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農林水産省

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𠮷川農林水産大臣記者会見概要

日時 令和元年8月8日(木曜日)9時58分~10時10分 於:本省会見室
主な質疑事項
  • 平成30年度の食料自給率について
  • こども霞が関見学デーについて
  • 靖国神社参拝について

 

記者

  食料自給率についてお伺いします。まず一昨年度から昨年度に見た場合に、37%に下がりまして、過去最低となりました。まず受け止めを聞かせてください。

大臣

  平成30年度のカロリーベースの食料自給率は、前年度より1ポイント下がりまして、37%となったところでございます。その主な要因でありますけれども、多くの品目で生産量に大きな変動が見られなかった中で、小麦について、主産地であります北海道において、昨年6月中旬から7月中旬にかけての低温ですとか、あるいは日照不足によりまして、単収が平成23年以降で最も低かったことですね、更に大豆についても、北海道・北陸・東北等の天候不順の影響で全国の単収がですね、平成17年以降で最も低かったことなど、天候不順により一部の品目で国内生産量が大きく減少したことがマイナスに寄与したものであると考えております。
  また、畜産物につきましては、需要の増大に対応して国内生産量が堅調でありましたものの、天候不順による飼料用作物の減少に伴う飼料自給率の低下を通じて、国産熱量が減少したこと、更にですね、国内生産の増加を上回る形で輸入品が増加したことがマイナスに寄与したと考えております。なお、生産額ベースの食料自給率は前年度並みの66%となりました。
  今後とも、食料自給率の向上に向けまして、国内外での国産農産物の需要拡大や食育の推進、消費者ニーズに対応した麦、大豆の生産拡大や飼料用米の推進、更には付加価値の高いですね、農産物の生産・販売や輸出の促進、そして、優良農地の確保ですとか、担い手の育成の推進、ここは最も大切な部分だと思いますけれども、といった各種のですね、施策を講じていく考えでございます。

記者

  食料自給率なんですけれども、もう1点質問でして、一昨年度から昨年度も下がりましたけれども、長期的な傾向として見ても上がらないという状況が続いているかと思います。生産基盤の弱体化という指摘もあるかと思いますけれども、一向に上向いてこない要因をどう見ているか、また45%という目標がありますけれども、そこに向けてどう取り組んで行かれるか、説明お願いします。

大臣

  我が国の農業者はですね、長期的に減少傾向にありまして、高齢化も進展をしております。今後も、昭和一桁世代のリタイアなどによりまして、大幅な減少が見込まれると考えております。また、耕地面積も減少傾向にございます。このような状況を踏まえますと、我が国農業は今まさにですね、構造調整の最中にあると認識もいたしておりまして、生産基盤の強化を図ることが最も重要だと考えております。このために、優良農地を確保しつつ、一つは担い手への農地の集積・集約化、 二つ目には新規就農の更なる促進、そして三つ目でありますけれども、スマート農業の導入によります生産性の飛躍的な向上、四つ目には農地の大区画化・汎用化などをですね、積極的に推進していく必要があると思っております。
  また、国内におきましては、麦や大豆、畜産物などについて国産品への潜在的な需要が大きくですね、海外では、高品質な日本の農林水産物への需要はまだまだ拡大するものと考えておりますので、食料自給率の向上に向けまして、国内外での国産農産物の消費拡大や食育の推進、 更には消費者ニーズに対応した麦、大豆の生産拡大ですとか、飼料用米の推進、更には付加価値の高い農産物の生産ですとか、販売や輸出の促進といった各種のですね、施策を講じていく考えでもございます。

記者

  自給率の関係のところで、長期的な低下傾向の理由に、コメ消費の先細りということが一つに指摘されているかと思いますけれども、自給率の向上に向けて、コメという部分ですね、コメ消費や輸出拡大に向けてどう取り組むか、具体的なお考えを聞かせていただければと思います。

大臣

  今後の農政の方向というふうに考えてもいいのではないかと思いますけれども、まずはですね、コメの輸出に関しましては、大変嬉しいことに中国にコメの輸出ができるようになりました。更にですね、こういった中国への輸出を含めて、コメの輸出ということをですね、各地域、海外に対してのですね、一層の輸出力というものをつけていかなければという思いはもちろんございます。
  「農林水産業・地域の活力創造プラン」に基づきましてですね、若者の皆さんが希望の持てる「強い農業」を実現するために、農業所得の向上を目指しております。経営感覚にあふれる農業経営体の育成と、これらの農業経営体がですね、自らの経営判断に基づいて作物を選択できる環境の整備というものを作ってきたところでもございます。この間ですね、農業者の皆様方の努力によりまして、主食用米から実需のある麦ですとか、大豆等への転換も行われてきました。更に業務用・加工用向け野菜の生産拡大ですとか、果樹における品質向上ですとか、畜産における家畜の増頭等ですね、需要に応じた生産ですとか、付加価値の向上、更には輸出の取組が着実に今、進んできているものと考えております。この結果ですね、農業総産出額が、収益性の高い畜産や野菜を中心に、3年連続で増加をいたしておりますので、過去18年で最も高い約9兆3千億円にも達しております。そういった背景もございますので、更にですね、こういったことを含めて自給率の向上にむけて、しっかり取り組みもしていかなければならないと思っております。
  それからコメの輸出は先ほど申し上げましたけれども、コメのですね、需要の拡大というものもですね、わりかしミスマッチが起きている部分があるんです。例えば業務用のお米がですね、ものすごく求められております。そこで、もちろん主食用米をたくさん作っていただくということも生産者にとっては大変意欲が出て素晴らしいことだと思いますが、生産段階で業務用、加工用米にしっかりと、お米が実需者が求めている、そちらの方にも向けられるようなですね、そういう対策というものもこれからはですね、私は政策統括官の方にも指示をいたしておりますので、そういったミスマッチが出ないような形を取り組んでいかなければと思います。そういったこともまた、自給率の向上にも繋がっていくのではないかと思っております。

報道官

  ほかにございませんでしょうか。

記者

  昨日と本日と、こども霞が関見学デーが行われておりまして、大臣室にもお子さんが見学にいらしておりました。昨日午前の回でも食料自給率の質問が子供から出るなど、記者顔負けのお子さんもたくさんいらしたと思いますが、取組について一言と、お子さんと実際に触れ合ってみての御感想を一言お願いします。

大臣

  食料の自給率については今申し上げましたので。昨日の午前と午後と2回、こども霞が関見学デーで大臣室に都合30人以上の子供たちがお出でをいただきました。大変子供らしい素朴なしかも、率直な御意見、御質問等々も頂戴いたしまして、農林水産の、日本の食料の大切さというものを少しでも感じ取っていただければ、嬉しいなと思いまして、一生懸命対応をさせていただいたところでございます。
  霞が関見学デーは、農林水産省、最も人気の高い省庁だということで、大変嬉しく思います。今日もこのあと、午前と午後ございますので、どうぞ記者の皆さんもおつきあいいただければありがたいなと思います。率直な子供の御意見というのは大変、我々も勉強にもなりますので、しかも、一方ではですね、私も緊張して子供たちを迎えております。

記者

  初回ではサインを求められる場面もあったかと、結構囲まれているような状態でしたけれども、お子さんに何て書かれたか伺ってもよろしいでしょうか。

大臣

  それはお子様に聞いてください。それは秘密にしておきましょう。ただ、サインをくださいと言われた子供たちの名前ですとか、もちろん私の名前も書きました。

報道官

  時間もございますので、あとお一方とさせていただきます。

記者

  来週15日に終戦記念日を迎えます。靖国神社への参拝のお考えがあるかどうか、教えてください。

大臣

  個人として適切に判断したいと思っておりますが、今のところ、私の予定には、今のところございません。

報道官

  以上で会見を終了します。どうもありがとうございました。

大臣

  ありがとうございました。

以上