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農林水産省

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𠮷川農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年7月29日(月曜日)15時50分~16時05分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • 全国的な低温及び日照不足による野菜等への影響について
  • 豚コレラの発生県増加に対する今後の対応について
  • 大阪堂島商品取引所のコメ先物の本上場申請取り下げについて
  • 諫早湾干拓事業における請求異議訴訟の上告審弁論結審について

 

記者

  1問、お聞きしたいと思います。今日、関東地方が梅雨明けとなりましたが、7月は天候不順が長く続きました。コメや野菜の生育状況が懸念されるところですが、農水省として現在の状況をどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

大臣

  やっと梅雨明けになりまして、本格的な夏がまいりました。全国的にですね、気温の低い日が続いて日照不足となっておりました。特に東北南部から関東以西におきまして、7月前半から気温が例年よりも低くですね、日照時間も少ない日が続いておりましたけれども、先週半ば頃から、気温や日照が回復をしているところでもございます。野菜につきましては、日照不足による生育の遅延等で価格の上昇が見られておりましたキュウリあるいはトマトなどはですね、天候の回復に伴って、出荷量が増加をしておりまして、価格は平年並みに戻りつつあります。
  こうした状況を踏まえながら、7月26日に発表いたしました「野菜の生育状況及び価格見通し」につきまして、主要野菜の生育状況や価格はですね、概ね平年並みで推移する見込みと公表をいたしたところでもございます。
  また、水稲につきましては、6月までの気象条件が良好であったことから、現時点での生育はですね、概ね順調と認識をいたしております。しかしながら、先日の台風6号など災害の発生し易い時期でもございますので、引き続き、野菜・水稲の生育や価格の動向を注視をしていかなければなりません。必要な指導ですとか、消費者に対する適切・正確な情報発信を今後も行ってまいりたいと思います。

記者

  私から1点、豚コレラについてお伺いします。24日には新たに三重県でも発生が確認されました。愛知、岐阜に続いて発生県が3県に増えた状況をどう受け止めていらっしゃいますか。また今後、どう対応していきますか。

大臣

  今月の22日に、三重県いなべ市の農場、26日に岐阜県恵那市の農場から飼養豚が死亡したとの通報がありまして、精密検査を行なった結果、それぞれ24日及び27日にですね、32例目及び33例目の豚コレラ感染が確認をされました。三重県及び岐阜県の発生農場はいずれにおいても、10キロ圏内に陽性の野生イノシシが確認をされておりましたことから、監視下におき、毎日の報告を義務付けていたところでもございます。岐阜、愛知に続きまして、三重県で発生したことを大変、私自身も重く受け止めております。当該3県に加えてですね、近隣の6県に対しまして、養豚農場の速やかな巡回指導及び指導結果の報告を指示をしたところでもございまして、飼養衛生管理基準の遵守徹底にですね、努めてまいりたいと思っております。
  長野県を含めてですね、近隣の県等々に対しましては、防護柵、更にはこれからも経口ワクチン、どのように散布をしていくかを含めて県、あるいは養豚協会等々、関係者の皆さんにもですね、十分な今、説明、更には話し合いを進めているところでもございます。
  特に長野県は御要望もございましたので、飼養衛生管理基準を含めた今までの対策、それから今後とる対策等々の説明会を近いうちに開催をしていきたいと思っております。そしてまた、関東近県におきましてもですね、予防的な意味合いも含めてですね、今申し上げましたような説明会も開催をする予定でございます。
  そして新たに出た三重県でありますけれども、ここも含めてですね、県との十分な連携をとりながら、今までとってきた対策、今後とるべき対策、県の要望も踏まえながら養豚協会はもちろんでありますけれども、徹底的にですね、できることはなんでもやるという気持ちを持ちながら、対応をいたしていきたいと考えているところです。

記者

  もう1点なんですけれども、発生県が3県に拡がったことを踏まえてですね、飼養豚へのワクチン接種について改めて、現時点ではどう考えていますか。

大臣

  飼養豚へのワクチン接種につきましてはですね、これまでもいろいろと申し上げてまいりましたけれども、非清浄国とみなされないということが最も大切であろうかと思います。その場合ですね、ワクチンを接種ということになりますと、例えばですね、岐阜県であれば、岐阜県内で出荷をしていただく、他の県には、他地域には出荷はできない、それでワクチンということになるのがいいのかどうなのかということも含めてですね、いろいろと今、県と、養豚協会を含めてですね、話し合い、相談をしているととっていただいて結構だと思います。ただし、これはですね、OIEの基準から今、私がお話を申し上げたのでございまして、OIEの基準からいきますとですね、ワクチン接種豚に関しては、その県内で出荷をしてほしいということ、それ以外は清浄国とはみなされないということになっていきますので、非常にセンシティブなところもございますので、やはり慎重にですね、いろいろな方々の意見を聞きながら、やっていかなければならないかなと思っておりまして、まだワクチンの接種を決めたわけではありません。いろんな課題がございます。

記者

  豚コレラの関係で早期出荷というものをやるということを従前から決めていたわけですけれども、なかなかまだ実行に移されない、遅れている背景があれば教えていただけますでしょうか。

大臣

  確かに早期出荷を決めてからですね、時間が経ってますので、かなり遅れているのではないかという、そういうふうにとらわれがちでありますけれども、例えば愛知県におきましては、定例会において、補正予算というものを作っていただきました。地元負担というものもございますので。そういったことを含めてですね、まもなく8月には早期出荷の段取りがついております。更には岐阜県でありますけれども、ここも4農場が早期出荷を希望いたしておりますけれども、この4農場に対してですね、実施の団体と言いますか、主体となる実施主体がきちっと決めていただかないと、早期出荷ということはできません。そういった手続きがまだ、残念ながら岐阜からは上がって来ておりませんけれども、岐阜も知事を始めですね、早期出荷を早くやろうということをお決めをいただいたこともありますから、間もなく、早期出荷ができるのではないかと思っております。日にち等々がまだ確定的ではありませんけれども、8月上旬とみていいのではないかと思います。決まりましたら皆さまにはしっかりと担当の方から報告をさせていただきます。

記者

  確認なんですけど、これ、実施団体は養豚協会みたいな、そういうところになるっていう理解でいいんでしょうか。

大臣

  言ってみればそういうところだろうと思います。詳しくはまた、担当の方から報告させます。

記者

  コメの先物取引なんですけれども、大阪の堂島商品取引所がですね、本上場から試験上場に申請を切り替えることを決めたんですが、それについての受け止めと、改めてですけれども、なぜ本上場のですね、基準を満たしていないと判断したのか、改めて御説明をお願いいたします。

大臣

  本日ですね、大阪堂島商品取引所が臨時総会を開催をして、コメ先物の本上場申請を取り下げるとともに、試験上場の申請を行う旨を決議したことは承知をいたしております。今後、試験上場に係る申請内容を十分に精査をしなければなりませんけれども、その上で、上場期限である8月7日までに、商品先物取引法に基づき、適切に判断をしてまいりたいと思います。
  なぜかということでありますけれども、前回も申し上げたかもしれませんけれども、商品先物取引法に基づいて、判断をしていく必要がありますのでですね、これはですね、先物取引を公正かつ円滑に進めるために十分な取引量が見込まれることが大切なんですね、そして更に、コメの生産及び流通を円滑にするための必要かつ適当であること、ということが本上場の基準にもなっておりますので、その基準に達していなかったということになるのではないかと思います。

記者

  追加なんですけれども、試験上場について前向きに受け止められているのか、どうなのかというところ、大臣の受け止めはいかがでしょうか。

大臣

  それはまだ申請がですね、審査の前でございますので、私の方からはお答えは差し控えさせていただきたいと思います。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。時間の関係がございますので、あとお一人とさせていただきたいと思います。

記者

  先週末に諫早湾干拓事業の最高裁弁論が行われまして、結審いたしましたが、大臣の受け止めを教えてください。

大臣

  7月の26日にですね、最高裁において、請求異議訴訟の弁論が開かれ、国は、昨年7月の福岡高裁判決が国の請求を認容したのは正当である旨主張したところでもございます。なお、判決日は追って指定されることになったと承知もいたしております。引き続き、諫早湾干拓事業をめぐる一連の訴訟についてはですね、関係省庁と連携して適切に対応してまいりたいと思います。これは係争中の訴訟に関わる事項でもございますので、具体的な対応についてお答えすることは私からは今、差し控えさせていただきたいと思っております。

記者

  もう1点。弁護団が弁論の中で、そもそも確定判決を守らないということについて、無法者だという強い口調で批判をされてるわけですが、それについての受け止めも教えてください。

大臣

  弁護団の言われることは、それは裁判の中での言われていることでもございますので、私はそのことにつきましてはですね、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

報道官

  では、以上で終了させていただきたいと思います。

以上