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農林水産省

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齋藤農林水産大臣記者会見概要

日時 平成30年9月7日(金曜日)10時54分~11時17分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • (大臣から)平成30年7月豪雨 生活・生業支援パッケージに基づく予備費第2弾について
  • (大臣から)国産ジビエ認証施設の第1号認証について
  • 平成30年北海道胆振東部地震の被害状況等について
  • 平成30年台風第21号による被害状況等について
  • 国際捕鯨委員会(IWC)総会について
  • 中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)北小委員会について
  • 自民党総裁選について

 

大臣

  まず、6日木曜日に発生をいたしました平成30年北海道胆振東部地震でお亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈りを申し上げたいと思います。また、被災をされたすべての方々にお見舞いを改めて申し上げたいと思います。
  農林水産省といたしましては、まず食料を供給できる体制を整備しているところであります。引き続き、被害状況の迅速な把握、被害の更なる拡大防止に全力をあげていきたいと思います。
  本日、私より2点報告をさせていただきたいと思います。はじめに「平成30年7月豪雨の生活・生業支援パッケージに基づく予備費第2弾」についてであります。本日の閣議におきまして、「生活・生業支援パッケージ」に基づく支援に対しまして、第2回目の予備費使用が決定をされました。このうち、農林水産関係では、農業用ハウス・機械の再建・導入支援、追加的に必要となる防除・施肥、種子・種苗の購入等への支援、果樹の収穫物運搬への支援、ため池の応急整備への支援、災害復旧事業について措置を行いました。特に、災害復旧事業では、広島県知事の要望を踏まえまして、東広島市の民有林において、国による「直轄治山災害関連緊急事業」を実施をすることといたしました。
  農林水産省といたしましては、被災した農林漁業者を積極的に訪問して、相談に乗るとともに、この支援対策の周知に努め、一日も早い経営再建に向けて全力を挙げてまいる所存です。
  2点目は、話変わるんですが、「国産ジビエ認証施設の第1号認証」についてです。農林水産省では、有害鳥獣を利用して農村地域の所得に変えていく、つまり鳥獣被害というマイナスをプラスに転じていく取組を推進をしております。この一環といたしまして、本年5月に、安全で良質なジビエの安定供給に資するために、衛生管理等に適切に取り組む食肉処理施設を認証する「国産ジビエ認証制度」を設けたところであります。このたび、この国産ジビエ認証施設の第1号といたしまして、株式会社ARTCUBEが運営する食肉処理施設「京丹波自然工房」、これが認証をされましたので、御報告をしたいと思います。なお、「直轄治山災害関連緊急事業の実施」及び「国産ジビエ認証施設の第1号認証」の詳細につきましては、この後、プレスリリースをさせていただきます。私からは以上であります。

記者

  まず地震についてなんですけれども、先ほど農水として、食料の供給を進めると仰いましたけれども、なんか、その、どのように進めるかのスケジュール感みたいなものがあれば教えてください。

大臣

  まずですね、昨日の午後のですね、農林水産省の対策本部で、必要な際にはですね、直ちに緊急食料支援ができるように、関係部局に対して、食品企業・団体と協力しつつ、準備を進めるようにということで、私から指示をいたしました。昨日中にはですね、関係企業・団体の協力を頂いて、必要な際には、飲料・食品を供給することができるような準備をですね、整えております。そうしたところ、昨晩、北海道庁から被害の大きかった、むかわ町、厚真町、安平町向けの飲料・食料供給1万食分の要請がございましたので、ただ輸送方法を検討しなくちゃいけないので、今、関係省庁と早速協議をしておりまして、自衛隊とも協力して輸送経路が確保され次第、供給していくと。今、こういう状況であります。

記者

  次に地震そのものの影響も大きいんですけれども、大規模停電の影響も非常に大きいと思いますが、この状況について大臣としてはどのように受け止めてらっしゃいますか。

大臣

  そうですね、我々の関係しているところでも、影響が出ているわけであります。例えば、生産の面でですね、搾乳、生乳の冷却、家畜への給水などにですね、停電によって、支障が生じている。もちろん停電による断水の影響もあるんですけれども。それから処理・加工流通の面ではですね、集乳に支障が生じているほか、乳業工場や食肉処理施設なども停電のため稼働できない状況にあるという情報が入ってきているわけであります。ただ少しずつ通電も開始されてきているようであります。また、水産物への影響もあるようであります。冷凍物についても直ちにどうなるかということでもないようでありますけれども、細かいところで影響が出てきているようであります。いずれにしても、我々としては、一刻も早い電力供給再開をですね、資源エネルギー庁にお願いするとともに、状況をしっかり注視をしていきたいと考えています。

記者

  地震とは違うんですが、台風21号でですね、農水の関連で何か被害等の報告があればお願いします。

大臣

  これはですね、台風21号によりまして、現時点においてはですね、風と高潮、2つの特徴のある災害だったと思います。したがいまして、果樹の枝折れですとか、落果、それから農業用ハウス、畜舎などの損壊が風によって見られるところでありますし、高潮と風両方でしょうけれど、漁船、漁業用倉庫等の破損などが発生をしているという報告を受けておりますが、ただ、まだ詳細、状況を把握できている状況ではありませんので、まずは全容の早期把握に取り組んでいるところであります。

記者

  支援等については今後ということでしょうか。

大臣

  そうですね。まだ、今、直ちにということではありません。まずは被害の状況把握に努めてまいります。

記者

  話はちょっと変わるんですけれども、来週、10日から国際捕鯨委員会の総会が開かれますが、商業捕鯨再開の見通しについて、一言お願いします。

大臣

  これは、来週月曜日から14日金曜日まで、ブラジルのフロリアノポリスにおいてですね、総会が開催されるわけでありますが、この総会ではですね、我が国が提案しているIWC改革案、これを商業捕鯨の早期再開に繋げるべく、IWCの資源管理機関としての機能を回復させるために、我々として具体的提案を提出しているわけでありますので、この我々の提案している改革案をですね、実現されるように、そして、商業捕鯨の再開が実現されるように全力で取り組んでいくということに今の段階では尽きるんだろうと思っております。

記者

  今との関連なんですが、地震の関連でですね、厚真町でかなり山林崩壊がありましたけれども、農業被害も多少あるかと思うんですけれども、農林水産業とか食品業全体を見た場合ですね、やはり、停電というのは、一番今回の被害のネックというご認識でしょうか。

大臣

  まだですね、停電以外の影響による農地とか農業用施設への被害、あるいは漁業への被害というのは人命救助優先ですので、せっつくわけにはいきませんので、正直把握ができていないということであります。
  電力の方は、先ほど申し上げましたように影響がでているわけでありますが、これからどのようなペースで電力供給が再会されるのかによりますので、その被害に応じるということでありますので、よく注視をしていきたいし、とにかく早期の電力供給再開を働きかけていくということだろうと思います。

記者

  先ほど地震の影響でですね、乳製品への影響があると仰っていました。具体的に牛乳に関してなんですが、大臣の方に何か話が入っていますでしょうか。また、何か具体的な対策を牛乳に対してとられますでしょうか。

大臣

  あのですね、まず、牛乳についてはですね、台風21号でもですね、実は影響がありまして、9月4日にはですね、北海道から本州に行く太平洋、日本海の2つのルート、それから5日は太平洋のルートにおいて、実は北海道からですね、都府県へ生乳を輸送する船舶がですね、既に地震前に欠航になっております。したがって、都府県では牛乳を製造するための原料乳の貯蔵量がですね、今の件で減少をしていると。また、昨日の北海道胆振地方中部で震度7の地震があって、北海道全域で停電が起きているため、先ほど話したように生乳の搾乳、冷却や集乳に支障が生じているところであります。こうした状況の中でですね、都道府県の生乳需給について、どういう影響があるかというのは、停電がどれくらい続くのか。だいぶ今日、通電がされるようでありますが、それによるといことでありますので、現時点でですね、こうなるという確足ることを申し上げるのは、困難でありますけれども、現場において、発電機の貸借などによりまして、生乳需給への影響が最小限となるようにですね、今、関係団体・関係事業者と一体となって取り組んでいるところであります。
  また、あの、先ほど入ってきた情報によりますと、39の乳業工場が北海道ではありますけれども、7つの工場におきまして稼働が行われるようになったということでありますし、そのほか5つの工場におきましても今準備中であるということでありますので、徐々に回復が見込まれるのではないかと思っております。ただ、学校給食用に関しては、いずれにしても優先的に供給をするということになっておりますので、そこへの支障がないように全力は尽くしていきたいと思っております。

記者

  今の話で関連なんですけれども、停電が続いてですね、酪農も搾乳等ができなくて、出荷ができないのが長期化すると、処分するのにも非常にコストというか、労力もかかると思うんですけれども、その点、今の状況とかですね、農水省として、こう何か呼びかけていくことはありますか。

大臣

  今はですね、申し上げたように、その停電が長期化するとっていう前提で御質問されたと思うんですけれども、そこはどうなるかちょっと分からないところがあります。私どもとしては早期の通電を依頼しているところであり、先ほど申し上げたましたように少しずつ通電ができている状況であります。まだ今の段階でどうするこうすると申し上げることはできないわけでありますが、現状を注視すると同時にですね、一刻も早い電力供給の再開をとにかく働きかけていきたいというのが、今の状況だろうというふうに思っております。

記者

  地震の関連なんですけれども、輸送網にもですね、信号止まってしまったり、JR止まってしまったり影響出ているかと思うんですけれども、特に北海道は野菜の生産が多いかと思うんですが、その辺りの影響についてどのように見られていますか。

大臣

  これもですね、まだ昨日、発災をしてですね、今現場で対応しているところですので、今の時点でですね、どう影響がでるかって見通しを申し上げるのはなかなか難しいなと思うわけでありますが、ただですね、例えば、東京のですね、中央卸売市場などに昨日6日に入荷した、北海道産の野菜は、まだ地震発生前に出荷されたものでありますので、当然のことながら影響は見られないわけでありますが、この時期のですね、トマトやタマネギなどの東京都中央卸売市場における主要な入荷先は北海道であるということもありますので、今後はこの地震による停電やあるいはその輸送網によってですね、これらの品目の集荷や選別・輸送等が滞り、出荷量が減少することで、価格への影響が出てくる可能性があるというのが現時点で言えることだろうと思っておりますが、いずれにしても被害状況の迅速な把握に努め、引き続き価格動向を注視するとともに、とにかく災害対応を迅速にやっていきたいというふうに考えています。

記者

  2問あるんですけど、今のに関連するんですけれども、輸送網が滞ることによって、サンマなど北海道の魚とかが本州に来るときの影響、本州だけじゃないかもしれないんですけど、そういった価格への影響をどういうふうに考えられるのかということと、あと、2問目なんですけれど、山地などが崩壊したりしていると思うんですけれど、ダムなど安全性への影響も教えてください。

大臣

  まず後者のほうからいきますと、先ほど申し上げましたけれども、我がほう、国や道が管理をしている農業用ダムにつきましてはですね、厚真ダムと、それからもう1つ、瑞穂ダムにですね、異常が見られたということで、それを今対応をしているということであります。先ほど省内の会議で申し上げたとおりであります。それから、産地への影響はまだこれから被害が把握されてくると思いますので、今の時点ではどういう被害があるかというのは上がってきておりません。それから、水産物への影響につきましては、これは物流だけではなくて、停電の影響も当然あろうかと思っております。実際に、今回の停電によりまして、水産物については荷さばき所や卸売市場の製氷機、冷凍庫、こういうものが使用できないという影響が生じています。業界のほうに聞いてみますと、一般的な冷凍庫であれば、1週間程度の停電であれば冷凍加工原料に大きな影響はないだろうというふうに聞いております。一方、鮮魚につきましてはですね、保冷機能を有する大型トラックに移しかえると。これはガソリンで冷やすことができますので、そういう対策を講じているという声もありまして、現場段階で当面の応急対策は進められてるんだなというふうに認識をしています。他方ですね、業界団体によりますと、昨日の加工作業向けに既にもう解凍していた水産加工原料、これが使えなくなったですとか、それから、すり身の原料については傷みが早いので、1週間程度停電が続く場合には損失が出るだろうとか、そういう報告も受けておりますが、いずれにしても、道路がどういう復旧になるか、あるいは停電がどういう回復状況になるかによりますので、よく注視をしていきたいというふうに考えています。

記者

  北海道の地震の関連で、酪農への影響なんですけど、停電によって既に生乳を廃棄されてる酪農家もいる中で、その廃棄分を補償するような対策とかっていうのはあるんでしょうか。

大臣

  ちょっと今はですね、まずその現状どう手を打つかということのほうを優先で、例えばどういうふうに電力を再開するかとか、ちょっとその先どうするかは、まだ被害状況を見てからいろいろ考えていきたいと思っていますが。

記者

  話題は変わりますけども、今日、自民党の総裁選が始まりますけれども、大臣がメンバーである水月会の石破さんも立候補を表明されてますけれども、総裁選にはどういう形でかかわられるなり、臨まれるのか、お考えをお聞かせください。

大臣

  党の話について農林大臣として、この大臣の記者会見で答弁するのが適切なのかどうかよくわかりませんが、私は石破派の一員であり、安倍内閣の一員でありますので、ということですね。ということです。

記者

  特にどういうスタンスでというのは。

大臣

  だから、石破派であり、安倍内閣の一員であるということですね。

報道官

  他にございますか。

記者

  重なる質問で恐縮ですが、生乳に関してなんですが、改めて、廃棄等に関しては、改めて確認はもろもろとられてる。

大臣

  確認というのは。

記者

  大臣のほうにも報告は。

大臣

  上がってます。既に廃棄が行われているし、ということについてはですね。

記者

  どのくらいの規模でというところも。

大臣

  そこはちょっとまだわかりませんが、現場でできる限りの対応をしてると思いますので、そういうのも含めてですね、これからだんだんと把握ができてくるだろうと思います。今はまだ人命救助とかそういうのを、けが人とかそういうのを優先されてる状況だと思いますので。

記者

  重ねての質問で恐縮なんですけど、先ほどのダムの話で、人命に直結するというような、危険が及ぶようなことは今のところないと考えてよろしいですか。

大臣

  ないと思います。可能性があるのはダムの話だと思いますが、これから同じ規模の余震が来たらどうなるかとか、そういうのはちょっとあれですけれども、先ほど申し上げたように、既に手を打っておりますので、現状において心配するような状況にはなっていないだろうと思っています。

記者

  生乳に関してなんですけれども、先ほど、地震の前から台風の影響で逼迫ということでしたけれども、そうすると今後の見通しとしても、首都圏を含めて足りなくなってくるといいますか。

大臣

  繰り返しになんですけど、電力さえ通ればですね、急速に事態は回復していくんだろうと思いますので、その状況がわからないと、今の時点でですね、確たることをお話しするのはちょっと難しいですね。

記者

  電力、停電が長引くことが心配されると。

大臣

  それは当然、生乳に限らずですけど、いろんなところに影響が出ますよね。

報道官

  他にございますか。

記者

  マグロの国際会議なんですけども、大臣のところにどんな感じでしょう。進捗でどんな感じで入ってますか。

大臣

  当然ですね、我々の提案を一生懸命主張はしているところでありますが、やはりいろんな意見が出てきてるようであります。まだ会合が終わっていないので、私のほうから途中経過を話すのはちょっと控えたいとは思いますけれども、その資源量はまだ回復途上じゃないか、そういう状況で上限を引き上げるというのはですね、時期尚早だとか、非常に厳しい意見も出てるようであります。いずれにしても、最後まで会議は終わってないですから、努力を続けるということに尽きると思います。

報道官

  他にございますか。よろしいですか。それでは会見を終わります。

以上