齋藤農林水産大臣記者会見概要:農林水産省
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農林水産省

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齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年5月8日(火曜日)9時47分~10時01分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)アラブ首長国連邦の輸入規制緩和について
  • ノルウェー・イタリアに出張の所感及び水産改革に向けた取組について
  • 中国における日本産食品等の輸入規制の緩和に向けた協議について
  • 雪印種苗による品種偽装と再発防止策について
  • 諫早湾干拓開門問題における和解協議について
  • 国会審議の正常化について

 

大臣

私から1点、報告がございます。昨日、アラブ首長国連邦(UAE)が放射性物質に関する輸入規制の緩和を行ったことについて、プレス発表を行いました。規制措置への働きかけにつきましては、4月2日に、アブダッラーUAE外務大臣との会談の際に、私から申し入れを行っており、また、安倍総理もUAE訪問の際に働きかけを行いました。今回の規制の緩和が行われたことについては、これまでの我が国の働きかけによる成果と考えておりまして、歓迎をします。なお、福島県の食品について、規制措置が残されていますので、撤廃に向けて引き続き、科学的根拠に基づき、粘り強く働きかけを行っていく所存であります。本日、私からは以上でございます。

記者

大臣、ゴールデンウィーク中にヨーロッパを訪問されたということなので、その成果についてお伺いします。特にノルウェーでは水産関係の視察を重点的にされたということなんですが、今後本格化していく、水産改革に向けて何かヒントは得られたでしょうか。今後の水産改革の見通しと併せて教えて下さい。

大臣

まず、出張の件につきまして、ノルウェーにおきましては、サンドバルグ漁業大臣と両国の水産政策等に関する意見交換を行うとともに、現地では、先進的な取組の視察ですとか、現地の漁業者等との意見交換を行いました。今回得られた様々な知見につきましては、我が国における水産業の成長産業化のための検討の参考事例として活用できるのではないかと考えておりますし、また、今回の訪問がですね、ノルウェーとの友好関係発展の更なる一助になるのではないかと考えております。
また、イタリアにおきましては、グスタフソンFAO事務局次長と会談を致しまして、持続可能な開発目標SDGsやG20が来年ありますので、農業大臣会合についての協力を確認を致しましたほか、世界農業遺産の取組について意見交換を行うことができて、大変有意義であったと思います。
水産改革ですけれども、これは昨年、12月に決定をされました「農林水産業・地域の活力創造プラン」に「水産政策の改革の方向性」を盛り込みまして、本年夏を目途に改革案の骨格を取りまとめるべく検討を行っているところであります。検討中ですので具体的な内容についての言及というのは今、できない訳でありますけれども、水産政策がですね、水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化を両立させて、漁業者の所得向上をですね、実現をしていくということが計られますよう、今回出張したノルウェーにおける事例も参考にしながら、党や関係団体の御意見も伺いながら、引き続き検討を深めていく考えであります。ノルウェーの場合は、適切な資源管理をですね、それから漁業者の所得向上というのが、やはり密接不可分になっているなということを強く感じて参りました。きちんと管理ができるから所得がきちんと確保されるという関係にあるなということが、非常に強く感じたことであります。

記者

冒頭、UAEの輸入規制の件がありましたけれども、話は変わるんですけれども、明日の日中首脳会談で、一部報道で、中国側が日本側にかけている輸入規制を緩和するために協議体を設置することで合意するという報道がありますけれども、事実関係を教えていただけますでしょうか。

大臣

報道は当然、承知しているわけでありますけれども、まだこれから首脳会談が行われるわけでありますので、今の段階で、私の方から何か予断を持って、こうだ、ああだ、ということを申し上げるのは差し控えるべきだろうと思っています。

記者

種苗販売会社の雪印種苗が、永年にわたって品種を偽装して牧草の種子などを販売していたということが連休前に明らかになりましたけれども、大臣の受け止めと、農水省の対応を教えて下さい。

大臣

まず、4月27日ですね、雪印種苗株式会社から種苗法第65条に基づく報告の提出がございました。この報告におきましては、雪印種苗が種苗法に違反する表示による牧草等の販売に加えまして、平成26年まで品種偽装を行っていたことが報告をされるとともに、再発防止策も示されているところであります。雪印種苗の行為はですね、種苗の流通に対する社会的信頼を損なうもので、大変遺憾であると考えております。再発防止策の着実な実施を確保する必要があると思います。このため、農林省では、5月2日に、再発防止策の実施状況をですね、定期的に報告するように、種苗法第65条に基づく報告徴収命令を発出をいたしたところであります。
雪印グループ全体に対しまして、今回の件の猛省を促すとともに、十分な再発防止と種苗流通の適正化が図られますよう、業界全体をしっかり指導していきたいと思っております。
 

報道官

他にございますか。

記者

関連して、雪印種苗は業界のトップメーカーだそうなんですが、業界全体で同じことが起こってなかったかという心配もあるかと思うんですが、その辺はどういうふうにお考えですか。

大臣

今回の事例につきましては、まずは、雪印種苗が徹底したですね、再発防止策を講じていただくということに尽きるのではないかと考えております。

記者

特に業界団体全体への働きかけというか監査というか、そういうものは行わないのですか。

大臣

監査まではいきませんが、今回の事例をですね、受けてですね、社団法人の日本草地畜産種子協会の会長宛てにですね、生産局長のほうから、再発防止策をですね、きっちりとやるようにという指導をですね、その協会のほうにお願いをしたということであります。正確に申し上げますと、貴会におきましては、会員に対し法令等の遵守状況等について改めて点検するよう指導するとともに、雪印種苗において確認された種苗法に違反する表示による種子の販売等が行われることのないよう、十分な再発防止措置を講ずるよう指導をお願いしますということを協会のほうに通知をさせていただいてるということであります。

記者

もう1点いいですか。別の話なんですが、諫早湾干拓事業なんですが、先週ですね、福岡、佐賀、熊本の3県の漁業団体が開門しない前提での和解を実現してほしいという文書をまとめました。これの受けとめをお願いします。

大臣

先日1日に、佐賀、福岡、熊本の3県の漁業団体がですね、一致して、福岡高裁が示した開門しない前提の和解協議を進めてほしい。それから国が提案した基金案とともにですね、有明海再生事業の継続などを実現してほしいと、そういう考え方を一致して表明をされたことは承知をしているわけであります。私どもとしては、今回ですね、開門しない前提の和解協議を進めてほしい旨を文書で表明をされたことはですね、この開門問題の解決に向けて非常に大きな意味を持つものであるというふうに考えておりますし、当然のことながら重く受けとめる必要があると考えています。
 国としては、このような漁業団体の思いもですね、踏まえまして、福岡高裁の請求異議訴訟が行われております和解協議において、開門によらない、基金による和解に至れるよう真摯にですね、対応してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、福岡高裁の御判断やこれまでの漁業団体の御決断というものは、私は全ての関係者において重く受けとめる必要があるのではないかというふうに考えておりまして、開門を求める方々においてもですね、これらの事情を重く受けとめていただきまして、福岡高裁の和解勧告に示された和解の方向性を受け入れていただけるよう、ぜひとも再考をお願いしたいというふうに考えております。
 

記者

そのまあ、そういうお話かとは思うんですが、実際、今日の午後の和解協議日程があってですね、漁業者側は協議には欠席すると今日、明言しているわけなんですが、実質的に和解協議は開かれていない現状かとは思うんですが、これについてはどういうふうに考えますか。

大臣

まずですね、繰り返しになりますけど、福岡高裁の御判断やこれまでの漁業団体の御決断というのは、全ての関係者において重く受けとめる必要があるのではないかと考えておりまして、国としては、先ほど申し上げたように、この和解協議において、開門によらない、基金による和解に至れるよう真摯に対応したいと、そのことに尽きるというわけでありますので、開門を求める方々においてもですね、この和解の方向性を受け入れていただくよう、ぜひとも再考をお願いしたいと考えているわけでありますが、開門を求める方々が、前回、4月10日の和解協議に欠席をされたのは、そういう意味では非常に残念であると思いますし、福岡高裁の和解協議を続行するとの訴訟指揮も踏まえてですね、ぜひとも本日の和解協議には出席をお願いしたいと考えております。
 

報道官

他にございますか。

記者

加計学園の問題の関係でですね、柳瀬氏がですね、面会をしていたということが、認める方向という形で国会のほうでは招致されるという見通しだと聞いております。国会のほうも正常化に向かっておりますけれども、このあたり全般につきましてですね、大臣、どのような意見でおられますか。

大臣

柳瀬さんの話について私の立場でですね、コメントするのは適切ではない気がいたしますけれども、私どもといたしましては、法案をたくさん国会に提出をさせていただいておりますので、それらの法案がですね、きちんとこの国会で通りますように最善を尽くすということに尽きるんだろうなというふうに思っています。あと、国会の運営について、私のほうからコメントすることは差し控えたいと思います。

報道官

他にございますか。よろしいでしょうか。では、これで会見を終わります。

以上