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農林水産省

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山本農林水産大臣記者会見概要

日時 平成29年6月27日(火曜日)10時47分~11時01分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣より)平成29年度こども霞が関見学デーについて
  • 日EU・EPA交渉について
  • 獣医学部の新設について
  • 昨日の総理との会話について

 

大臣

本日、私から1点、御報告させていただきます。
8月2日、3日にこども霞が関見学デーを開催いたします。このこども霞が関見学デーは、府省庁の連携により、親子のふれあいを深め、子供たちが夏休みに広く社会を知る体験活動の機会を提供するものでございます。例年、当省のイベントは、大変好評をいただいておりまして、ここ4年は霞が関の中で入場者が一番多く、食や農林水産業への関心が高いことのあらわれだというように考えております。今年度も、食や農林水産業につきまして、子供たちが楽しみながら理解していただけるよう、単なる展示ではなくて、五感を使った体験型イベントを準備しております。できるだけ多くの親子の皆さんに参加していただき、子供たちが食や農林水産業を体験し、夏休みを有意義なものにしていただきたいと考えております。詳細は、この後、プレスリリースさせていただきます。本日私からは以上でございます。

記者

EUとのEPA交渉についてお伺いさせていただきます。当初ですね、大臣、今週予定していた訪欧を取りやめました。改めてその経緯とですね、今後、大枠合意までには私が決断する時期が来ると述べていますけれども、現時点でホーガン委員との会談の見通しなど立っているでしょうか。

大臣

日EU・EPA交渉につきまして、毎日事務レベルの交渉が現在行われております。状況は日々変化していると認識しておりまして、これに対応して今後の交渉の段取りにつきましても、日々調整を必要とするものというように考えております。現時点では、私の方から先方に出向いて会談を行うような状況にはないと、こう判断したわけでございます。

記者

関連してもう一点、自民党のEPA交渉の対策本部がですね、昨日岸田外務大臣に重要品目の国境措置の確保などを求める申入れをしておりますけれども、そういった党側の動きをどう受け止めていますか。

大臣

自民党から政府への申入れも踏まえて、交渉に取り組んでいきたいと思っておりますが、すぐれて自民党の皆さんの考え方の中に対策というものが含まれているというように認識しておりますので、活発な議論をさらに深めていただきたいというように自民党にはお願いしたいというように思っております。

記者

すみません、あと一点、冒頭の質問でですね、こちらから向こうに出向くことはないということですけれども、向こうのホーガン委員のほうからこちらに出向くことというのはあるんでしょうか。

大臣

ありうるかもしれません。

記者

それまだ具体的な。

大臣

まだ具体的になっておりません。

記者

獣医学部の件でお願いします。先週末、安倍首相が講演で加計学園の問題に絡んでですね、今治市に限らず、さらに獣医学部の新設を認める方針を表明していました。農水省としては、獣医師は充足しているという立場かと思うんですけれども、獣医師の需給を見る農水省としてはどう受け止められてますでしょうか。

大臣

獣医学部の新設というのは、担当される府省で検討をされることになろうかというように思っております。いずれにしましても、全体としての獣医さんの不足という現象には至っておりません。したがいまして、獣医さんが足りないと、一概にはいえないわけでございますが、ただ、農水省としては、獣医療法と獣医師法を所管している以上、特にこれからの畜産、酪農そういう経営の中で、絶対に必要な人材でございます。その人材が不足している、地域によっては足りない。産業動物獣医師と公務員獣医師が足りないという困難な場所があることの認識をしておりまして、その意味においてなんとかこうした様々な分野からのアプローチがそういう我が省における非常に問題である課題に対して解決の糸口を提供していただけるということであれば歓迎するところでございます。

記者

担当する省庁というのは、内閣府という。

大臣

限定してこの開学を新設するというのは内閣府でありますし、また、大学設置については、申し上げるまでもなく、文科省でございます。

記者

あと、おっしゃられるように、問題は獣医師の地域偏在、職域の偏在があると思うんですが、新設以外にですね、偏在を解消する、地方で公務員獣医師を確保する新たな対策を考えるということはないでしょうか。

大臣

相似形になるか、近い例になるかわかりませんが、例えば離島におけるお医者さんとか、僻地におけるお医者さんの不足感、あるいは人口減少の地域の産婦人科、あるいは小児科、そういったものに対しては市町村も頭痛めておりまして、その意味では、待遇の改善とか、もっといえば都道府県が大学を設置した自治医科大学だとか、そういうような試みは既に文科省が示しているわけでございます。また、各市町村の工夫、そういったものもありますので、我々としてはそうした方向も考えてみたいというように思っています。

記者

大臣、歓迎するとおっしゃったんですが、安倍首相が語った全国展開の構想を歓迎すると理解してよろしいですか。

大臣

冒頭申し上げましたように、獣医師さんは不足感はありません。したがいまして、新設という考え方が適切かどうかについては私がコメントするべきものではありません。しかし、何らかのこうした分野での改革や改善、それが産業動物獣医師あるいは農林水産分野に従事する公務員獣医師、そういった所の不足感を補う一つのきっかけになってくれればという意味でございます。

記者

改革の手法は全国展開が安倍首相は語られてますが。

大臣

それは文科省や内閣府で検討されるものだというように思っております。

記者

もし、全国展開を認めた場合、獣医学部に先生が足りないんじゃないかというのが獣医師会からの御指摘で、その場合、獣医師の質が下がるのではないかという懸念が出ているのですが。

大臣

私にはそうした詳しいことはわかりませんが、法学部ですら大学の先生が足りているかどうかわからない時期に、法科大学院を作って、たくさんの学部を作るという作業が行われました。それをもって私は足りなかったとか足りているとかいうようには思っておりませんが、それは設置審を持っている文科省が判断することではないかというように思っております。

報道官

他にございますか。

記者

日EUの件で伺いたいんですけれども、北海道に行かれましたけれども、酪農家とかですね、これから自分たちが成長していく途上であるというようなお話をされていましたが、改めて今、チーズがすごい大きな交渉のポイントになっていると思うんですけれども、どのような姿勢でですね、農水省として臨むのか、あるいは妥協点というのが、本当に見いだせるのかどうか、そのあたりどのように御認識されているのでしょうか。

大臣

日EUの交渉から少し離れてものを言わせていただきますと、指定生乳(生産者団体)制度の改革をして、今、創意工夫のある乳製品が出現しようとしておりまして、この傾向というのは歓迎をさせていただいております。特に、私が北海道に出張しました牧場の経営者、家族経営でございますが、牛の数を倍にする、生産量を倍にするというときも、ロボットを使うことによってそれが賄えるということをお聞きいたしました。そうすると人件費は同じで、生産量が倍になるということからすると、我が国でも今まで生乳の価格がアメリカの倍であるとかニュージーランドの3倍であるとかいうような傾向に歩留まり感、あるいは対抗できる手法というものが、これが見いだされてくるわけでございまして、そんな意味からすると、恐れるばかりではなくて、攻めるということも一つ考えていきたいなというように思っております。特に新興国の食生活が変わると、乳製品の需要が格段に増えていくと、そういう傾向にあるようでございますので、EUの皆さんのお考えを拝察するに、そうした世界全体の需給のことを考えながらも日EUの交渉に入っているのではないかと推察されますので、そうした点、我が国もEU市場の拡大あるいはアジア市場の拡大、乳製品における需給、世界的な需給バランスの供給不足というようなことを前提に物事を長期的に考えていきたいというように思っております。

記者

もう一点、生産者サイドから見れば、本当に今回TPP水準を守れるのかということに関してかなり懸念があるように思うんですけれども、そのあたり御認識伺えますか。

大臣

いや、守らなければいけないんじゃないですか。わたしはそう認識しています。

報道官

他にございますか。

記者

関連して、昨日、夕方に次官と御一緒に総理の所に行かれたかと思うんですけれども、どういう内容のやりとりがあったかということ、EPAについても話題にはなったかと思うんですけれども、それについても、どういう内容で、総理からなにがしかのお話があったかということを教えてください。

大臣

通常国会で8法案全て農家所得向上という一点に絞って法律ができあがりました。その後の全体の農政について事務次官から多岐にわたって説明をいただきました。その中には日EUのことも入っているわけでございます。すぐれて多岐にわたる話でございましたので、次官から説明をいただきました。私の方は時々一般的な会話をしたと、この程度でございますので、次官に聞いていただければありがたいと思います。

記者

総理からは特段何も。

大臣

格別ありませんでした。

報道官

他にございますか。それではこれで会見を終わります。

以上