたくさん水を吸収して成長するので、土の乾燥には注意。
矢印  
9月に入ると、さやがつき、さやの中で種子が成長する。さやが膨らんだら、枝豆になる。
矢印 全体の約9パーセント(作付面積ベース)が枝豆として収穫される
枝豆として収穫

9月に入ると、さやがつき、さやの中で種子が成長する。さやが膨らんだら、枝豆になる。
矢印  
11月中旬ごろには、さやが徐々に黄色になってくる。さやの中でも少しずつ枝豆から大豆に変化してくる。 11月中旬ごろには、さやが徐々に黄色になってくる。さやの中でも少しずつ枝豆から大豆に変化してくる。
矢印  
完全に葉が落ちたころに、さやを振って中で豆がカサカサと音がするようになったら収穫する。 完全に葉が落ちたころに、さやを振って中で豆がカサカサと音がするようになったら収穫する。
矢印  
収穫された大豆は乾燥施設に持ち込まれ、さやなどのゴミを取り除きながら乾燥させる。 収穫された大豆は乾燥施設に持ち込まれ、さやなどのゴミを取り除きながら乾燥させる。
矢印  
乾燥させた大豆を、機械を使って形の良さや大きさで選別。厳しい検査を経て、出荷する。 乾燥させた大豆を、機械を使って形の良さや大きさで選別。厳しい検査を経て、出荷する。
矢印  
大豆として出荷※加工方法は「変幻自在!大豆ファミリー」参照


取材・文/下境敏弘
写真提供/JAむなかた(福岡県)


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