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農林水産省

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齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年7月24日(火曜日)10時45分~11時04分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)平成30年7月豪雨について
  • (大臣から)農林水産省幹部人事について
  • 農林水産省幹部人事について
  • 猛暑による野菜の価格等への影響について
  • ワシントン条約動物委員会におけるウナギ類に関する議論について
  • テレワークの実施について

 

大臣

  私から今日は2点報告がございます。1点目は平成30年の7月豪雨についてでありますが、農林水産関係の被害状況は、昨日までに1,214億円の被害額となっています。被害の把握はまだ一部に留まっておりまして、特に被害の大きかった広島県、岡山県、それから全国的に農作物等の被害の把握が遅れている状況でありますので、今後、これらの被害の把握が進めば、被害額はさらに増大するものと思われます。今後は、16日に決定した支援対策について、これ、なかなか皆さん御存知でない方が多いものですから、この周知を徹底して、とにかく農林漁業者の方々にこの支援対策を御活用いただくことによってですね、1日でも早い経営再建できるように努力していきたいと思っています。
  ため池についてですけど、8月末を目途に、下流に家屋や公共施設等がある全てのため池を対象にですね、緊急点検を実施する旨全都道府県に要請を行いました。また、要請をするだけではなくて、広島県、岡山県、愛媛県等に対して、国の技術系職員の派遣などによりまして、緊急点検を強力にサポートしていきたいと考えております。また、被災地へのプッシュ型食料支援につきましては、23日までの総数は約95万点となりました。現地からの食料支援の要望は峠を越えたものと考えておりますが、引き続き、現場の状況、ニーズを把握しながら、支援を継続していきたいと考えております。
  もう1点でありますが、人事異動について報告を申し上げます。本日の閣議で承認を得ましたものでございます。7月の27日金曜日付けで奥原正明事務次官の退職を認め、その後任に、人事交流で出向中の末松広行経済産業省産業技術環境局長を任命いたします。次に、沖修司林野庁長官の退職を認め、その後任に牧元幸司林野庁次長を任命いたします。次に、井上宏司食料産業局長を経済産業省に帰任をさせ、その後任に新井ゆたか輸出促進審議官を任命いたします。次に、荒川隆農村振興局長の退職を認め、その後任に室本隆司農村振興局次長を任命いたします。次に、柄澤彰政策統括官の退職を認め、その後任に天羽隆官房総括審議官を任命いたします。これ以外の人事を含めた公表につきましては、本日、資料配付により行うことといたしております。私からは以上であります。

記者

  人事異動の件なんですけれども、経産省に出向中の末松氏を次官にすえるということで、これまでにないですね、経産から戻ってきた方を次官に据える人事の狙いを改めて教えてください。

大臣

  今回の人事の狙いはですね、いままで農政改革、林政改革に私もかれこれ5年になりますが、取り組んでまいりまして、それに加え水産政策の改革につきましてですね、6月に具体的な方向性がまとまったところ、現実的にそういう状況にあります。ここで人心を一新をして、新しい体制で改革を定着させ、さらに深めていくことが、適当であるというふうに判断をいたしたわけであります。なお、今回の人事で農林省本省で初めて女性局長が誕生することも申し添えておきたいと思います。あと私の主義として個々の誰をなぜこのポストにつけたかということについては、人事の都合上申し上げられないということにしたいと思っております。

記者

  補足で、農政改革、水産改革含めて、その大きな改革というのは、方向性がついたのかなということでいいんでしょうかね。

大臣

  いままでですね、農協改革を始め、様々な改革を、農業もやってきましたし、林業についてもこの国会で大きなシステム改革をやってきました。それで水産も方向性が固まったということでありますので、これで一定の区切りがついていると思いますので、これで心機一転、人心一新でさらに改革を進めていくべきタイミングがきたなというふうに思っているということであります。

記者

  人事の関連ですけれども、新たに事務次官につかれる末松さんは初めての局長級の交流人事で経産省へ行かれたわけですけれども、この辺の経験を何かこう、次官として期待されることはあるんでしょうかということと、一方で井上局長が戻られて、新たな交流人事は今回はこの範囲では見受けられませんけれども、局長級の交流人事の意義と、継続は今回されないのであれば、どういう御判断だったのでしょうか。

大臣

  まず、末松さんの件ですけれども、これはある一つの事柄だけ取り上げて、これが理由でお願いすることとしたというものじゃなくてですね、いろいろ総合的に考えて、彼が適任であるというふうに判断をしたということであります。経産省との人事交流の話ですが、今回の人事ではですね、局長級の交流ではなくて、審議官級の交流に切り替えてですね、今後も継続していきたいと考えております。更にですね、農産物食品輸出に関しまして、両省の連携を強化するためにですね、両省の局長、審議官、課長などからなる輸出促進チームというものを設けることを今、考えているところでございます。また具体化したら御報告させていただきたいと思います。

記者

  局長級の交流人事をやった、2年間やった結果の評価というか、どういうふうに感じていますか。

大臣

  井上局長が、この2年間、いろんな分野で努力していただいたんですけど、特に輸出の面については、経産省との連携に当然プラスであったろうと思いますし、また様々な輸出関連のですね、施策の企画立案においてもですね、今までの経験を生かして、貢献をされたのではないかなと思っております。

記者

  暑さの話なんですけれども、各地では暑さによって、野菜への影響が出ていると思うんですけれども、農水省の方で把握している今の段階での暑さに対する被害ですとか、対策があれば教えてください。

大臣

  まずですね、気象庁の異常天候早期警戒情報などによりますと、今後、平年と比較して、全国的に高温傾向であり、降水量は平年並みないし、少ない見込みというふうになっておりまして、高温、干ばつによる農作物の生育への影響が懸念をされるところであります。このため、農林水産省ではですね、7月の18日に高温・少雨に伴う農作物などの被害防止に向けた技術指導の徹底に係る通知をですね、地方農政局を通じて、都府県に発出をしたところであります。具体的にはですね、作業者に熱中症対策の徹底を求めるとともにですね、野菜、果樹等については、適時・適切な、かん水の実施、マルチや敷きわら等による土壌からの蒸散防止、それから施設園芸については、ハウスの側面の解放や遮光資材の使用による施設内の温度上昇の抑制、畜産については、換気扇による畜体への送風等により家畜の体感温度を低下させることなどについてですね、指導の徹底を図っているところであります。引き続きですね、気象庁が発表する予報等に留意して、適時・適切な技術指導に努めてまいりたいと思います。
  野菜等への影響ですけれども、卸売市場等の関係者からの聞き取りによりますと、7月中旬以降の猛暑や少雨の影響によりまして、群馬県や長野県等が主産地でありますキャベツやほうれんそう、レタスなどで生育不良が見られ、出荷量が減少したことから、東京都中央卸売市場ではですね、卸売価格が平年比1~4割程度、上昇をしているということであります。また、北海道やですね、東北が主産地であります、きゅうりやだいこんなどでは、卸売価格が平年比6~7割程度まで上昇していますけど、これは、6月中旬から続いた長雨、日照不足の影響による生育の遅れなどが原因であります。他方ですね、ばれいしょやたまねぎのように、豊作により出荷量が増加をして、卸売価格が平年よりも低い水準で推移しているものもあります。
  いずれにいたしましても、先ほど申し上げましたように、この技術指導というものを、しっかりと徹底をさせ、価格動向については、引き続き注視をして正確な情報というものを消費者の皆さんに提供するように努力していきたいと思っております。

記者

  人事のことなんですけれども、今度次官に就任される末松さんなんですけれども、2年間農水省を離れていたということで、ここにいる皆さんもほとんど知らないと思うんですが、大臣から見て、この末松さんのいい所というのは、どういう所なんでしょうか。

大臣

  繰り返しになりますけど、私も過去人事当局を経験しておりまして、あんまりですね、個々の人について、なぜこのポストにということは、人事ですから、皆さんもそうだと思いますけど、言えること、言えないこと沢山あるものですから、一つ一つコメントをですね、個々にするのは控えたいなというふうに思っておりますが、繰り返しますけれども、いろいろ考えて、総合的に見て、適任と判断させていただきました。

記者

  ウナギの関係で伺いたいんですけれども、ワシントン条約の委員会がですね、ジュネーブで開かれてたと思いますけれども、大臣のほうに報告は既に上がっておりますでしょうか。

大臣

  事前には聞いてましたけど、結果についてはちょっと聞いてないですね。すいません。どうなったかについては聞いてないので、申しわけないですけど、コメントは控えたいと思います。すいません。

記者

  人事についてなんですけども、退任される奥原次官なんですけども、これまで農協や林政、水産等でですね、いろいろ大きな改革をトップとしてまとめられてきた方だと思うんですが、大臣から見てですね、奥原次官というのはどういうふうなといいますか。これまでの奥原次官の仕事に対することについて、どうお感じでしょうか。

大臣

  この間ですね、いろいろご批判がある中で、農業、林業、水産業の改革の最前線に立ってですね、活躍をされてきた方でありますので、その功績はよくやられたところがあるのではないかというふうに思っているところであります。いずれにいたしましても、改革はこれで終わりということではありませんので、引き続き、人心一新をした体制のもとで、新たにですね、改革の定着・進化をやっていきたいというふうに今思っております。

報道官

  ほかにございますか。

記者

  人事の関係で、今回、新井さんが本省で初めて女性の局長ということですが、他省庁と比べたときに、農水省、必ずしも女性で、このかなり幹部クラスの方は多いとは言えないと思うんですけれども、その辺、今後も含めた女性の登用のあり方について、具体的に何かあればお聞かせください。

大臣

  女性につきましてはですね、私もやっぱり社会でさらに活躍ができる余地があるのではないかと思っておりますので、農林水産省の今後の人事においてもですね、その点は重視をしてやっていくべきであろうというふうに考えています。いずれにいたしましても、初めての局長ということで、新井さんもかなり重責を担うことになっておりますので、しっかりとですね、活躍をしていただきたいと思いますし、また私もサポートをしていきたいと思っています。

記者

  活躍の場を広げるために、何か農水省として今後やっていくこととかというのはあるんですか。

大臣

  個々の人事に際して配慮することと同時にですね、よく彼女たちの仕事ぶりというものをしっかりと見ていくということではないかなというふうに思いますけど。

記者

  あと、事務次官ですけれども、個人としての評価はされないということですけれども、今後、今、改革が続く中での新任の事務次官というお立場に大臣として期待されることというのはどんなことですか。

大臣

  改革をするときにはですね、いろんな意見が出てくるわけでありますので、そのいろんな意見にですね、真摯に耳を傾けてですね、そして本当にやらなくちゃいけないということを確信を持って進めていくことが肝要だろうと思っております。それは私自身も同じでありますけれども。

記者

  人事の関係というかですね、これまで方向づけた大きな改革のほかに、これから取り組むべき課題というのはどういったものがあるんでしょうか。

大臣

  以前、私が8月に就任したときにも申し上げたと思いますけど、まず農業につきましては、今回の国会で流通の改革を、卸売市場法の改正を含めてやりました。新たに、また法律的な対応をどんどんしていかなくちゃいけないということではないと思っていますので、むしろ今、日本の農業が置かれた状況を見るとですね、やはり改革は不可避だと思っていますので、これらの改革がしっかりと根を張ってですね、現場の皆さん、それから団体の皆さん、そして役所、政治が気持ちを1つにして前へ進んでいく環境をしっかりとつくり上げていくということが農業に関しては重要なんだろうと思いますし、林業に関しては、この間の大きな法律が、法改正が通過をいたしまして、市町村の皆さんを中心に新しいシステムが入ってくるわけでありますので、これも円滑にですね、現場で実がある形で展開をしていかなければ意味がないという状況なんだろうと思っています。水産業は具体的な改革の方向性がですね、6月に打ち出されておりますので、この方向性をしっかりと前進をさせていくということが課題なんだろうと今思っているところであります。

報道官

  ほかにございますか。

記者

  総務省とか経産省のほうでテレワーク・デイズというものを入れ始めておりますけれども、農水省でもそういった対応だとか、テレワークに関する対応を何か検討されてるでしょうか。

大臣

  ちょっと、私のところにテレワークについて、どういう取組状況になってるかというのは、すいません、ちょっと承知をしていないのでありますけど、テレワークも1つの、働き方改革の1つだろうと思っていますので、ちょっとよく省内の状況をつかんでみます。すいません。

報道官

  他にございますか。よろしいでしょうか。ではこれで会見を終わります。

以上