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農林水産省

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MAFF TOPICS(1) NEWS 日本の農業をもっと強くするプログラムを進めています


MAFFとは農林水産省の英語表記「Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries」の略称です。
「MAFF TOPICS」では、農林水産省からの最新ニュースなどを中心に、暮らしに役立つさまざまな情報をお届けいたします。

トマトの生産には種や苗木、肥料に農機具、ビニールハウスなど多くの農業資材が必要となり、そのコスト削減が課題に。
トマトの生産には種や苗木、肥料に農機具、ビニールハウスなど多くの農業資材が必要となり、そのコスト削減が課題に。

・農業競争力強化プログラム全13項目
・肥料や飼料、農薬、機械などの価格引下げ
・生産者から消費者への直接販売など流通・加工の構造を改革
・酪農家の自由な販売を支援
・日本の優れた農産物を世界へ
・限られた農地を意欲ある農業者へ
・強い農業を支える人材力の強化
・不安定な農業収入をサポート
・全ての加工食品に原料原産地表示を導入
・チェックオフ導入の検討
・農村における雇用の創出
・飼料用米の推進
・肉用牛や酪農における生産基盤の強化
・配合飼料価格安定制度の安定運営

プログラム策定の経緯
昨年11月、政府一体で「農業競争力強化プログラム」を策定しました。

日本の農業は、新規就農者の確保や担い手への農地集積・集約化といった国内農業の構造改革に取り組むことや、今後拡大が見込まれる世界の食市場を取り込んで日本の農林水産物・食品の需要を拡大することが重要な政策課題となってきています。

こうした中、政府では、農業者の所得向上に向けて、意欲ある農業者が自ら行う、農地集積や販路拡大といった積極的な取り組みを支援してきました。

一方、農業者の経営努力によってのみでは解決できない構造的な問題が、生産資材や流通・加工等の農業関連産業に存在します。こうした問題を解決し、農業者が自由に経営できる環境を作るため、13項目の改革の方向性を示したものが、このプログラムです。

農業者の所得を向上させるためには、生産コストの削減と販売収入の向上の両面からアプローチする必要があり、このプログラムにも、そのための取り組みが示されています。以下、いくつかの項目について簡単に紹介します。

生産コストを下げて農業者の手取りを多く
肥料や農薬、機械といった生産資材を購入する費用は、例えば米農家の場合、生産コストの約3~4割を占めており、生産資材を一円でも安く調達できる環境の整備が重要となっています。

一方、これらの業界は、肥料や飼料には多くのメーカーが存在し、銘柄数の多さに代表されるようにそれぞれが多品目少量生産で、さらに工場も古い施設が多く稼働率も低いなど生産性が低い高コスト構造になっています。また、農業機械は大手メーカーの寡占状況で、メーカー間のシェアも変わらないなど適切な競争が生じにくいといった構造的な課題を抱えています。

このような業界構造になっている背景には、古い規制の存在やコスト意識が高くない農業者が多くいるといったことが挙げられます。

これらの業界の生産性を向上させるため、生産資材に関する規制や基準の見直し、生産銘柄の絞り込み等を行うとともに、関係事業者の事業再編や事業参入を促進していきます。

今回のプログラムでは、さまざまな改革を通じて酪農家の所得向上や働きやすさの向上を図る。
今回のプログラムでは、さまざまな改革を通じて酪農家の所得向上や働きやすさの向上を図る。

和牛や果物など、高品質なメイド・イン・ジャパンの農産物は世界中で大人気。
和牛や果物など、高品質なメイド・イン・ジャパンの農産物は世界中で大人気。

販売収入を増やすために
流通面では、農産物が生産者から消費者に届くまでに多くの事業者が関係してコストが高くなっている面があることから、農業者・消費者の双方のメリットを最大化するため、農業者から消費者への直接販売ルートの拡大を推進します。

また、農産物の流通コストを削減するため、卸売市場関係業者などの中間流通や小売業といった流通全体を合理化しつつ、消費者ニーズに合った多様な商品が適正な価格で提供されるモデルの構築に向け、関係事業者の事業再編や事業参入を促進していきます。

さらに、平成31年までに農林水産物・食品の輸出額1兆円(平成28年:7503億円)を達成するため、日本の農林水産物・食品のブランディングやプロモーションの強化に向けた新たな組織を創設します。輸出向けの生産・流通体制の整備や、輸出手続きを代行する全国団体や地域商社の取り組みを促進します。さらに、政府一体となって海外の規制の緩和・撤廃に取り組んでいきます。

農業の成長産業化に向けて
現在、農林水産省では、これらの改革の実行に必要な法令や制度運用の見直し等を進めています。農業を夢と希望の持てる産業にし、将来に向けて成長させていくことで、食料の安定供給の確保や、農業の発展による地域活性化につなげていきます。また、農林水産省としても、今後とも全力を尽くしていきます。

日本の農業、もっと強く。
農業競争力強化プログラムの説明資料や動画を農林水産省ホームページに掲載しています。ぜひご覧ください!

農業競争力強化プログラム
http://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/
◉問い合わせ先
農林水産省 大臣官房政策課
TEL:03-3502-8448



取材・文/細川潤子


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