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農林水産省

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齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年4月3日(火曜日)9時33分~9時45分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣より)G20農業大臣会合の開催について
  • 今年度の重点課題について
  • 中国の米国に対する輸入制限の報復措置について
  • 2018年産米の需給について
  • 海外におけるGI産品の不正販売について
  • 備蓄米の落札価格について

 

大臣

私の方から一点、ございまして、昨日の官房長官の会見においてですね、菅長官から2019年G20サミットにおける関係閣僚会合の開催地に関しまして、農業大臣会合を新潟県新潟市で開催するとの発言がありました。G20はG7に加え、ブラジル、ロシア、インド、中国などの経済成長が続く新興国がメンバーとなっておりまして、G20参加国の農産物貿易は世界の80パーセントを占めているということであります。G20の農業大臣を招いての会合は、持続可能な農業の振興等の地球規模での課題解決に向けて、我が国が主導的立場で発信をするとともにですね、我が国の農業、高品質な農産物をアピールする絶好の機会でありまして、今後の輸出促進においても大きなステップになるものと考えております。また新潟市は日本有数の米どころであるとともに、革新的な農業に熱心に取り組んでおります。そして2010年にはAPEC食料安全保障担当大臣会合、2016年にはG7農業大臣会合を開催した実績もありまして、私としても農業大臣会合の開催地としてふさわしいものと考えております。今後、地元自治体をはじめ関係者と協力をしまして、実りある会合となるよう取り組んでまいりたいと思います。私からは以上でございます。

記者

まず、新年度最初の会見ということでですね、今年度の重点的な課題とですね、それに、その目標達成に向けた意気込みをお願いします。

大臣

まずですね、御案内のように予算が成立を致しました。この予算の中にはですね、農林水産業に従事する方々が、待ち望んでいる予算がたくさんあると思います。この予算が目的に沿って、しっかりと現場で実りあるかたちで実行に移されるように、まず努力をしていくということが一つと、それから法案がですね、今年はたくさんありますので、この通常国会の中で、この法案を農林省が提出している法案はすべて通るようにですね、していくというのがですね、私の今当面のやるべきことと認識しております。

記者

もう一点、お願いします。昨日ですね、中国がアメリカの輸入制限に対する報復措置に踏み切りました。こうした火種が日本に飛び火すると農産品にも影響が出ると思いますが、この動きをどう見てらっしゃるのかということとですね、やはり貿易戦争というのは回避したいというのは各国の思いとしてあると思うんですけども、その中で日本がどのようにやっていき、どのような役割を果たしていくかをお願いします。

大臣

今般のですね、米国の鉄鋼等に関する米国通商拡大法第232条に基づく措置、これに関してですね、4月2日付で中国政府が米国から中国に輸入される農産品を含め128品目について、追加的な関税を賦課するということを公表したわけであります。私どもとしては今後ですね、どういう展開になっていくのか、中国の対応を含めアメリカがどういうふうに反応するのか含めて、動向を注視をしていくということに尽きるんだろうと思っておりますが、こういうかたちでですね、関税の引き上げ競争が行われるということは、世界の貿易姿勢にとって決して良いことではないと思っておりますので、良い解決をしていくっていうことを望んでいるっていうのが今私の立場でありますね。

記者

2018年産米についてです。ちょっと作柄次第では、需給が緩む可能性があって、そのときの対応として値上げを求める声が一部で上がっているかと思うのでそれについてどのようにお考えなのかというのが一点と、もう一点あと、備蓄米に米が集まらないっていう動向、今、もし、ちょっと細かい数字なんですけれど、どう思ってらっしゃるのかというのは。

大臣

あのですね、まず前者について申し上げますと、過去3年間ですね、皆さん大変努力をされて、生産数量目標はですね、達成をされているわけでありますので、皆さん方のこれまでの努力っていうのは私は大変高く評価をしたいと思っておりますし、今年の作付を見てみましてもですね、皆さん努力をされるっていうことがうかがえるので、私はそれをですね、皆さんの努力を信じたいと思っております。それに加えてですね、主食米の生産を安定させるということと同時にですね、飼料用米の方に対する支援はしっかりさせていただきますので、主食用米の生産と、それからその飼料用米等戦略作物の生産によって、水田が維持されていくと、いうことで農家の所得というものもですね、安定をしていくと思いますし、さらには、何かがあって収入がですね、変動するようなことがあれば、ナラシ対策や収入保険という、セーフティネットもあるということで、こういう中でですね、安定した生産が行われることが、私ども政策として推進しているところでありまして、いきなり買い上げるなんてことをしますと、まさにそれはモラルハザードとなって、すべてが崩壊するということにもなりかねないので、考えていません。
それからあの、備蓄米の動向につきましては今ちょっと手元に細かい数字は持っておりませんけれども、30年産備蓄米の政府買入入札については、3回入札実施して、それで買入予定数量20万トンに対して、現時点までの落札量は11万6千トンとなっているところで、あ、4回かな、4回実施をしておりまして、20万トンの買入予定数量に対して、落札数量は合計でですね、11万7千トンということで、予定数量の59パーセントというのが現状であります。まああの繰り返しになりますが、1月末現在の30年産米の作付動向を見ますと、29年産米に比べてですね、備蓄米については29年産米の需給及び価格の状況を踏まえて、どの用途の米をどの程度作付けするかを慎重に検討している産地が多くなっていることから、多くの産地でこの備蓄米については減少傾向となっているもののですね、主食用米については都道府県ごとの増減はありますが、全体としては大きく変化する状況にはないということでありますので、我が省としては平成30年産米の備蓄米の入札を引き続き実施をして、買入予定数量の確保に向けて取り組むとともにですね、需要に応じた生産販売がより一層進められるよう的確な情報提供をしっかりやっていきたいと思います。

記者

GI、地理的表示のことで伺いたいんですけれども、先月、日本でGI登録されているものが、中国などインターネットなどでですね、不正にこう売られていると、そういったような事例がかなり多くなっているという調査結果が最近出たみたいなんですけれども、このあたりのGI本来の趣旨っていうことから考えてどう見られるのか。

大臣

GIのそもそもの趣旨はですね、まずは国内でですね、しっかりそのブランドを確立するという意味があると同時にですね、それをその国ごとに相互に承認するような、仕組みを作ることによって、他の国でも適用が行われるようにですね、していくということに尽きるわけでありますので、他の国との関係で、相互にですね、認められることを一つでも多くの国と進めていくことが基本なんだろうなと思っております。それにその認められてない国で侵害が起こったときはなかなかその対応のしようが難しいなと思いますけれども、そういうことがないようにですね、情報提供、それからそういう国と、交渉ですかね、進めていくということではないかなと思いますけどね。

記者

そうすると、そのまだ結んでない国に関しては、違法というかたちでは言えないにしても、そこはちょっとうまく交渉というか、情報提供というかたちで依頼をするっていうか。

大臣

それは具体的に一件一件物によって違うと思うので、その時その時その案件に応じて対応していくということなのかなと思いますけども、きちんと守れる国内法を作っていただかないと困るということも前提としてはございますね。

記者

やっぱり実際ないとはいえ、使われていることは遺憾とかどういうふうに思いますかね。

大臣

それはあの、ある種の知的財産権の侵害と受け止められても仕方がないところもあると思いますので、遺憾ではありますけれども、どう対応するかはケースバイケースであります。

報道官

委員会ございますので、最後一問お願いします。

記者

備蓄米の話なんですけれども、産地側の声を聞くとですね、主食用米の価格が上がっている中で、備蓄米も出したいんだけれども、落札価格がなかなか産地の希望と見合わないという声が多いんですけれども、そこはどう受け止められていますか。

大臣

まああの、強制することはもちろんできないわけでありますので、今後の入札の中でですね、様子を見ていくことになるわけでありますけれども、直近の米の生産コスト見てみますと28年産米の60キログラム当たりの生産費見ますと、家族労働費込みで全農家平均で14,584円と、大規模な15ヘクタール以上の農家では10,901円となっていまして、またあの28年産米の相対の取引価格を見ますと、60キログラムあたり14,307円となっているので、流通コストを差し引いたとしても少なくとも大規模層の担い手においては、この生産コストを割るような状況にはなっていないということであります。こういうことを考えるとですね、御指摘のように27年産の政府備蓄米の落札結果である契約平均単価というのをですね、単純に当てはめることはできないんですけれども、今後30年産米においてもですね、きめ細かい情報提供をしながらですね、この備蓄米についてもですね、目標達成できるように努力をしていくということに尽きるんじゃないかなと思っております。

報道官

すいません、委員会ございますので。

以上