おいしさいろいろ! 豆を使った和洋菓子
和菓子はもちろん、洋菓子やパンの世界でもさまざまな「豆」が活躍中。豆の種類で異なる甘い楽しみを、お茶の時間にぜひどうぞ。
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練りきり・きんとん 【手亡】【白あずき】 |
四季折々の風物をかたどった上生菓子は、手亡や白あずきが原料の白あんを加工した練りきりあんで作られる。 |
豆のグラッセ 【そら豆】【青大豆】 |
おたふく豆、一寸豆ともいわれる大粒のそら豆や、大豆の一種の青大豆を甘く仕上げた和スイーツ。 |
草もち団子 【あずき】 |
よもぎの風味たっぷりの草団子は、あずきの食感を残した素朴な粒あんと好相性。 |
きんつば 【大納言】 |
あずきの中でも大粒で上質の大納言を使用。きんつばは、豆のうまみをダイレクトに味わえる。 |
豆大福 【赤えんどう】【あずき】 |
みつ豆などにも使われる赤えんどうを混ぜたもち生地の中に、粒あん(またはこしあん)がたっぷり! |
最中(もなか) 【あずき】 |
粒あんやこしあんをもち米粉の皮ではさんだ菓子。皮の香ばしさとあんの甘さがよく合う。 |
甘納豆 【青えんどう】【大納言】【大福豆】【とら豆】 |
豆を砂糖液に漬けて煮詰め、仕上げに砂糖をまぶした甘納豆。豆の種類による味の違いを楽しめる。 |
鯛焼き 【あずき】 |
粒あんのおいしさと、こんがり焼けた皮の香ばしさがマッチした、おなじみの庶民の味。 |
あんぱん 【あずき】【青えんどう】 |
こしあんに桜の塩漬けを添えたもの、青えんどうが原料のうぐいすあんなど、あんぱんは種類豊富。 |
あずき入り抹茶のケーキ 【あずき】 |
ふっくらと甘く煮たあずきは、パウンドケーキ、ロールケーキなどの洋菓子にも使われる。 |
ようかん 【手亡】【白あずき】【あずき】 |
あずきのあんを使ったおなじみのもののほか、手亡や白あずきで作る白あん製、それに抹茶を加えたものなどもある。 |
柏もち 【手亡】【白あずき】【大豆】 |
黄色味がかったあんは、手亡や白あずきで作る白あんに大豆が原料のみそを加えた「みそあん」。 |
生どら焼き 【あずき】 |
あずきのあんとともに抹茶クリームをサンドした新しい味。あんとクリームを混ぜたものもある。 |
シベリア 【あずき】 |
あずきをベースにしたようかんを、スポンジケーキやカステラでサンドした日本生まれの洋菓子。 |
今年は豆の理解を深めたい「国際マメ年」 今年、2016年は、国連によって制定された「国際マメ年」です。この場合の「マメ」とは、油成分が多い大豆と落花生以外の雑豆(前ページ参照)を指します。 豆は世界中で栽培されている重要な作物であり、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含む健康的な食品です。 国際マメ年を機に、より多くの人が豆のよさを知り、食べる機会を増やし、さらなる豆の生産促進、消費拡大につながることが期待されています。 ちなみに、日本では豆名月とも呼ばれる陰暦9月13日の十三夜にちなんで、毎年10月13日が「豆の日」です。 |
取材・文/三浦良江
撮影/野口雅裕、舩津祐太朗
撮影/野口雅裕、舩津祐太朗
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